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【アカツメグサ】

なりやまないドアホン やぶれた怒号は
親を町ごと殺され震えていた少女のままの老人
おさなくして大人として生きざるをえなかった あなたが
私の玄関を激しく叩く音
 ....
クリア オーロラ レインボー
あなたは どれが すきですか
わたしは ホワイト 忘れ得ぬ
幽霊みたいな 美しさ
重ねて行けば ブラックに
代わる不思議も あるでしょう
戻る戸惑い  ....
人生の秋をゆくわたし

初秋の畑にコスモスが揺れていた

若い日に見たコスモスの色とは違っていた

わたしの心の色も変わってしまった

目に映る世界の色も変わってしまった

なぜか ....
忘却が善か悪かという命題を
立てる事は考えなくても良い

人は忘却に救われ
そして忘却に苦しむ

別れを告げた事は散り散りになり
別れを告げられなかった事は
重く沈む

沈んだ忘却 ....
よろこび かなしみ
おりなしながら

なにかを信じ
生きて行こう

つまずいては倒れ
よろめき 
嘆いても

あしたを見つめ
いのち果てるまで
生きて行こう

淋しくても
 ....
甘美なる赤い香りは
蒼い花を征服して
空間に調和という時間を与える

香水の飛沫
ヒステリックに飛び散る夜
叫びは歌とは違う
言葉が一つ捨てられている

孤独な人は名前を持っているの ....
脱出できずに苦しんでいた時もありました
声を出して 逃げ出した朝もありました

何時だって 
起き出して 打ち震えた瞬間に
支えてくれる腕に 
安堵の溜息を
漏らしていた気がしていま ....
壊れていく
粉々に飛び散り
破壊されるプライド
拾い集め掌に載せ憐れむ
ここまでか
俺の求道もここまで
これっきりか
困惑と戸惑い
諦めと終わりの影が
追いかけてくる
負け犬だ
 ....
黒焦げのアカツメクサを労うように
レースフラワーが風に揺れ
夏が終わると歌っている
排気ガスまみれの分離帯にも
芽吹いた種は繁らせた
波打つ夏の色

色褪せた空のキャンバスに
ぽたりと ....
空に

宇宙が染み出している

秋だ

白い夏の空に

虫や風よりもはやく

秋の光が走る


人間の美しさは髪形だけになる

匂いや陰毛が鼻や歯にはさまる

晴れて ....
すぅと伸びる愛おしさに 
戸惑い ひとおっつ

ダービー馬の 尻ぬぐいだけしている
ポニィテェル ふたあっつ

リボンは垂れるから バレッタを
パサリと触れた 涼の手を
ゆっくりと ....
雨が降りました
きらきら
赤く眩しい雨が
沢山たくさん降って
町も赤く染まりました

昔話です

貴女は笑いました
わたしはどんな顔をして
貴女の前に立つべきだったのでしょう
 ....
瞼を閉じると 
ピラミッドの中に閉じ込めれている自分が 見える
ときには 女王としてそこに留まって居ると勘違いしているときもあれば
奴隷として 居場所のない居場所に存在していると 思うときもある ....
あの目を見てごらんなさい

衝動に駆られている
誰とは申しません
あなたたちかもしれない
特定不可能

表現者となった目

込められた何か
何とは申しません
遥か彼方に居る
眼 ....
愛に根ざして

生きている

愛に根ざしているのなら

困難があろうとも

枯れることはないであろう

帰るところは

あなたの愛のふところ

そこで憩い

うるおい
 ....
梅雨になって
雨がすきな
人もきっと
そばにたくさんいるだろうけど

いまは
青い空がすき
心が浮かび流れていきそうな
どこまでもファルセットが続きそうな


目を閉じて ....
週末
昼下がり
喫茶店
行き交う喧騒は
文章を精錬するには
ちょうどいいくらいで
束の間
孤独を忘れ
勘違いをして
夜の闇
仄かに放たれる
月明かりを
忘れそうになり
懐かし ....
風邪を引いた時
キコキコと 缶切りの音がして
ぷるんとした 大きな
桃が出て来た

なんて言うお話は
きっと ホームドラマの見過ぎで
実際問題 そんなトキには
味わう余裕も 無 ....
鳴り響く洗濯機の脱水音に
怒りを露わにすることもできず
苛立ちを隠すこともなく
ぶつける先を見渡してみる

もうすぐ夕飯の支度をしなければならない
なにもかもが面倒くさくなる
明朝までも ....
あまやかしても いいのだ
けして つめたいだけの人ではないのだから
心のかよわない言葉しか 今は ないけれど

