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自由になりたい
自由になりたい

っていうのが
口癖だったわけ

そしたら朝起きたら
翼がついてたわけ

そりゃもう嬉しくてね
飛びましたよ

ぐるぐる
ぐーるぐる

で ....
あの閃光が忘れられようか
瞬時に街頭の三万は消え
圧しつぶされた暗闇の底で
五万の悲鳴は絶え
  ・
  ・
 (中断)
ウズマクケムリガウスレルト

ビルディングの裂け目を縫うよ ....
プラズマ放電のなか生まれ落ちた

ハイパーコダマこんじきの馬体



かの女の競馬熱は
とどまるところを
知らない こんやも
カクテルライトに浮き沈み
ターフのへりにぶ ....
海はすっかり赤ワインで
空はすっかり酔っているのに
うみろばはまだやってこない

ところで
したり顔でカイが言うには
うみろばの役目は
海馬のはんたいなんだって
海馬ってなんだか知らな ....
シャワーは
なかなか熱くならない
歯がカチカチ鳴る
なんでこんなことになったんだろう
鏡のなか
寒さに背を丸めた女が
涙でにじむ
冷たい水が排水口に吸い込まれていく
湯舟につかるわ ....
私の中で
溢れかえる
歌の波
止まらない
止まらない

この心が
つむいでゆく
言の葉たち
次々と
次々と

忘れられない思い出と
今も消えない傷跡

私はただ歌う
誰 ....
あなたに手紙をかいた
ながいながいマフラーに
愛情だの執念だの絶望だの
うらみごとを鈎針でえんえんと
かきつづけた

読み返そうと
手繰り寄せたマフラーの編み始めに
秋が見える

 ....
思いきって体を展開
次のうち正しく人体となる展開図はどれか選べ




の中に答えはあるのか
さらに思いきって
らせんを分解
写真1のヒトを示す遺伝子の正確な塩基配列はどれか ....
冬に匂いなんかあるはずが無い
みんなはうそつきだ
夜の色は刺す頬を

サワーのようだとかミントみたいだとか
冬に匂いがあるという人はみんな
大事にされたりしたりして
お互いの間違いを肯定 ....
真っ白な画用紙の
その真ん中に

僕は

しま

と書いた

画用紙の海で遭難した船乗りが
泳ぎ疲れないように

ある日、画用紙の海で遭難した僕は
後悔することになる
 ....
季語は流通する
つんのめりながら流通する
枯れ野を越え、遠山を越え
関東平野を越えて流通する
人から人へと流通する

ある時は雪をかぶった
実南天のように可憐に
ある時は水辺に咲く
 ....
ギラギラに磨いてもらった
ぼくたちの車
助手席には
ぼくたちが笑って座っている
足元が見えなくても
アクセルを踏み込むことはできた

みんなに恐れられている
緩やかなカーヴ
逸れてい ....
あなたが亡くなって世界はこんなに美しい
 
おばあちゃんにせがんでおんぶしてもらっている子供
赤く染まった南天の葉
まるく結実した八手
 
冬の日差しのなかにあなたのまなざしだけが残っ ....
 この頃 冬といっても
 僕の国や
 何も知らない人達の国では
 ギリシャ世界のアネクメーネのように
 どんなに寒くても
 明日への蓄えがなくても
 火の点し方さえ知らなくても
 飢 ....
紺色のカーテンが空にかかる頃
私は一人 ぼんやりと
光る街を 歩いてた

空にはバナナのようなお月さま
あのお月さまを食べたら
どんな味がするんだろう

月は恋の果実
それはきっと恋 ....
居酒屋の「ジジイ」は啖呵を切った(採録・抜粋)

  *

 ボウズへ

  *

 そこのボウズ
 テメェのしてることはつまらねぇことだ
 わかるか
 わからねぇだろ
 カン ....
[さ]


