すべてのおすすめ
CNNのさっきのニュースふたつが頭から離れない
太陽光発電のやり過ぎで
平均気温が2.8度も下がってしまったマダガスカル
最後の個体だったボノボの雌、ヴァレンティーナの死
マダガスカル ....
戦、
意味血嫌う、他が
ささくれ、山のは、乱れ桜
すがもの、夢の羽、チリチリ払ふ
意味裂き、好きこのむ
たゆたき、幻、優雅なき日
寒さ故にて、君分かつ
としゅつ、変わるめ ....
僕が
細い管につながれないと
生きていられなくなったなら
家に帰して
生命維持装置なんて
いらないから
最期の時まで
自分の力で
生きられたなら
僕は僕を褒め ....
ぼくはさむ風を知っている
ほどよくちぢこまる肉体が ....
死に絶えた 月
沈まない ゆめ
くるむ 波
残像は まぶしい木漏れ日
ゆずる まほろば
流れ 触れる 紡ぎ
背中 を見せる 扇
かえり ゆれる さだめ
海 が ....
あ ちょっと
そこの
なにやらごたいそうな ....
さよならで固まる
夜が明ける 人が行く
陽が差す 酸性雨に降りしきられる
あの小さな子がこんなに大きくなる
区画整理が始まる
建て替え決議がなされる
....
君のはじける姿は
幼い日の風船のように
希望で膨らむばかりだから
僕は思わず手を放して
遠くに飛ばしてみたくもなる
君のうつむく横顔は
やぶれた日の夕焼けのように
そっと時を抱きしめ ....
♪私ゃ もめろ川の 梅の花 コーリャ
あんたほーれ この部落の 鴬よ
開花前から 条例違反
蕾のうちから 突いてくる
(ハァ どんと来い どんと来い)
♪俺よ 政治屋の 徒 ....
{引用=詩集『カエルトコ』より; 2}
●Junk
風が辿り着く
ジャンクの帆布のはためきに
子供は寝言を呟く
●Soldiers' Home
むせ返るジャン ....
ひしめきあう一日のあとに
コップを倒した夜は零れる
子猫の駆けた路地裏に
白い平らな月は滑る
風は
影の上に重なる雪をおくり
この街の色やかたちをおくり
世界はひ ....
風花の
細雪が落ちてきた
七輪の上にのっている
二つきりのホタテにも
降る度に
曇った空を見上げると
雪はいつも
遊びながら落ちてくる
ときどき気まぐれに
°し 。
....
38億年分を10ヶ月の間で
駆けぬける赤ん坊は
腹の中 ある時期になると
両腕に生えている立派な羽根を
一本一本抜いてゆきます
その間に
両足はするすると伸びてゆき
指先に爪が生え
....
せとぎわ
おとこのわらいごえは
打破破破破、で
でも
おんなのわらいごえは
不不不不不、だった
それは
おとことおんなのかげで
苦苦苦苦苦、と
おとこのつまがわらいをこらえているのを ....
ほうきを四角い床の
ひとつひとつに這わせて
角のゴミはどーして
掃いても掃いてもでてくるんだろうと
いつまでも、掃いていたら
「よう、後輩、なにを、
そんなに真剣にほじくりかえしてる ....
今朝、レモンを産んでしまった
それは、色も形も匂いもレモンそのものだった
もし産んだのが卵だったら対処のしようもあったろうに
なんでレモンなんか産んでしまったんだろう
レモンに耳をあてると ....
「私は挽歌はうたわない」
あした逝く人よ
きみの魂とやらが平安でありますように ....
あたりには
草木いっぽん見あたらないのに
空から突然 ....
カミソリがはったあとのわたしの
あしのうえをあなたの太いゆびが
なぞっていく一日中はたらいた手
血管が痛ましくぷくっと浮き出し
わたしから吹く湿った風をすうと
まるで泣きながらママのもとへと ....
1.
かめはめ波のポーズで
洗濯物に影をつくるその細かなしわから
隙間に入るハイパワーの酵素になって
ぼくは自分の皮膚の細胞のそのわずかな隙間から
入り込んでしまったくだらない時間を ....
† オーロックス
1627年 絶滅
現在の牛の直接の祖先。特にホルスタイン種は直系の子孫にあたる。
先史時代の洞窟壁画に描かれている牛らしき動物は、ほぼこの動物、
オーロックスだと ....
アメリカは 君の夢を叶える!
才能と努力は 君を有名にする
美貌と博愛は オスカーへの早道
非凡と追従は VIPへのパスポート
大胆と細心が トランプ・タワーの資材
American D ....
やさしい 風 に
月 が ついてくる
まわり道
草原 の じゃり
心 やすらぐ場所 は どこかな
踏み潰した草 の
やわらかい感触に
ひとりで 歩く事さえ
....
うたにならないかもしれない
ことばたちの集い
演歌がいいぜぇ
漁師ものとかよー
ウチのひらがなヤツはよー
出番が少なくていけねぇや
なら、動揺かい?
この年になってまでかい? ....
ダイエットしなきゃ、が口癖の姉
断食して水だけ飲む生活をやってみたり
耐え切れなくなって、
林檎や人参ジュースに切り替えてみたり
その結果、
ほんの数?落ちてたりすると
それだけで、すぐに ....
木の芽 くすくす
爆発寸前!
春のくす玉
一番最初に
ひもをひいたの
だあれ?
水仙のラッパ
ファンファーレが聞こえるよ
寒い季節だから聞こえるよ
「出ておいでよ!!」
「一緒に遊ぼうよ!!」
聞こえるよ
北風のピッコロ
水仙のラッパ
コタツのもぐり姫の私に
....
青い
空
届かない
朝
ショルダーバック
一冊の詩集
金閣寺へ
参道
しゃがりしゃがりと 修学旅行
右に左に 掻き分ける
楓や ....
届いたのは
明日の朝刊だった
あわてて死亡欄をチェックし
自分の名がないことに安堵する
そのあとゆっくり
予定を手帳に埋めてゆく
らんららん 出張中の男の洗濯をしようと乙女心を持参しアパートへ向かったら
まさに今 女にまたがろうとしている男と遭遇
鍵をかけていても私は合鍵を持っているのだから男の防衛策意味なし
セコムしてな ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23