すべてのおすすめ
スーパーの袋にいっぱいのみかん
向かいの席に座ったおじさん
着いた駅のホームで倒れた
淋しかった夜更けのホームが
めいっぱいの 太陽の色にあふれて 


スマホで救急車を呼ぶ人 
 ....
31才
Paris




血で血を洗い流す人たちがいる
日常に死神が降りたつ場所がある



戦闘機の飛行機雲が
十字架を写しだす
 ....
尊いものを知る喜び

この世にある
数えきれないすべてのもの

命や自然や
歴史や宇宙や
誰かが誰かを想う小さな優しさまで

嘘をつけない人
じっと耐える人
誰かのために笑う人
 ....
窓ガラスに張り付いた もみじがはがゆい
暖炉に火を入れた午後 雨はやまない
あなたを待っていた 知らない間にうたた寝
溝に吹き溜まった 心の破片はまだ紅い


冷たい秋の雨は 落葉を急 ....
切り落とされた枝の隙間に 寂しさを埋め込んでは走る
電動システムは 搭載していないから 全てが手作業

マニュファクチュアの その先に 君は見たかい?
灯火の果てに 星になった葉の 溜 ....
過疎化が進むと
大型連休時には
BIGドーナツが 形成されるらしい

まことしやかに噂された
コンクリート・ジャングル

隙間風に 項垂れながら
歩く 人影も
まばらになった
 ....
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して  ....
永遠に降りそうな雨
癒やしのメロディーと歌詞が
聴く人の心を惹きつける

梅雨真っ只中で薄暗い
薄暗いけれど明るい歌声

大雨が一日中続く
一日中歌声が聴こえる

雨で憂鬱だけど何 ....
去っても
忘れても
過ぎても
酷も
すももも
甘酸っぱい

落としても
疲労
少しずつ
気付きあげて
幾年月

コスモスの花が
散るように
浮遊しはじめた
空気の中 ....
誰かを磔にしたまま錨は静かに沈む
 泥めく夢の奥深く月の眼裏火星の臓腑まで
黒々と千切られた花嫁が吹かぬ風に嬲られる
 カモメたちは歓喜と嘆きをただ一節で歌った
私刑による死刑のための詩形おま ....
図書館の広々としたロビーの椅子に
ぼんやりと座っている僕の意識は遮断されたまま
透明に奥まっていく

ざわめく隣の喫茶エリアからの人々の話し声が
ロビーの高い丸天井に反響しながら
立ち昇っ ....
死んだら幽霊になったり
天使にでも悪魔にでもなれる
生きたら生きたままにしかなれない
生きる事は素晴らしい
死ぬ事は見窄らしい
素晴らしい人に見られたいが為に
不自由に生きるのは嫌だ
見 ....
  



言葉を
全力で守る

シュプレヒコールを唱える事が
ハロウィンのパレードと
どれだけ同じに見えようと

発言するほど
唇寒く
弱点を突かれ
攻撃されることになる ....
気がつくと誰もいない 音楽も止んでいるのに
あたし独りだけが 踊り続けている
誰かに見られていることが 心地よかっただけ
あたしはダンスなんて 好きじゃなかった


目覚めたとき 空に ....

君のどこまで
知っている?


私のどこまで
知っている?

永遠に開拓し終えない
だって未開は
どんどう増えていくでしょう

諦めてしまったら
終わりなのだけれど ....
       カ ン カァン カ ン カァン……



   カ ン
     カァン
        カ ン

  絶対に

絶対に電車は通らない

      ....
乾いている


鼓膜に打ち寄せる波に温度はあるのか
でも 飲み込んだ言葉はひび割れていた
靴音から調律までが一番好きだ
酔っていれば君を見つめていても
秘密のまま 鍵は手の中 ....
あの頃 人間花火に成るんダ! って
本気で 信じてた

大きなダリアの花模様は
ほんのちょっと 仰々しかったけれど

其処に 空白の 心なんて
存在 しなかった

トレンディードラマ ....
ナイフを手に入れろ
くすんだ景色を切り裂くために
ほら こんなに青く 世界は
青く燃えて たゆたい――

ナイフで胸をえぐれ
にぶい痛みを消し去るために
ほら こんなに紅く おまえは
 ....
枠にはまる
美しい枠に沿って色づけを指紋と共に

 印 証明 サイン

枠にはまる
屋根や壁のように 時には翼なしにはみ出しても

 波紋に導かれ 枠に戻る

枠にはまらな ....
強盗が脅迫と力で奪いとった「それ」を
詐欺師は嘘と手管でまんまと横取りした
だが翌朝には消えている泥棒に入られて
泥棒は「それ」を盗品ブローカーの処へ持って行くが 
二束三文の代物だと言うブロ ....
淋しさ悔しさを 酔いで溶かして
くすんだ裸電球に 大声で話しかける
焼き鳥の煙で 茶色くなった品書きは
扇風機の風にめくれ上がって 読めもしない


