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雨上がり、計算されてない電線を見上げると
目覚ましなしで起きた朝みたいな気分がする
かえりみちもその途中もゆらめいて
似ているから不思議だ

並んでいる足のいちばんさきで
わたしたちはきっ ....
一気に見た物語に
夜中のわたしはすっぽりくるまります
にゃあんにゃあんと泣きたい気分
全身でなにかを目覚めさせたい気分
全身だけで終わりを見たい気分

お昼寝の途中で
いきなり体が震える ....
きのうヤマアラシが会いに来た
ぼくはおもった
なんで暖房を開発しようとしなかったんだろう

105円の雪見だいふく半分
そんなきっかけには重すぎるはなし
きみとぼく
体温と距離
じわじ ....
ぼくはうそをついている
たいしたものでもない
だから君はベンチに煙草を
頭突きさせながら
そうやんなあ
とか、言う

蒼くなってゆく背景を
公園のせまさが増幅させる
桜が桜色にみえて ....
ハピネスは泣き虫だ
怒ったようにドアをしめる
ハピネスによって輝かされる希望は
二束三文
融通のきく子供なハピネス

薄すぎるカルピスをストローに溜めては
椅子のうえで体育座りのハピ ....
呆然とくつばこを見つめてから
オレンジの靴をとりだす
未だにそれはしっかりと
買いかえる気も失せるくらいしっかりとしてる
まいった

嘘の心をもたない少女
そんなのはだれももってないさ、 ....
すこぶる逆だった
逆でした
逆だったのは
コンタクトレンズだったもよう
なんか変だとおもったんだ

冷えたゆうべのカボチャコロッケ
彼は常識人であるらしく皿のうえで微動だにしません
 ....
湯水のようにつかってやれよ
せめてものつぐないさ ときみは意味がわからないままで
ふくれあがるレシートの束をおぼつかない足取りで
たどっては
たどっては



街や贋物の街や本物の ....
わたしにはおかあさんがいます
おとうさんもいます
いもうとも
おじいちゃんも
おばあちゃんだって
ともだちはたくさんではないけどしっかり
しりあいとよべるひともそこここにゆびさすことができ ....
山内緋呂子さんの船田 仰さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手を- 船田 仰自由詩605-8-5
ヒアゼア- 船田 仰自由詩605-1-8
ヤマアラシ- 船田 仰自由詩404-5-22
うそをつくひと- 船田 仰自由詩604-4-11
ハピネス- 船田 仰自由詩804-3-31
朝とオレンジ- 船田 仰自由詩5*04-3-25
ぼくの憂鬱- 船田 仰自由詩5*04-3-8
非眠症- 船田 仰自由詩304-3-6
なみうつ_むね- 船田 仰未詩・独白5*04-2-24

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