こどものころの私に あの人が教えてくれたレシピ
ビスケットケーキ
 ....
いつもこころに青空を

宇宙の一部を

魚眼レンズで

俯瞰してやれ

いつもこころに青空を

曇り空よりも

ずうっといい

君もそうだろ

いつもこころに青空を
 ....
ふーっと息を吐いているつもりで
実はこれが溜息だと気付く
そこにまたやるせなさを感じる
なにを悩んでいるのか
そんなに悩ましいことなのか
大したことなんてなにもないじゃないかと
言い聞かせ ....
ちょっとの汚れが
許せなくて
ちょっとの臭いが
許せなくて
ちょっとのまちがいが
許せなくて
無菌無臭ノーミス時代
【人間になれなかった】
人間になれなかった
野原をひたすらつんのめり
海原を懸命に切り裂いた
だが
人間になれなかった
人間はずっと向こうにある
どこを走ったのか
どこを泳いだのか
 ....
十戒の中に
東京があった
十戒の中に
孫氏の兵法があった
トロイの木馬を
椅子にして遊ぶ子供たちは
今日はふわふわランドは
お休みで
ひたすら座って
ひたすら蓆(むしろ)を敷いて
 ....
発つ朝に
白い燕の飛ぶ夢を見た
と君は云った
そして窓辺の水栽培の
青いヒアシンスを
はじめて見るもののように見つめていた

この季節が来ると
ことに青いヒアシンスを見ると
 ....
口の中に広がる 錆びのような味
毎回 思い出す 鉄棒のシーン

Tシャツの裾を 括りつけて
何度も後ろ手に 回り続ける

逆手にするのが 邪道だった
順手のままで 十手を持つ構え
 ....
あなたと一緒にいれば
どんな場所でも
居心地がいい場所になる

笑顔で過ごしたり
見つめ合ったり
お互いに飾らない

そのままのあなたが好き
今が色濃く私を包む

居心地がいい場 ....
言いたいことも言えぬまま
蓋を閉じた父の棺。

最後に触れた手に一輪の花を握らせて
また会いましょうね。と
母は呼びかけた。

悲しみの中
いつもと変わらぬリズムで時刻を告げる
柱時 ....
何もかも忘れて
ひとりになってみる

ひとりになって
自分を見つめて
奥の奥にあるものを見て

本当の自分を知る
作った自分を剥がして
純粋になっていく

全身全霊で今を感じ取る ....
佐白光さんの自由詩おすすめリスト(691)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
三大へんな植物名の花_(三篇からなるオムニバス)- るるりら自由詩6*17-9-28
どの色すきなの?- 藤鈴呼自由詩1*17-9-28
心の色- 星丘涙自由詩5*17-9-25
忘却- 小川麻由 ...自由詩1*17-9-25
生きて行こう- 星丘涙自由詩3*17-9-24
- 鷲田自由詩717-9-5
夢だと解っていながら- 藤鈴呼自由詩3*17-9-3
俺の青春- 星丘涙自由詩3*17-9-3
労い- Lucy自由詩18*17-8-21
秋の光- 吉岡ペペ ...自由詩617-8-17
リボン色のゆううつ- 藤鈴呼自由詩1*17-8-15
- 卯月とわ ...自由詩417-8-15
- るるりら自由詩14*17-7-13
表現- 小川麻由 ...自由詩2*17-6-20
一番の愛- 星丘涙自由詩3*17-6-9
タペストリー- 唐草フウ自由詩8*17-6-9
休息- 坂本瞳子自由詩2*17-6-3
色褪せぬ本気をください- 藤鈴呼自由詩2*17-6-1
つまらない休日- 坂本瞳子自由詩4*17-5-14
クリミイ_ふくろう_- るるりら自由詩8*17-5-10
いつもこころに青空を- 吉岡ペペ ...自由詩417-5-8
またまた- 坂本瞳子自由詩3*17-5-8
ちょっとが許せない時代- zenyama太 ...自由詩1*17-5-6
青春の記憶(小詩集)- 宣井龍人自由詩14*17-5-4
私を包んだ- 間村長自由詩3*17-3-31
白い燕- 塔野夏子自由詩6*17-3-31
鉄クサイ男_水臭い女- 藤鈴呼自由詩2*17-3-28
居心地がいい- 夏川ゆう自由詩217-3-25
暖かな食事- 梓ゆい自由詩417-3-17
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