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レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね
見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
ああ…また最近俺の毎日に
テレビで見るような
砂嵐が舞っているよその一粒一粒
の砂には内訳があるような無いような
底に穴が開いた靴を足で担ぎながら
砂浜を歩いたころの
気合いが欲しい
....
月の灯かりが舞い降りた
この街で今夜は
どんな夢を並べよう
涙が出そうなこの刹那達が
私を人形に変えていく
みぞれの私に
どんな色つけて振舞えばいい?
星さえ見えない夜に漂っ ....
あなたが守る
暖かさ
幸せ
今、身体の中で
凍てついている
今夜も
行き交う人が
看守のように見える
いつものデパートの
ブロンズ像の前で
....
セロリは食べたくない
俺の眼前にセロリが出てきた空間は
覚醒と蹂躙のプレリュード
でも あの
他者が食べてる様から醸し出す
俺だけが感じる音は好き
水が注がれた透明のガラスのコップに
....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり
そのまま眠りに入って・・・
朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
....
春は渡るほどに
瞳で深呼吸をして
そして一方通行の追憶を
リバイバルで・・・
俺の家の近くにも そろそろ
更新の匂いがする歩道橋があり
その歩道橋の階段を登りきれば
少し歩いたあたり ....
小学生の時の話で
学校に行くと先生が休んでいて
自習の名目で
突然試験をやらされた
わからない問題は後回し
けど 記憶にないから
答えず終い(俺はね)
そ ....
風花の
細雪が落ちてきた
七輪の上にのっている
二つきりのホタテにも
降る度に
曇った空を見上げると
雪はいつも
遊びながら落ちてくる
ときどき気まぐれに
°し 。
....
あなたから
別れのメールが来ました
気がついたのは
余光わずかな
アパートの階段を上る時
スカートの中に
想見の風が吹き込んできた
2段上がって
またメールを読んだ
左隣りの ....
俺が吸った煙草のけむり
曇天の空が飲み込んだ
この世で借りた身体だけど
最近肘がきしむんだ
君は元気のあるふりをしているか?
君が元気は映写機で
ゆえに人はスクリーンで
つま ....
おだやかな瞳で空を見る
太陽の水がグレーの霧を抜けて
無数のビードロの玉になって
私の瞳に流れゆく
あなたに熱情を感じてほしくて
空を漂う私の瞳は
太陽からの水を好む
心を見つめ ....