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もしかしてもしかすると
今日はなんだかクリスマスらしい


何か予定がある訳でも
肩を寄せ共に過ごす恋人が
いる訳でもなく
幼稚園はキリスト教系だったなと
思い出 ....
どんなに 綺麗な 夕焼けも
夜に なって しまえば
眺められなくなって しまうから

鳴って くれたら いいのに
「これから 夜が 始まりますよ」

そんな 合図だけ
待ち焦がれてる
 ....
待っている
長い夜が明けるのを

波の音を聞きながら
あなたの行方を思いながら
お腹を空かせながら
いつかの歌を口ずさみながら
涙を流しながら
少しずつ命を削りながら

地平線 ....
中古と新品では新品のほうが
聞こえはいいだろうけれど
新品は言葉がわからない
一人では何もできない
役に立たない
僕は20年経った中古だけど
一人で生きることができる
言葉もわかるし知能 ....
忘れ物を探しに
ターミナルからターミナル

プラットホームの柱に落書き
二人のやりとり
一行詩の会話

白線の内側で
電車が通過するまでお待ち下さい
ブレーキをかけても
 ....
愚痴を言う人を
心配はしない

吐き出してまわりを不快にしてでも
自分は楽になりたいという図々しさがある

むしろ心配なのは

愚痴を言わずに耐えてる人なんだ
求められて
追い駆けられて
大変だったろう

転がり落ちて
また
這い上がる
キミの姿に

幾度
励まされた
ことだろう

図体は 小さい
魂は デカい
それが  ....
セックスのあとで
歌を 歌ってくれたひとがいたの
シャツを羽織って
煙草をくわえながら

都会の真ん中
小さな
男のひとの部屋
壁や布団に染み付いた
数年間
煙草の吸い殻
立 ....
それは

決して重い訳では無いが
無視できる軽さではないくらい
時計の針みたいに
三片の金属は回る
手のひらに乗るこれが、僕の心だ


「どうしようもなく君が好き」
と ....
ササユリの花を 知っているだろうか
市町村の花にしているところも 多いと言う

花言葉は 清浄、上品、珍しい
そう 貴女の 人生みたいだ

浄化されるべき 道を求めて
転がり込ん ....
スーパーの袋にいっぱいのみかん
向かいの席に座ったおじさん
着いた駅のホームで倒れた
淋しかった夜更けのホームが
めいっぱいの 太陽の色にあふれて 


スマホで救急車を呼ぶ人 
 ....
31才
Paris




血で血を洗い流す人たちがいる
日常に死神が降りたつ場所がある



戦闘機の飛行機雲が
十字架を写しだす
 ....
尊いものを知る喜び

この世にある
数えきれないすべてのもの

命や自然や
歴史や宇宙や
誰かが誰かを想う小さな優しさまで

嘘をつけない人
じっと耐える人
誰かのために笑う人
 ....
窓ガラスに張り付いた もみじがはがゆい
暖炉に火を入れた午後 雨はやまない
あなたを待っていた 知らない間にうたた寝
溝に吹き溜まった 心の破片はまだ紅い


冷たい秋の雨は 落葉を急 ....
切り落とされた枝の隙間に 寂しさを埋め込んでは走る
電動システムは 搭載していないから 全てが手作業

マニュファクチュアの その先に 君は見たかい?
灯火の果てに 星になった葉の 溜 ....
過疎化が進むと
大型連休時には
BIGドーナツが 形成されるらしい

まことしやかに噂された
コンクリート・ジャングル

隙間風に 項垂れながら
歩く 人影も
まばらになった
 ....
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して  ....
永遠に降りそうな雨
癒やしのメロディーと歌詞が
聴く人の心を惹きつける

梅雨真っ只中で薄暗い
薄暗いけれど明るい歌声

大雨が一日中続く
一日中歌声が聴こえる

雨で憂鬱だけど何 ....
去っても
忘れても
過ぎても
酷も
すももも
甘酸っぱい

落としても
疲労
少しずつ
気付きあげて
幾年月

コスモスの花が
散るように
浮遊しはじめた
空気の中 ....
誰かを磔にしたまま錨は静かに沈む
 泥めく夢の奥深く月の眼裏火星の臓腑まで
黒々と千切られた花嫁が吹かぬ風に嬲られる
 カモメたちは歓喜と嘆きをただ一節で歌った
私刑による死刑のための詩形おま ....
図書館の広々としたロビーの椅子に
ぼんやりと座っている僕の意識は遮断されたまま
透明に奥まっていく

ざわめく隣の喫茶エリアからの人々の話し声が
ロビーの高い丸天井に反響しながら
立ち昇っ ....
死んだら幽霊になったり
天使にでも悪魔にでもなれる
生きたら生きたままにしかなれない
生きる事は素晴らしい
死ぬ事は見窄らしい
素晴らしい人に見られたいが為に
不自由に生きるのは嫌だ
見 ....
  



