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舞い落ちる
木の葉をそのままに
冷えた肩を抱きしめた

さてと

フリーウェイを飛ばして
海へ行こうか
山へ行こうか

そこにはいまだ見ぬ君がいるかもしれない

冷えたエンジン ....
 酒房に足をふみ入れたとたん
 行方の知れなかった心が
 戻って来た

  日頃 胸の底に巣喰う黒いものが
  熱っぽく溶けて肉にしみ入ってくる

  私に降る 師走の雨

   ....
何とも言えない感覚
どのように表現すればいいのか

師走という言葉
白いイメージ
寒いイメージ

師走という言葉が大きくて
それに翻弄されているかのよう

旅行して気分を変えたい
 ....
鏡よ鏡よ鏡さん、この世でいちばんの愚者はだぁれ?

鏡よ鏡よ、この世で一番の愚者は、その質問をする者かもしれませんね。

ありがとう。おやすみ。

おやすみなさい。良い夢を。
透き通る光が降りてきて
君の頬を丸く染めた
指折り数えたら
真っすぐ昨日に振り向いて
照れていた「おはよう」が
笑顔で溢れ出る

つがいの鳥は鳴いていますか
細い君の指が苦しそうに ....
自分のこころが
話し相手の私
悪も私
善も私
いろんな私
今一番見失われているものは
信じる心ではないか
詐欺の多い時代ではあるが
人を信じないでは生きていけない
たとえ生きていけたとしても楽しくはない
人間の喜びは
人を信じることとともにあ ....
良い豆を取り寄せ
ブレンドしたコーヒーが
売られている

他の仕事を辞めて
コーヒーショップを始めたとか

時々コーヒーを飲みに行く
若い人は少ない
熟年夫婦の話し声

忘れたい ....
まだ硬い、
橙色の果皮をつきやぶって、
少しぬめっている、
その冷ややかさ、
滲み出てくる、橙色の果汁、
ほんの少しだけ粘り気のある、
硬めの橙色の果肉、
に挿し込まれてゆく、しろい歯の ....
それでも
命ある限り
命に従い
生きる私は
今を味わう
午後ティー淹れたティーカップ
祝日の遊園地
中も外もまわるまわり
衛星カメラを
反転させても
とどかない
銀河系のベランダに
望遠鏡を置く
砂粒をあつめたティーカップが
暮れの手前で ....
猫は一見すると
おとなしそうに見える

私は猫を被る
おとなのしぐさで魅せる

本性なんて
おとなはお互い見せない

被れないほど暴れる猫が
猫を被るとミステリアス
おとなのずる ....
それから
ごめんなさい
ありがとう
行方不明の
愛のともしびよ



味わう
という
生き方を
しないと
もったいないかな



冴えかえる
闇の
静かさに
 ....
    「今日」



   足許が 冷たい

   濡れた路面に浸む夜の訪れ
 
    こんな日も

    あるのか

   早く帰って お風呂にでも入ろう。


 ....
何をやるにしても
やる気がなければ
上手くいかない

続けることが難しく
途中で止めたくなってしまう

自分を信じる
やる気が湧いてくる
やることが上手くいく

その流れが続いて ....
魂という命は
絶対ではないけれど
大切であることには
変わりない
子どもたちの夢は
入道雲とともにあった
貧しかったけれど
夢があった

時は瞬く間に過ぎて
もう戻らない

今は夢にうなされる日々
夜は電気を消しているから
スマホの明かりだけが頼り
指先の動きだけが
生きていることを知らせてくれる

こんなに小さい機械の中だけが
わたしの世界で
波間に漂うクラゲみたいに
ふよふよ ....
のっぴきならないで
仕方ないと思う
しかない
場合もある。
青ざめる空と


待つ
しかない
物事もありますね。
待てるだけでも
いいのかもしれない
まだあたらしい平日、
月曜日とおなじくらい性質(タチ)のわるい、
前半のまだ前半、
週末の解放と賑やかさへとたどり着くゴールテープまでは、
まだほど遠く、
しかし、身体のなかのエンジンはもう ....
人魚の名前が アリエルだとしたら
膿ばかり見てきた こんなアリエルも 有り得る
膿には 国境はない 
膿には清濁も いっしょくたん
わけることのない暗い世界で
大波小波 ちぢにみだれ ....
最近よく良いことが起きる
奇跡なんかではなく
そうなることが決まっている

