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かなしみが沈殿している朝に
パンを焼いた
手紙を書くふりをして
貝を
捨てました
散乱しているおびただしい私の破片
混乱の果てに
肉体の死が訪れたら
今度は
何を捨てたらよいです ....
やさしさが微熱をともなって
別れのための雨を育てている
窓の雨だれのしみのように
眼球のネガに面影を与えている
あの日の穏やかな君の寝顔
ふりむくともう風景になっている
わたしの中枢へ ....
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(2)
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