孤独な日には時雨る
空気が重い
わたしは一日中寝た
黒人が
国道脇を歩いていく
何人も
わたしは絶望しない
楽天でもありえない

遠き友より手紙きたりて
わたしは
寂しい夢を追い ....
よく道に迷う

はじめて訪れた街
交差点の真ん中で

どっちにしよう

迷ってばかりいる
そうでなくても
迷うことばかりだ

ほら
また何かに迷っている

どっちにしよう

そうだ
こっちにしよう
 ....
便利さの
果てに
背負ったもの


子や孫に
背負わせるもの
人は いつも誰かと出会っている。

職場だったり新しい友達だったり。

その中で 自分らしく ありのままを出せる人は いつまでも 続いていける。

人は やっぱり一人では生きていけない。
 ....
      藍子は
         あげは蝶 の髪留め

      大切にしている

 花模様のスカートからあらわれたのは 
      淡い足

 半分開いた口で 飴 を舐めた
 ....
東京は
私たちの隠れ家だった

誰も私たちを知る人などない街で
なにもかもを忘れたふりをして
ただのオトコとオンナになるための
狭くて大きな隠れ家だった

東京タワーも水族館も
 ....
 いきなり「近代詩再読」などと大きく出たが、僕に出来ることは限られている。一般に近代詩人に分類されている人たちの中で、僕が好きな詩人、興味を持てる詩人をとり上げて、数ヶ月に一回のペースで、何がしかの文 .... この子への あいのかたち
辿りながら 夢へ誘う
眠れ 眠れや
明日は晴れる
夢に見るのは
月の舟

耳に聴いて こもりうた
包んだその手 もみじのように
眠れ 眠れや
雨の降る夜も ....
玄関先ひっそりと
だけど凛々しく飾られている家族写真に
律儀に重なりあった肩と肩に
冬の、つめたい風がすきまをつくる


喧騒の朝という心地良い矛盾が今もう
耳の穴から{ルビ零=こぼ}れ ....
時々は流れに身を任せ
漂うのも一興
それでも
自分のうちなる声が
一番であるべきだよね

寄せてくる波に飲み込まれそうになり
たまさか、溺れそうな気分でも
翻る強さが欲しい ....
かえるのほっかむり

 (=めさきのきかないさま)

かえるのすきなキミが
キミがおしえてくれた
ボクの大好きな言葉

そしてボクらは
かえるのほっかむり

それでいいとお ....
狂おしく 狂おしきままに
待ちわびて
結ぶ太鼓に散る花は
夢見の果てとあおぎみて


流れゆく 流るるままに
時すぎて
契りし思いに散る花は
あれは逢瀬とかえりみる


帰らぬ ....
小さな動物は
すぐに忘れ

樹は忘れないが
こだわらない

そんなものたちが たくさんいるところ
風が吹いてる


 さむいな

  あたたかいな

 かなしいな

  ....
蒼き夜空に裸体の桜
瞬く星に影だけ揺らす

オリオンの傾きが
その時を告げるまで

その腕に
無数の蕾を抱いて
むすんだくちびる
静かに眠る


 くちづけは
   春一番に
行方もない風たちを
帆にはらませて
もう帰らない船の
船笛の消えていく先
短い呪文
アストロラーべ

二人の旅路を
羊皮紙に書き出しても
深海の底に
沈む姿があって
透明な海藻に ....
                             ささ、こちらへ(笑) ポップコーンを口いっぱいに頬張った後で
鼻から炭酸水を流し込むと
きっと、宇宙へと飛んで行ける

地球は青いですか?

地球は本当に、青いですか?


古代エジプトの王の墓の目の前で ....
わたしが

うまれてから

なみだを

 このてで

  ふくまで

ちちははは

どれほど

こころを

 ぬらした

  ことだろう


いきていく

 ....
ジャケ買いしたの
ひとりになった帰りだったの
きのうはふたりだったの
犬は鳴いていたの

踏み切りがゆざめのように
夕日にまどろんでいたの
新鮮なたまごをトラックで売りにきたの
だけど ....
さかなが泳いだ
ちいさな波を切った
そらのその跡はすかさず隙あわさっていく
その そらの
なみだ

目玉はいつもさけんでいる

これではきつねの嫁いりにもならない
かわいいひとりごと ....
すきなひとができて

くちをきくことがこわくなった





とても あたまのよいひとだから






そのひとの おおきなせなかにもたれると

わたしの「すき」や ....
君と僕にできること
それは優しさの眼差しで
雪の白さを歌うこと


君と僕にできること
それは愛しさの眼差しで
山の青さを歌うこと


歌の心は見た目じゃなくて
揺り動かされた心 ....
気持ちを
変えて 
振り返ってごらん

気持ちが
ちがえば
感じることも
ちがうから

主観という
牢獄の中で
客観という
ことばに酔いしれる

夢を ....
いつか
笑い飛ばせる日のために
一枚の部屋に絵を描いている
暖かい一日の始まりと終わり
そこに溶けていく人たちのように



降り積もる行き止まりに
立ちすくむ人を見ている
その背 ....
花が咲き乱れ
緩やかに風が渡る高原を
想うのはもう やめた

  飛べないのではなく
  飛ばない虫

穏やかな海に向かう
明るい窓を
開けるのは やめた

  鳴けないので ....
夕暮れ
男は空を見ていた
世の{ルビ何処=どこ}にも{ルビ属=ぞく}さぬように
草原に独り立ちながら

{ルビ只=ただ} {ルビ暁=あかつき}色に染められた雲が
宵闇に流れて姿を消してゆく ....
白線の内側におさがりください
融けかかった身体が通過して行きます
主成分は耳とし耳けるもの
声のいくつか
危険ではありませんが
触れると昔を思い出して
いささかに寂しい
窓とし窓 ....
夜と昼間のあいだには
真っ暗闇の泪川

ほんの些細なひとことで
抜き差しならないドツボに嵌り
この頃の寒さも張り付き凍えてく

あまい言の葉に ほだされて
安眠毛布のクモの糸
 ....
 すこしずつ
 色を足し
 
 気づかれないよう
 形をかえて

 満月を
 あとふたつ数えたら
 「春」になります


北風の止んだ空に
雲の声がした
熱砂の道を歩こうと
踏み出す先に砂漠はなく
求めた強さだけ
葡萄詰みの唄は遠ざかる

星座を大地につなぎ止めるもの
{ルビ哈密瓜=はみうり}の蔓、祈りのこえ
流れ星の落ちる果ては
岩と ....
銀猫さんのおすすめリスト(3217)
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