素数
夕暮れ
夏
紙芝居読めば子供に戻れそう純粋だった幼稚園時代
色褪せて見える真夏の終わり頃濃い二人の影重ねて遊ぶ
やったことない手品やり楽しんだ君は驚きながら種を聞く
羽があり何処でも飛んで行ける ....
道化師の
カードが来たら
ヨーソロと
大きく笑え
....
{引用=言葉など信じられない風景はうそを吐けないたとえば樹海}
夏休み毎日日記書いていた面倒だけど宿題だから
休日は都会で過ごすより田舎窮屈そうな高い建物
哀しみを月の光が消していく身軽になれば幸せ気分
嘘をつく君の仕草ですぐ分かる互いに隠し事は ....
三人兄弟
間に挟まれ妹は
兄弟にいない
妹は邪険にされ
空気中の塵となる
春は来た
枯れた草花
眠るな春に
色とりどりの
香を手繰り寄せ
父の骨減り続けてゆく骨骨骨胸のロケット重たいままに
ころおん
こるろおん
くるうくるう
くるうおん
届かぬと
噛み砕いた
濡れ手紙
雨音塞いだ
渡せぬ思い切り
朝顔の淡い花々可愛らしい早朝に咲き昼間は萎む
夏の朝涼しい風に癒やされる昼間の暑さ乗り越えていく
会話なくデートの時間進み出す出逢って二度目で緊張消えず
おやすみの言葉が今日の嫌なこ ....
ドラマ ひるがえしてティッシュペーパー 肝心の心臓が鳴ってればいいよ。
ごめんなさいあたしのあなたもしあなたが死んでもあなたがいるのがこわい
そのほかに人生がある 上手じゃないさよならのあ ....
長袖が 汗ばむ腕を 遠く振り 花も葉も散る 春という駅
目の上の
花の色香に
嫉妬する
私の心
誰ぞ知るかな
11の
黒い王子の
フルハウス
11と2の
オールドジャック
桜舞う
色男には
香る夢
涼しい視線
包む春風
新しく出来た総合公園は老若男女楽しめる場所
夏の花思いつくのは向日葵で色濃い夏を象徴してる
暑くても「外に出たい」と子供たち川遊びより山登り好き
蝉の声聞きたいと思う昼下がり病室にい ....
風さやか
若葉きらめき
時移り
伸び伸び広がれ
それぞれの春
膝枕みあげる視線おっぱいの向こうの笑顔変わらずにいて
おっぱいが胴回りより細くてもそれが貴方で触れていたくて
おっぱいをみるためならば筋トレをすべきと固く信じてた頃
....
米糠に触れた滑らかな掌ボタンを外しおっぱいに置く
ともに入る風呂で見慣れたおっぱいを愛でて二人で歳を重ねる
乳首ないあのおっぱいに触りたい願い叶わずお店をあとに
....
ジメジメの梅雨の彼方に夏がある夏に憧れ抱く雨雲
雨音は何処に行っても変わらない心次第で悲しい音に
夏休み夢中になれること探す息子は読書娘はダンス
恋をして何だか心騒ぎ出す落ち着きがな ....
背伸びして飲んだ珈琲、背伸びして深夜に聴いた米軍放送
眠る前の祈りのようにおごそかに東証株価指数(TOPIX)
君のなかで息継ぎをする瞬間が衛星写真のシャッターチャンス
満潮の時刻は ....
{引用=先生が選んでくれた歌抱きしめて灯りを消してみたいと思う}
真夜中のバッハはビオロン選曲を間違ってない強がってない
何度でも何度でも自らに云うどんなに困れどニコンは売るな
こどもの日見た空よりも凄い空きっと見てからそこへ行きたい
....
本を読み知らない知識入れていく面白ければ覚えが早い
美しいビーチが並ぶ能美島少し寂れたような島内
八月に本格的な夏になる短い夏に勢いがつく
蝉の声聞けば夏だと実感し暑さ溜め込む午後の ....
野菜植え育つ早さに驚いた収穫の時期そこまで来てる
夏祭年に一回行われ何回行っても内容同じ
海を見る集中力はなくていいただそこにある海を楽しむ
新しい建物建たず古いまま昔のままを表現し ....
空が知るアスファルトも知る自らもだけど足りないそれはパンです
遠い日もいまも変わらぬリボン無きみすぼらしさよこの人生の
いつだって観ている隣の人生の味は甘いかどんな甘さか
....
銭湯
もずく
ハサミ
想いならわたしのほうがと明らめる意味の種蒔き可愛がる春
あなたからわたしからとかいうでなく朝のひかりが解していたり
かなわずに終わった希いはひとの世を背負った花のなかでもアネモネ
....
閑静な住宅地から幸せ音家族の愛が生き続けてる
新しい団地の隅に墓地がある階段ばかりで便利が悪い
デジカメがあるから使い捨てカメラ影を潜めて忘れ去られる
ごめんねと遅刻を素直に謝った土 ....
この町も寒さと雪が通り過ぎご覧春だよ生まれたての朝
100億の雨を降らせた彼は今望遠鏡で夢を見ている
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