さあ差し向かいで
鯖煮
里芋
さよりの刺身
薩摩焼酎
差しつ差されつ

さわさわさざめき
早苗さみどり


さかなではさかしら
さかねじはさかうらみ
さしず ....
ボートから転げ落ちて溺れた
一人目の男は
すぐに飛び込みすくい上げてくれた

ボートから転げ落ちて溺れた
二人目の男は
携帯電話で助けを呼んでくれた

ボートから転げ落ちて溺れた
三 ....
[へりくつのうた]


へりくつりくつ
かたっぽのくつ
へりくつりくつ
くらいどうくつ
へりくつりくつ
なんてたいくつ





[たらたらのうた]


 ....
あんちゃん大学出の新人か
ゆくゆくは幹部やな
まあ研修期間は「ご安全に」やな

あ〜
かっこ悪う
そんなピチっとした作業服にするさかい
ちょっと踏ん張っただけでケツが破れてまうねん
ま ....
ぴあの の上


根が 張って
指に さわる

薄暗い へや
夜 の 木

眠る
なぜ
古本屋の女主人は
若くて
美しくて
両の目の間が人より少し離れている

本をめくりながら
チラリとその方を見たりすると
何故自分が生きているのか
時々わからなくなる
歩け
私よ


高い高い 青い 硬い硬い 空に
息も出来ぬほどの銀杏
高い高い 青い 硬い硬い 空へ
撒かれた イエロー
湧く イエロー
破れた イエロー
の 咆哮
 ....
痩せた背中に我思うあるいは思わなくてもいい
じっとしていれば砂に埋もれて砂を吐くだろう
公園で
砂場にうずくまってひとつかみひとつかみ喉へ

気付かなければ永遠に忘れ去ってしまうだろう
気 ....
荒野には屍などない。屍は豊饒の証である。荒野は小気味よいほどの空白であり、そこにはふくふくした糞便も滋養豊かな腐肉もない。目立つものといったら枯れ木だけだが、その枯れ木ときたら、湿っぽいので燃料にもな .... 「浅間山荘に二人で泊まりたい」
と 君が言っていたので
私は ずっと 重信房子の髪型のままでした。

が、飽きてきました
今は ジャニス・ジョプリンぐらいです

銃のこと
最近知りまし ....
片目を瞑り、絵描きの筆を持ち
灯台と私との距離をはかる方法は
私には大切なもので、片目だけ瞼の裏を見る

そこにある虚像は
私の中にある真実だから
これをいっぱいにしたくて
絵を描き続け ....
エレベーターに乗るとお線香の匂いがしておじいちゃんが帰って来たんだと思いました
10階にあるマンションのドアを開けるとおじさんやおばさんや知らない人がいっぱいいて
みんなでお寿司を食べ ....
(十八歳のノートより。走り書き。)
整然と暮らす人々への激しい憎悪
違和感が劣等感でしかないことを理解して私は身悶えた
一時もここにいてはならないという強迫観念
しかし他にいるべきところもない ....
がむしゃらに肌を重ねる
この行為が愛というものに
繋がっているなら
甘んじて受け入れましょう
この快感も
罪悪感も

がむしゃらに彼方に微笑む
この行為が愛というものに
繋がっている ....
狸亭さんの自由詩おすすめリスト(683)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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冬無臭- dendrocacali ...自由詩203-12-9
- たもつ自由詩803-12-8
季語は流通する- コンパス自由詩303-12-8
ぼくたちの車- 前方後円 ...自由詩203-12-8
追悼(野本京子さんに)- 白糸雅樹自由詩5*03-12-8
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部屋- 砂木自由詩7*03-12-5
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贋者アリスの洞窟の冒険- 佐々宝砂自由詩203-12-5
コーヒーとピストル- 山内緋呂 ...自由詩6*03-12-4
瞼の裏- 佐々井自由詩403-12-4
お帰りだけで埋まっていく- いとう自由詩603-12-4
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アイ- KEIK ...自由詩103-12-3

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