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それから、それから、
時代が吹き飛び
ビルが、街ごと飛んでゆくつよい風のなか
許しは君の笑み
涙は僕の頬を伝って
声にもならないけれど、
判るね?

忙しく、電話が鳴り
ファックスを ....
星々を吊るした 天空を仰いで 
今夜も眠れない、
自由へとつづく 格子の窓辺
月の海へと拡がる街、勝手気ままな娘たち。

やみくもに走るジャガー、ながれる孤独 点滅するその愛、
左折だ!  ....
ドドドドドド、
推力の弱ったオレンジ色の火炎の噴出が 必死に重力と戦いながら、
ゆれる機内/船長はすでに死んでいる 制服のレミ、おまえしかいないよ
地上まであと20キロ 19キロ 18キロ・・・ ....
そのあと、
乾いたシーツの上に キミがいた。
あかく痛んだ髪が つかの間に そよぐ
涙さえ、冷えた笑い
すぎてゆく からだの 華奢な線。

――ほかに好きな人ができたの

そんな君たち ....
ピカソみたいに一日じゅう
セントジェームスのシャツを着て
たくさんの女と子どもたちに囲まれ
好き勝手に暮らしたい

白くない砂浜に
空のペットボトルが漂着し
三ツ矢サイダーだの
おーい ....
「高価なロボットを作る努力よりも、人間そのものを機械として扱う技術を開発する方が明らかに発想としては勝っている。
彼ら人間は、高い欲求をみたすまえにより低レベルでの欲求にふりまわされて生きているので ....
「狐つき」

こん と ないてはなりませぬ
こえをあげては なりませぬ
とられたくない だいじなものは
かくしておかねば なりませぬ

くらいよみちは こわいけど
ふきさすかぜは つら ....
{引用=
雨あがりの 虹 ユメの様につづく 昼さなか
なだらかな坂道を ものがなしい 暗い絵を えがいて
ころがる 酒樽。意味を 多重に含ませながら
メタモルフォーゼ し(詩)、よろこびととも ....
今朝卸したばかりのお洒落なパンプス
爽やかな淡い色合いのパンプス
新人さんと間違えられたくない思いで
ヒールをちょっと高めにしてみた
でもつま先はさっきからストッキング越しに
どこか逃げ道を ....
君に


 君の心と僕の言葉が反対を向いてどうしようもない時は
 僕のことをへちまのちんちくりんと見なして
 うっちゃってくれればいいよ

 僕は少し酢とかにんにくとか
 鼠の尻尾とか ....
遠い場所で
世界が裂けて
私はここで
それを眺める
映画のように
楽しみながら
眉根を寄せて
嘆く演技で

遠い場所で
悲鳴があがり
私の中の
血が騒ぐ
同情しながら
腹が ....
        みることは きくことです
     きこえることは みえることです
   そして おもいが なみうつことです
 
    そのうえ くちびるをむすぶことで
 とびかう よじげ ....
      潮風にのって白髪が
      飛散するのを
      じっと 
      唇をかみ締めて
      耐えていた、
      (藤壺を舐める舌の痺れ)
     ....
ポラロイドカメラで
港の夕焼けを閉じ込めた

一瞬の空を
たった1枚の写真に収めようなんて
我ながら
驕ってみたものだけれど
その1枚は確かに
僕の指先で

月にも負けず輝き続けて ....
詩人は
小心者で繊細な癖して
意外とだらしない
ちらかった原稿用紙の上
飲みかけの缶ビール
吸殻だらけの灰皿
空の100円ライター
そして一冊の詩集
ボードレールの悪の華

詩人は ....
街中を歩いていて
誰が詩人か
ひと目で
わかるのだろか

詩人らしい格好
たとえば
ベレー帽とか
黒っぽい服装に
サングラス?

詩人は
多分貧乏
だろうから
ブランド品な ....
おいらは死にたい
死にたいよ

ネクタイで首を
吊ろうと思ったが
何故かおいらはクールビス

 死にたい
 死にたい
 死にたいよ

飛び込む電車に
サラリーマン
サラ金地獄 ....
何故かホームレスは街に棲む
しょざいなげに地下道に
初夏の花咲く公園に彼らは居る
両手いっぱいに袋を下げて
おきまりのレゲエ状態のヘアスタイル
かの国でも何故か彼らは
ショッピングバックを ....
誰かに
みせつけるように
差し出した
蒼白い手首に残る
ためらい傷一筋
取れかかった瘡蓋
赤い傷口に
鈍く光る刃先

何故に
ためらったのか
死の際で垣間見た
希望と言う名のま ....
思想が消え去った
世の中で
金の重さだけが
身にしみる

生の果てに迎える
死でさえも
路上で死に絶える者と
大学病院で手厚く
看取られる者がいる

同じ死であっても
同じ死で ....
玄関を開けると ふっ と
新茶が香る
こんな深夜にも
茶工場はフル操業中で
その明かりだけが夜目に眩しい

工場の前を過ぎる
明かりが背後に遠ざかる
街灯のない土手の草むらで
気の早 ....
産んでしまってごめんなさい

とは
結局誰も
言えなんだ


気付いていなけりゃ
放っておいてあげなさい
幸せと云うものは
決して
与えて得られるものではないのです
下手に
 ....
[バリケードのこっち側]


その前日
あたしは工場で残業した
まんまるいちんち段ボールの箱と格闘して
それでもまだ働けとベルが鳴った

自転車をこいで家に帰ると
戦いは明日だと言う ....
生田 稔さんの自由詩おすすめリスト(1463)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風の街_ゆらぐ心に- atsuchan69自由詩3*06-6-6
ジャガー- atsuchan69自由詩3*06-6-3
帰還- atsuchan69自由詩4*06-6-2
キミが好き!- atsuchan69自由詩3*06-6-1
セントジェームスのシャツを着て- atsuchan69自由詩3*06-5-29
機械の暮らし- atsuchan69自由詩3*06-5-28
狐月夜の物語_(三つの狐つきのうた)- 降旗 り ...自由詩17*06-5-27
ディオニソスの宴_★- atsuchan69自由詩5*06-5-25
Blue_Note(斜光線)- 恋月 ぴ ...自由詩27*06-5-23
君に- 水在らあ ...自由詩12*06-4-22
亀裂- 澤井ハツ自由詩106-3-25
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こころみ__3- るか自由詩2505-9-1
ポラロイドカメラ- 士狼(銀)自由詩10*05-8-15
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新茶の季節<真夜中編>- 佐々宝砂自由詩804-5-4
善処- 北村 守 ...自由詩204-1-19
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