いろんな失敗をして 涙も流れたけど ....
当たり前の 形より
変わり種が すてき

きっと 空からの 贈り物だね
きみは つぶやく けれど

打ち上げて いるのは
地上 からなの

想いの カケラの
代わりだね

カキ ....
横たわり 落ちる意識
解剖台の照明が点灯する



僕の感じるコドクは
大したことはない
この社会の同世代にとって
全くもってありふれた
何の変哲もないモノなんだ(多分)
 ....
口約束で
作り上げられた 甘さは
おたがいに溺れるような
沈んでいくような
そんなすばらしい沼

底なしの許容だけがあり
腐り落ちた水菓子は叱られることもなく
じわり果汁を滴らせている ....
とろけるくらいの恋なんて 知らなかった頃
人生の濃ゆさだけを 妄想しながら
飛び跳ねていた僕は 鯉のようだった?

尾ひれのついた 四方山話が 飛んで来ないかって
呼び寄せた つもり ....
「自分がされて嫌なことは
他人にもしてはいけません」
子どもだってわかってるのに
私たちは
自分を許すように他人を許せない
もしくは
他人は許せても自分は許せない

「自分がされて嫌な ....
時代には風がある
水色の風
赤い風
青い風
黒い風
白い風

黒い風は戦争の風
死の風 不幸の風
こんな風は二度と
吹かせてはならない

白い風は
爽やかな風
平和の風
 ....
僕の頭の中を
くるくると舞う君は
僕の頭の中を
ぐるぐると回す


“君”とかいう誰かの為に
あなたが書いた詩を読んだ
あなたが言う“君”はきっと僕じゃない
僕は君じゃな ....
蜂蜜のような
とろりとした甘い眠りに
落ちる瞬間を感じたい
そう願いながら
毎夜布団に潜り込む

眠りの淵でゆうらゆうら
もう少しで
あと少しで
手が届きそう…なのに

まるで暗 ....
佐白光さんの自由詩おすすめリスト(764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みかん- 藤原絵理 ...自由詩9*15-11-27
しし座流星群- 溶融自由詩115-11-22
優しきひと- ガト自由詩2*15-11-21
夢と知りせば- 藤原絵理 ...自由詩7*15-11-13
やばしいひと- 藤鈴呼自由詩3*15-11-13
都会に住む人は- 藤鈴呼自由詩7*15-11-10
愛は実体- ただのみ ...自由詩14*15-11-7
雨の歌を聴く- 夏川ゆう自由詩415-11-7
コスモス- 藤鈴呼自由詩4*15-11-6
あんぐれら- ただのみ ...自由詩17*15-11-4
境界の意識- たけし自由詩4*15-11-4
表面- リィ自由詩3*15-11-3
沈黙が力を持たない時代に- Lucy自由詩15*15-11-3
希薄な1日に- 藤原絵理 ...自由詩4*15-10-30
フロンティア- 瑞海自由詩4*15-10-30
遮断機の内側- 凍月自由詩4*15-10-27
観想- 凍月自由詩8*15-10-22
お洒落な言葉なんて要らない- 藤鈴呼自由詩3*15-10-21
旧・青少年非行団の歌- ただのみ ...自由詩17*15-10-21
ふつうにこがれるこのごろ- 朝焼彩茜 ...自由詩1215-10-15
黒幕- ただのみ ...自由詩14*15-10-14
立呑み屋- 藤原絵理 ...自由詩5*15-10-8
空からの_贈り物- 藤鈴呼自由詩5*15-10-8
解剖台#10/6-19:43:15- 凍月自由詩5*15-10-6
腐った林檎は誰も拾わない- 這 いず ...自由詩815-9-5
真緑- 藤鈴呼自由詩2*15-9-4
何もわかってない大人たち- 森川美咲自由詩3*15-8-28
時代- 渡辺亘自由詩515-8-22
二人称- 凍月自由詩4*15-8-20
はちみつ- 猫の耳自由詩215-8-17

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