すべてのおすすめ
背広の背中よりシワシワで
ボロボロの笑顔でもう一軒営業
俺の夏休みはいつになったら来るのだろう
何年もそれを考えている、何年も
不快指数が愉快指数だったこどものための
振り返れば一瞬だっ ....
おもいどおりにやりたい

昨日を信じ続けて、ここにいたい
明日に希望を託して、夜明けを待ちたい
傷つけることが商売の政治屋にはDRYでいたい
傷つけられた過去を負う人にWETでいたい

 ....
ラブレターが届いた
「好きです」とただ一行
紙切れに書いてあるだけだった
でもどこかほんのりと甘い匂いがした

僕はメモ帳から一枚紙を引き千切って
ペンを走らせる
「僕も好きだよ」
僕 ....
いつも明るく
一歩ずつでも
一生懸命 歩いていこうと
思うのだけど
ふいに
歩くのも 立っていることさえもいやで
煙のように消えてしまえたら
どんなに楽だろうと思う時がある

苦しさ ....
雪が降る朝
こたつにもぐりこんで
みかんなど食べていると
外で誰かが
“あ”と

こんな寒い朝に
誰だろうと
障子を開けば
雪ともつかぬ
白い梅のつぼみ一つ
“あ”と
ほころび ....
きのう女にふられて夜から朝までのことを話す男に

従姉ベットって知ってる?と聞く
従姉ベッド?
従姉 ベッ ト
ベッド脇にあるから来て
とか言って寝室

これが従姉ベッド?
従姉ベッ ....
このようにして世界がおわる                                 
あなたの腰に手をまわし                                     
ささ ....
あなたから
別れのメールが来ました

気がついたのは
余光わずかな
アパートの階段を上る時
スカートの中に
想見の風が吹き込んできた

2段上がって
またメールを読んだ
左隣りの ....
行きつけのラーメン屋兼居酒屋、久留米の親父さんは
酒が回ってくると
いかつい顔を、ほころばせながら
五木の子守唄を歌う癖がある
いつもの寂れた店内の
やたらと綺麗な朱色のカウンターの上に
 ....
 ==≠=
ハリウッド製の青い夜のもと
いつとも知れず、列車は消えるかい?

三日まえに彼女にした不思議な話を
昨日親友の口から聞かされる
 (こいつだったのか)
彼女が二日続けて同 ....
    The Short Happy Life of Steve Godd with his Ol' Lady

 彼の両目が平均の1.5倍は左右に離れていた原因は、主にコカイン中毒に由来し ....
「白梅のポップコーンと咲きにけり」                                 
などと 思わずつぶやいてしまう                                  ....
やったあ!やったあ!
風呂だ!風呂だ!
やったあ!風呂だ!
風呂だ!やったあ!
ふろふろふろふろふろふろふろふろふ
こすれ!こすれ!こすれ!
こおおおすうううれえええ
あかあかあかあ ....
赤のテープと黄色のテープ。
母の嘘と父の嘘。
知ってしまったら、黒のテープで口を塞がれてしまったわ!

もうぐちゃぐちゃだもん。
ぐちゃぐちゃだもん。

靴下にぎゅうぎゅう詰め込んで、
 ....
瀕死の人間の魂が電波を操れるわけはなく
だからあの明け方に二度鳴ったベルはあなたのおじいちゃんの仕業ではなく
単に誰かの間違い電話だったのだよ、 と言われ
冷静な私はそれを十分わかっているの ....
しばらく詩をかくのを忘れていた                                 
それはいいことだ                                     
そして ....
夜の海が私を欲しがっている
或いは一つになれるだろうかと
踏み出した足に私は困惑する
そのとき私は生きている


そしていつも自らの中に
私は小さな一つの海を持っている
寄せては返すこ ....
ある日の朝、僕は朝を見れなかった

その日、夕日が
毒々しい赤をひらひらと空に切り貼りして
とてもイチゴジャムだった

あの晴れの青を煮詰めてできた
ブルーベリーの闇に、
 ....
窓の少ない教室の四方は水の壁で
ゆがんだ光のような蜘蛛の糸で結ばれている
クリップを伸ばしたような針金じみた机の列が
右から左へきちんと並んでずっと黙っている

黒い帽子の集団がやっぱり右か ....
そこにいるの?
君は
そこにいるんだろう?

モニターの向こう
ラインの向こう
キーボードを抱いて座っている
指先からやさしいことばが
溢れてる

映し出される君の言葉に
どんな ....
  +

忘れていたことすら忘れていたのに
嗚呼、忘れていたことを思いだしてしまった
思いだしてしまったことをいつかまた忘れられるだろうか




  ++


花の絵を描いて ....
食後に三度 歯ブラシを

銜えゴシゴシ 磨きます

気分もすっきり するのです


パンにチーズに ハムレタス

ステーキポテト キンカイ魚

洗い流され 排水溝


モー ....
台所で玉子を割り
箸で溶いて
フライパンでバターとからめた


食卓であなたと向かい合い
それを口にふくんだ時 はじめて
涙が溢れてきた
  (お前も卵にはなれなかったのだね)

 ....
痛みの庭にしゃがみこむ
すべては照らされ
すべてはまぶしい

誰かが
「」と言っている
私は見られない

うつむくまま
光が透過する
うつろな体の殻

(ここはどこか
という ....
非番の日
みえこは赤ン坊をつれて外出中
(退屈なので)ぼくは
近所のスーパーに出かけた
食品を手にしてはいちいち
(退屈なので)
表示内容を大声で読み上げた
「着色料に発色剤 合成保存料 ....
家族の写真がない

両親が離婚すると決まったとき
それでも家だけは誰かが守るだろうと信じ
写真はすべて置いてきた

そしてすべては処分されたと聞いた

いつかここに帰るかもしれないとい ....
寒いの

とっても

頭がくらくらする



何も考えられない

何もできない

わたし

こわれてる



押入れの隅で

忘れられた古い人形



 ....
○ところで皆さん!

ところで皆さん!
口を開けてください!

と、日記に書いた

書いたのは私一人
読むのも私一人
そこから先が続かずに
皆さんが口を開けて待っている

 ....
とろとろと笑う
あなたの目のしたのしわ
みぎ と ひだり
違うようにおちている 目じり
かわいく


ひざの上からまだ
離れない
おもく あまい 温度
生きていること
わたしに教 ....
 今年の鮎う ちっこおてえ、
 {引用= 夕方
 小さい頃から毎年聞かされてきた
 親父の秋を告げる声

 ここ数年は}
 空港工事で もう釣れんわいね
 {引用= と続く


  ....
狸亭さんの自由詩おすすめリスト(683)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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従姉ベッド- 山内緋呂 ...自由詩7*04-1-28
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風呂- たもつ自由詩1404-1-26
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眉尻- 石畑由紀 ...自由詩504-1-26
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教室は包まれて- あやさめ自由詩304-1-25
「_オンライン_」- 椎名自由詩104-1-25
(幾つもの)ある午後- 石畑由紀 ...自由詩804-1-24
ハミガキ- ポロリ自由詩1*04-1-24
月のもの- 石畑由紀 ...自由詩1304-1-24
痛みの庭にて- 岡村明子自由詩304-1-24
非番の日- よねたみ ...自由詩604-1-24
非・定型- 岡村明子自由詩8*04-1-24
「_部屋_」- 椎名自由詩104-1-24
小詩集「なんでだろう」- たもつ自由詩1704-1-24
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キリコ遠く(改)- AB(な ...自由詩7*04-1-23

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