仮面劇
なければ辛いだけだろう
けもののアイツのストレートな愛
もし愛が
なければアイツを覗き込み
どこへ行くのと訊ねはしない
耐えられない
アイツのけものの炎の眼
....
あのルックス モテるだろうな間違いなく
モデルさんみたいな十等身
気にかかる 憎まれそうなニューフェイス
知らないでしょう キミのことだよ
イケメンの客寄せパンダと思ってた
女性客ら ....
バシャバシャと
ベッドの海で泳ぐという
夢を描いた、哀しい絵の具で
遠くから
雨の匂いがする冬は
雪が降るより、心は寒い日
流星に
安い願いのメールして
刹那みっつの祈りを ....
回転灯 知らない街の知らない手
あなたの肩の今日が溶けてく
空白の手前で気付かないように
ちゃんと落ちられますようにね
あふれ出る
光の速さで楽園を
堕ちて、あなたの、胸に飛び込む
じぶんさえ
反射させてた大嘘に
痛々しくて涙をこらえた
どれでもいい
拙い愛でも泣き笑いでも
....
冬の爪
なにで鋭く研いでいる
刺す眼が心の形を冷やして
心臓を
明日待つ孤独と名付けたら
銀河の海で泳ぐ星たち
いうなれば
さくや流れた血の味すすり
この花咲く頃、ピカロに ....
口紅に
熱いくちづけくれたって
抱かれるたびに醒めていく月
神戸には
つらい雨だけ降らないで
心くるくる狂っていきそう
口にして
ほんとの想いを送るけど
あ ....
川多い広島市内三角州豊かなものを運ぶ太田川
広島市の川から宮島繋ぐ船数カ国語が飛び交う船内
青空が何処までも続く日曜日夏の青空何処までも濃い
夏の午後冷たいものを飲み干した一瞬夏が萎 ....
巷では色づき終わり散りゆきも未練のつくる木漏れ日が愛し
見上げれば空に行き交いし秋雲のいつか在らぬや霜月末日
冬は白白は雪色北国を焦がれし雪の珍しき国
冷房のついた部屋から出たくない気温は高い熱帯夜は続く
汗ばんだ身体の匂い夏のもの目に映るもの暑さの光
西瓜食べ少し涼しくなる身体瑞々しさが暑さを消し去る
金曜日明日は土曜日日曜日予定 ....
....
....
旅先で拾った不思議な光る石独りきりの心に寄り添う
ビアガーデン夜景見ながらビール飲む気分良くなり飲み過ぎてしまう
突然に良いアイデアが降りてくるそのアイデアが世界を変える
朗読の声に ....
天高く
伸ばすてのひらヒラヒラと
透きとおる風、雪舞わす風
あなた待ち
こころがきゅんと鳴る音と
聴かせてあげたいシャランと月光
倒れ込む
キラキラ夜空の下の街
初冬の ....
ジーパンに
ジャージの君を
姫として
傅くために
朝焼けろ海
薔薇園の香りを吸って幸福感人々が持つ美を引き上げる
自宅から歩いて五分の公園に遊具も多く人気が高い
夏になり経験のないことしたい短い夏が僕を焦らせる
古民家が密集する地区迷路のよう近 ....
地球儀を回して世界一周し少年はもう老いてしまった
そっと咲く花より花壇のなかに咲き競いあいたい女でいたい
人混みの人の匂いを避けたくて空いた電車を待ち続けてる
肌に薔薇彫っているのに ....
湿気より暑さが強くなる真夏多少は過ごしやすい気がする
かき氷食べて頭が痛くなる嫌な記憶がぐらぐら動く
激しさが増すように降る夜の雨家族会議を遮るように
山菜を採る名人と呼ばれてる近所 ....
胸もとも
濡れてるいろの恋の花
キラキラしている色気の無い雨
潤いの
ある意味ある目が死んでいて
流す涙は阻止するプライド
寝ていたが
世界の終わりに気づいてた
あ ....
人恋し神様お願い助けてと言えるうちは癒える内から
ほら、これあげるからとレントゲン写真をプリントアウトしてくれたおじちゃん先生はそうか自分で見つけたの偉かったねと言った。わたし子供みたいだっ ....
愛の傷
君も痛みを信じない
ふたりの世界を救ってみせるわ
勘違い
しなくてすんでまだましだ
あたしを好きか聞きそうだったよ
その愛の
結晶となる十字架を
....
喧嘩して
言ってはいけないホントを怒鳴り
一瞬凍ってヒビ割れた愛
襟もとに
指を這わせてみだらになれない
狐がコンと啼く指人形
なぜ逢った
思い返してももっと大好き ....
新作の料理娘と考える良いアイデアがまだ降りてこない
初めての店でカレーを注文する家のカレーの味に似ている
行きつけの中華料理の店がある辛さが強く汗が噴き出す
過去読んだ小説映画になる ....
もしかしたら
ヒトの成分は
血と涙と汗だけで
てきているのかもわからない
喉が異常に渇く
「オーイお茶を」と妻に声をかけた
反応がない 無理もなかった 彼女の両の耳はイヤホーンで塞がれ ....
あたま撫で
られて小さく嬉しくて
目をみひらいてみえないなんちゃら
愛もらい
期限つきでも笑ってる
いつ去る秋に凍えるかんちゃら
ふもとから
登って来たの ....
夢を見るあなたもわたしも歩く人 色彩のない花畑をゆく
思い出は消えていくからまたいつかふたりっきりで花を見ようよ
雨女の女性社員と営業にやっぱり雨が降ったと笑う
晴れになり予定通りにバーベキュー会社仲間と賑やかに過ごす
お茶漬けをたまに食べると美味しくて毎日食べても飽きないだろう
紙芝居娘が作り ....
寂寥が近づいてくる夕暮れは駅の改札素早く抜ける
汚れてた鏡の中に映る顔拭い取れない俺の目線は
生き方を記した地図は襤褸になり風に千切れて拡散しても
気になって仕方ないのにその女抱きた ....
誰彼の配慮で自死となりちゃんと伝えたかったことばが消える
何もかも輝いて見える日常の幸せばかり舞い込む魔法
山の上の畑まで一時間かかる毎日だから体力もつく
想像と違うイベント目の前に陽差しが照らす努力の数々
梅雨明けを待てば待つほど遠退いて ....
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