視野が広がったような
目の前が明るく見える

良いことすれば
良いことが続く
身も心も元気で溢れる

 ....
孤独という実体、
実体としての孤独、

いつのまにか確固と在り

  *

真夜中 両脇に眠る
父親と母親に挟まれ
僕は突然目覚めた

豆電球に照らされ
薄暗闇のなか
浮かび ....
 半月のゆらめき昇る時
 哀れにも
 恋の嘆きのリフレーン

 がらんどうの
 もはや、夢をつくり得ぬ
 心

 何もかもが
 その中で共鳴するから
 全てが 一様に化合さ ....
君は丸いうさぎ
丸うさ

タヌキみたいでかわいいよって
いっちゃったけど
タヌキを目指すのは違うんだ

お腹を叩いたり
ちょうど良い葉っぱを探したり

キツネに会っても
勝負しち ....
灰青色のかなしみが
時計の針にまつわるので
空気が気怠さを増してゆく部屋で

六月の似合うそのひとを
あなた という二人称に委ねないために
窓外に滲むあじさいを
しずかにただ眺めていた
 ....
凄腕のガンマンが
一線を退いたあとは
殺した相手の供養か
田舎で隠居生活か

しかし赦さない(あなたが)

老骨の手は震え
(あなたが)という弾丸を
最後の仕事として放つ

「ま ....
 夜

月明り
独り暮らしが始まっていた
絶望も希望も寝静まり
生活が一つ転がっている

 朝

目が覚めて思う
生きていた
しかも快晴だ
何にもないので
布団を干した

 ....
 {ルビ十重奏=デクテット}な鈴虫の競い鳴きに
 飲んだアイスコーヒーのグラスもそのまま微睡む 
 日暮れ前

 曇りならば昼間でも鳴く
 それは{ルビ八重奏=オクテット}から{ルビ七重奏= ....
白いマスク付け
白い空見上げ
しずしすと
雨、降り続け
白いマスク外し
地に目をやれば、

路傍に咲く花
色とりどりの草花
アスファルトの隙間から
生え育ち花開く
この雨に濡れる ....
佐白光さんの自由詩おすすめリスト(624)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
予感- レタス自由詩3+*23-12-17
デーモン- リリー自由詩5*23-12-15
師走- 夏川ゆう自由詩423-12-15
鏡よ鏡よ鏡さん、この世でいちばんの愚者はだぁれ?- 足立らど ...自由詩4*23-12-4
中庸の頬- 由木名緒 ...自由詩10*23-12-2
※五行歌「自分のこころが_話し相手の私」- こしごえ自由詩8*23-11-30
信じる心- ホカチャ ...自由詩4*23-11-30
コーヒーショップ- 夏川ゆう自由詩723-11-24
- 本田憲嵩自由詩523-11-12
※五行歌「それでも_命ある限り」- こしごえ自由詩5*23-11-12
午後、静物- wc自由詩323-11-4
被れない猫- イオン自由詩3*23-10-28
※五行歌_三首「行方不明の_愛のともしびよ」- こしごえ自由詩5*23-10-28
初めての五行詩_(二作)- リリー自由詩9*23-10-28
自分を信じる- 夏川ゆう自由詩523-10-13
※五行歌「魂という命は_絶対ではないけれど」- こしごえ自由詩2*23-10-12
- ホカチャ ...自由詩4*23-8-19
夜の独り言- 久遠恭子自由詩4*23-8-17
※五行歌_二首「のっぴきならないで」- こしごえ自由詩1*23-8-16
火曜日- 本田憲嵩自由詩623-7-21
こんなアリエルも有り得る- るるりら自由詩9*23-7-21
良いこと- 夏川ゆう自由詩523-7-21
自我というもの- ひだかた ...自由詩4*23-7-20
半月- リリー自由詩3*23-7-8
丸うさ- 日朗歩野自由詩8*23-7-5
あじさい- 塔野夏子自由詩12*23-7-5
凄腕のガンマンが- 足立らど ...自由詩3*23-6-23
One_Day_- 空丸自由詩1623-6-22
アンサンブル- リリー自由詩7*23-5-15
聖なる瞬間- ひだかた ...自由詩7*23-5-13

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