言葉を
全力で守る

シュプレヒコールを唱える事が
ハロウィンのパレードと
どれだけ同じに見えようと

発言するほど
唇寒く
弱点を突かれ
攻撃されることになる ....
気がつくと誰もいない 音楽も止んでいるのに
あたし独りだけが 踊り続けている
誰かに見られていることが 心地よかっただけ
あたしはダンスなんて 好きじゃなかった


目覚めたとき 空に ....

君のどこまで
知っている?


私のどこまで
知っている?

永遠に開拓し終えない
だって未開は
どんどう増えていくでしょう

諦めてしまったら
終わりなのだけれど ....
       カ ン カァン カ ン カァン……



   カ ン
     カァン
        カ ン

  絶対に

絶対に電車は通らない

      ....
乾いている


鼓膜に打ち寄せる波に温度はあるのか
でも 飲み込んだ言葉はひび割れていた
靴音から調律までが一番好きだ
酔っていれば君を見つめていても
秘密のまま 鍵は手の中 ....
あの頃 人間花火に成るんダ! って
本気で 信じてた

大きなダリアの花模様は
ほんのちょっと 仰々しかったけれど

其処に 空白の 心なんて
存在 しなかった

トレンディードラマ ....
ナイフを手に入れろ
くすんだ景色を切り裂くために
ほら こんなに青く 世界は
青く燃えて たゆたい――

ナイフで胸をえぐれ
にぶい痛みを消し去るために
ほら こんなに紅く おまえは
 ....
枠にはまる
美しい枠に沿って色づけを指紋と共に

 印 証明 サイン

枠にはまる
屋根や壁のように 時には翼なしにはみ出しても

 波紋に導かれ 枠に戻る

枠にはまらな ....
佐白光さんの自由詩おすすめリスト(624)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月見アイス- 凍月自由詩10*15-12-25
合図- 藤鈴呼自由詩2*15-12-24
長い夜- 瑞海自由詩14*15-12-23
劣化- リィ自由詩3*15-12-22
どこか_駅のホーム- 凍月自由詩5*15-12-20
横顔- ガト自由詩6*15-12-13
次のステージ- 藤鈴呼自由詩3*15-12-13
落下- tinsukou自由詩415-12-5
ハ長調を奏でる波長- 凍月自由詩4*15-12-4
さく果- 藤鈴呼自由詩4*15-11-28
みかん- 藤原絵理 ...自由詩10*15-11-27
しし座流星群- 溶融自由詩115-11-22
優しきひと- ガト自由詩2*15-11-21
夢と知りせば- 藤原絵理 ...自由詩7*15-11-13
やばしいひと- 藤鈴呼自由詩3*15-11-13
都会に住む人は- 藤鈴呼自由詩8*15-11-10
愛は実体- ただのみ ...自由詩16*15-11-7
雨の歌を聴く- 夏川ゆう自由詩415-11-7
コスモス- 藤鈴呼自由詩4*15-11-6
あんぐれら- ただのみ ...自由詩19*15-11-4
境界の意識- たけし自由詩4*15-11-4
表面- リィ自由詩3*15-11-3
沈黙が力を持たない時代に- Lucy自由詩17*15-11-3
希薄な1日に- 藤原絵理 ...自由詩4*15-10-30
フロンティア- 瑞海自由詩4*15-10-30
遮断機の内側- 凍月自由詩5*15-10-27
観想- 凍月自由詩9*15-10-22
お洒落な言葉なんて要らない- 藤鈴呼自由詩3*15-10-21
旧・青少年非行団の歌- ただのみ ...自由詩18*15-10-21
ふつうにこがれるこのごろ- 朝焼彩茜 ...自由詩1215-10-15

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