お地蔵さまがほっかむりをかぶったと見に来たが昼の光に雪解けのあと
雪から雨に変わったせいかコンビニから出たら俺の傘がない
空が黒いし降るか降るなと傘を持って電車に乗る 駅を出たら雪
風とゆく雲になりたいゆけるならどこでもいいと思う日もある
野ざらしの地蔵に声かけ返事はないかわりのように木枯らしがざぁ
風がまくる高校生のスカートを押さえる仕草は夢があるよあると言え
洗い物で冷えきった手に染む寒風お前もあがり?ラーメン行かへん?
夕雀夕鴉たちもいなくなりわたしの心のように暮れてく
渋滞し夕暮れ時の街赤い仕事疲れがどっと出てくる
昔からチーズの匂いと味が駄目苦手意識が高まるばかり
感謝して愛し愛され生きている不要なものが存在しない
南風生暖かさ連れてくる北風との ....
星が舞う。
ような気のする冬空に
赤や黄色や青の、花火よ。
爪を砥ぐ。
まるで刃物の冷たさを
こころに刻んでいる、冬の夜。
夢のあと、
楽しいパーティで出 ....
めらめらと陽炎揺れる繁華街欲望勝手に走り出す
黒和服凛々しき姿は美しく遺影を抱いて霊柩車
眼を病んで片方失う人からの電話着信明るいメロディ
黒髪が老いて衰え真っ白に姉の青春今何処なり ....
木枯しに揺れる紫煙やまず寒風やめやめ憂鬱ひたすらに思ふ
声あげる子供をガキと疎む頭がガキと知るも耳塞ぐ
電車でのポテトのにおいはテロだねと人も言ってたわたしも同意
夜の海穏やかそうでそうではない今夜は力強さが目立つ
冬なのに気温が上がり暖かいでも平年より雪が多い
北風が絶えず吹きつけ寒い今日外での仕事多くて困る
新しい店が出来ても人気出ず出入り ....
きみといる羽毛布団のふかふかは天国よりもきっとふかふか
君の瞳に花が棲んでいたこと散ってから知る 涙が花弁
コンビニのアイスで泣いてる夜が好き君がしあわせになりますように
袖を引く銀紙の星に馳せた朝かみさま許してこの人が好き
百円を軽んずるでもないけれど百円ならばとそんな日もある
今朝は雨
冷たい雨
空には雨雲
予報では終日降るらしい
晴天あれば
雨天もあるさ
なんて言ってられない
午前八時から十七時まで
屋外作業の俺には
雨風雪の類いは直にこ ....
《中央》を
突破する恋、選んだの
絶対未練が残らないように
ああ、それで
目の前の世界が音立てて
《冷たく》崩れる未来も知ってる
夜明けには
《たったひとつの》願望が
....
魅力ある町にしようと話し合い新しいもの取り入れる勇気
ラジオから鳴り響く歌懐かしい懐かしさだけ集めた番組
ラジオ聴き最近の曲知っていく歌詞重視の曲を聴きたい
昔見た映画のシーン思い出 ....
みずうみに
おれんじの泡を沈めたら
柑橘しぶきのみずうみ夕闇
葉の落ちる
ソファーの上に西陽さし
どくどくどくと心が鳴ってる
一匹の
星座の名前を知ったあと
....
冬の日を思う今朝来て小鳥来て空よく晴れて飲むこはくいろ
木犀のうすだいだいの花びらのなかからこぼれ咲いた秋の日
アレをする
理由がほしい君が好き
なのですからと、ちゃんとアレする
夕焼けの
死んでしまったこの街で
天使のふたりを信じたバカ有り
空の下
全てが青く染められそう ....
まだ名すら持たない子猫わが部屋に命一つを持って加わる
遠い過去に陽射しが当たり浮き上がる痛い記憶はソフトに消える
雪は溶け白くない街顔を出す何年かぶりの大雪騒ぎ
鍋囲み思い出話に花が咲く美味しさよりも会話がメイン
夢で観た雪降る街の中心 ....
降る夜の白熱灯の儚さよ人生アドリブだけと限らず
つらい時いつも会いにいく銀杏樹の秋を語れぬ今日は切り株
青空の少ない曇り空の日に池に映った曇り空揺れる
大雪で積もったままでそこにある街の機能が正常ではない
広島の市内は雪に覆われて見慣れない雪に戸惑うばかり
何処までも青いばかりの今日の ....
美しい
貴女に呪いをかけたいな
どんなときでも私を好きって
水溜り
アメンボの波浮かんでる
まるで世界が変わるきっかけ
傷ついて
三日月尖って空高く
心が鋼という嘘も知る ....
あたしだってあきらめましたかあさんのぼうれいとはもうおわかれしたい
おとといもきのうもきょうも金木犀きっとあしたもかおるといいな
ぼくはくまぬいぐるみのくまこわくないかおるちゃんちにおじゃましてます
遠い日の思い出たちが集まって今現在に懐かしさ残す
飼い猫が落ち込む僕を慰める潤う心取り戻せそう
寒い日々もうすぐ終わることを知る春の植物顔出し始める
ピンク色梅から淡い薫り出る冷たい ....
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