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誰かに誘われるように
潮騒を聞きに砂浜に来た
秋めいた空
澄んだ空気と冷たい空気
ちょっとした厚着が必要
人は殆どいない
寂しさが漂う
秋の潮騒
何か言いたそうな
そんな ....
今日は雨、
初冬の冷たい雨
アスファルトは艶やかに濡れ輝き
窪みのあちこちの水溜まり、
雨滴は落ちる、
微かな銀輪の照り輝き
人は来て、人は去る
銀輪を踏み
雨滴に肩を濡らし
人 ....
明日
走って行く
風のつめたい方へ
呼ぶ手もないのに
走って行く
擦り減らして
擦り減らして
走って行く
うまいこと 体を置き去れれば
もっと軽くなって
走って行く
そのうち ....
○「ノー」も言えないと
自分の道は進めない
○「金と女にルーズな人は
いくらやさしくても
信用できない
○「一番肝心なことは忘れやすい」
○やさしい人よりも「責任感のある人」か ....
周りは林檎園ばかり
空気はほんのり林檎の香り
種類が多く
食べ飽きることは少ない
赤い林檎は美味しい
貰ったり
あげたり
土日祝日は人でいっぱい
林檎狩の人でいっぱい
静 ....
スマホには
簡単にタッチするくせに
私には全く
大切に
してくれてるの
わかってるけど
ちゃんと
伝わってくるし
優しいと思うけど
こっちは
もう
そろそろ限界に ....
スルーするにも細すぎる道
手前勝手の言い草に辟易ス
いっそ通行禁止の立て札で
事前に知らせてくれまいか
この明日の世の中は
ありとあらゆる可能性が
満ち溢れているにしても
主張ば ....
あてもなく歩く
ただ空を見上げて
吐き出す
息の白さが
そのまま雲に
届いて
靴紐みたいに
解けそうになる
首に巻いた
マフラーは
時計の針と
同じ方向で
一歩 ....
三人分のメジナを
海から釣り上げる君の。
笑顔を思い出す夜に
家族という文字が
暗やみから落ちてきて、もう
もう泣いてもいいの。と耳打ちしている
染みわたっていくあたたかさの
ふかふ ....
あなたにはあなたの、
私には私の、
世界がある
それぞれに
それぞれの
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
暗黒物質や
暗黒エネルギーなんていう
いやな名前の
おかしなものが
宇宙にはあるらしい
あるらしい
なんてもんじゃなくて
なんと
宇宙全体の物質エネルギーは
74 ....
振り替えれば
あっという間だった
繰り返す雨
秋を呼ぶ雨だと
誰かが言っていた
一つ前の季節には
もう戻ることは出来ない
ただ秋へ向かうだけ
止まることなく
自分のペース ....
落ちている
冷たい月が刺さる秋
魔法使いの棲む屋根は赤
教えてと
君に頼ってばかりだね
なんだか優しい瞳(め)をしてるから
そっと手を
取って白くて長い人
....
心細くなっていくのは
日が暮れるからだ
寒いからだ
暗いからだ
人生と重ね秋
子も生まれ
君のお家は
上る春
ライジング・サン
じゃないか
春売って
酒浴びてなお
恋に ....
闇の中に
雨が降る
慈愛の雨が
私を濡らす
遥か計り知れない高みから
怒りは在る
哀しみは在る
取り壊された
我が家の
更地に
疼痛のさなか
ジョン・レノンの
....
誰も呼んではくれないので
自称詩人を名乗っている
多少は呼んでくれる人も
いるかもしれない
多少、他称詩人
なんつって
一人でウケてる~
えぇ、ぼっちですからね
自他の ....
愛などなかったと思うと
体がすうすうした
夢などみなかった
明日など持たなかった
そう思えばすうすうして
にんべんをはずした私の、
うすっぺらい物語も
すこし良いものに思えた
....
いつもとは違っていた
梅雨も短い期間で終わり
夏が長くなった
長くなったのはいいけれど
猛暑より暑い酷暑が待っていた
熱中症のニュース
対策を伝える情報番組
驚くほど暑いこの夏
....
いろいろな
一つ一つが
奇跡 だから
何気無いことにも
ありがとう
過去にも
未来にも
現在にも
とらわれていてはつまらないから
ただ味わうことにする
{引 ....
墓参りも行けずに
気になっていた京都の町は
無精者を待たずに
盛大な炎によって
結界の門を閉じる
雨と雷は
上賀茂さんが振り払った気がした
煙と一緒に
みんな登っていく
帰ってしまう ....
なんにもできない
こんな僕でも
淋しい夜は 歌を歌うよ
なんにもできない
こんな僕でも
夜明けを待って 歌を歌うよ
あざやかに青い空には
壮麗な夏雲が立ち
先ほどまでの蝉時雨も止んで
静かだ
永遠というものが
今此処に垂れ込めてきたかのような
濃密な静寂だ
この圧倒的なあかるさ静かさには
けれど あ ....
朝が来て
夜が来て
そのどちらにも
間に合わなくて
花だったら
咲いたら散れる
氷だったら
溶けたら溢れる
寂しくても
役に立たなくても
きっと側にいる
こんなに離れ ....
最近のAI翻訳は
時々変な部分もあるが
驚くほど
素晴らしい出来になる事も
多くなってきた
海外の動画などを
同時にいち早く
鑑賞したい時には
ちゃんとした翻訳や
吹 ....
私も変わる でも
変わらない
存在や物事もある
私の涙
宇宙の涙
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
指に指の毛が生えていること
永いあいだ、すっかり忘れていた
まだ僕に夢も希望もあったころ
いつかの祖父らと田植えをしたのに
「もっと
気楽にしていよう」と
私に言う
宇宙は広く豊かに
ここにあるのだから
始まりも
終りも無い
ふしぎ
永遠の
涙の流れ
大切な
この悲しみを
共 ....
コーヒーを飲みぼやけた頭で考える
完璧な受け答えと言われても
受け答えた覚えがない
自室に一人居り
それでも客寄せパンダのようになった
手足よ
僕はもう正しいとか間違いとか気にはせ ....
君が
何が幸せか知っていたら
私は
こんなに悲しくなかったのに。
いちめんのたんぽぽは
黄色く心に広がって
あの日つないだ君の手の
小ささを思い出させる。
....
辛い
だったら
泣いても いいんだよ
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