君をモチーフに詩を書いたと連絡したら
由良川は通勤で毎日見るし、
山家城址も裏山みたいなもんやけど、
歴史の移ろいなんか見ないとの事。
船を出して釣りもするけど、
「ああ、今年もひぐらしが鳴 ....
リルケの秋のその先へ

感慨をもって



誰へでもなく
溝川(どぶがは)の底のヘドロから鬱勃と湧き上がるメタンガスの気泡が水面でぽっぽっと破裂する音のやうに
思念は私といふ名のヘドロから鬱勃と湧くメタンガスの気泡であって、
思念は五蘊場で幽かな音を発し ....
ピンポーン

玄関に出ると

大きな小包を抱えた
宅急便のお兄さん

実家から届いた
その箱を

玉手箱を開けるように

ワクワクしながら
開けると


なんだか
な ....
友よ。
君が家業のために帰郷して
随分久しいが、変わらず息災かい?

僕は昔、君とやっていたように、
言葉をひり出して空虚な自分を埋めようと
また足掻き始めたよ。

ただ、僕にはやはり ....
私の眼に映る世界は
いつも美しくて
どんなに残酷か知ってはいても
やっぱり美しくて
日々、泣きたくなってしまう

希望
それは死ぬ直前にすらある
役割を終えた安心と
やるだけやった満 ....
円を描き力動し続け
重ね重ね繰り返し
意志し自由に身を委ね
私の意識の向かいから
また内側から溢れる如く
黄金に充たされ光り輝き
ながら思考運動いつしか
縦刻み不断に打刻され 
    ....
もしピストルがあれば
薄汚いおまえの眉間に
一発撃ち込んだあと
左のこめかみに突き当てて
銃爪を引いてやる

銃声が地下鉄のホームに
響き渡ると
会社帰りの女が
狂ったように金切り声 ....
君を書かないよ

すでに詩なのだから

君を変えないよ

すでに風なのだから

君を思わないよ


できるわけがないじゃないか

今日も見上げるよ

空の白い雲のあたり
 ....
 
 朝、学校行きたくなくて

 ベッドの中でグズグズしてる



   夢の中でも迷ってる

   夢くらい好きに生きたっていいのに



 球技大会って何のためにあるんだ ....
花びらちぎっってどうするの

あなたのその手の中の花

まだ  風の中で揺れていたかった

あなたの恋の行方とは関係のない命
なのに

花びらちぎってどうするの

命をちぎってど ....
階段を登りきるともう

下りの螺旋階段

今度はどんな命をいただくのだろう けれど

本当は本当を言って良いのなら


永遠の量両翼が望みです

もしもその価値が私にないのなら
 ....
我は行く そこに道ある故に

世は無常 人は誰もがいつか消えゆく塵芥
凡庸低俗な人間から、凡庸低俗を教わる

廃品回収 路上に捨てられたスクラップ
凡庸低俗な歌から、凡庸低俗な表現を教わる ....
あきらめろ
すべてを手放し、忘れ、消し去れ
空になった瞬間
願いは叶う

あきらめるな
あと、一歩、足を伸ばせ
その1ミリ近づいた瞬間
夢がカタチになる

あきらめろ あきらめ ....
物足りないまま夜が終わる
義務感がため息をついて
孤立している
今日も明日も繰り返すだろう
しらけた朝に目を閉じる
瞼の裏側
毛細血管の色彩が
生活を急かす

これでいいのか
答え ....
もしいつか会うならば
そこは淡い抽象画のような場所
つつましく響き合う
やわらかな薔薇色を 薄明や薄暮の青灰色を
ほのかな真珠色を しっとりと佇む秘色を
感触しながら
静かな体温を寄り添わ ....
● 武者震い ●

いつまでも愚者
愚者だから愚者
愚者だつて苛立つて
串焼き食べて
愚者ぐしゃぐしゃ
紙にかいてぐしゃぐしゃ
山羊にあげてくしゃくしゃ

もしゃもしゃもしや
も ....
怖いのでしょう?
裏切られたら
致命傷になってしまうから
ひとのこころが容易く変わることを
知っているから
信じられないのでしょう?
優しく寄り添ってくれて
傷つけないひとがいることを
 ....
知られてはいけない事と
隠したい事は意味が違う

知られたい事と
伝えたい事も大きく違う

「意外だね」って言葉が好きだ
小さな声で大きな夢を語るような

山頂の空気が美味しい ....
今年の夏は暑すぎて
服も皮も肉も脱いじゃって
骨だけになって過ごしたよ

ようやく秋だね
涼しくなってきたし
そろそろ肉と皮を着ようか
まだ服はいいかな
お外は涼しい風が吹いて
とっ ....
低気圧の接近、
する唇から
漏れる苦い言葉
水へと沈み
二度と浮上しない深海の
珍しい魚になる
従兄は輪転機を回し
僕らの指紋を
大量印刷している
これでも昔はお医者さんだっ ....
○「今日の言葉」

四苦八苦の人生
涙なしに
渡る人は
いない
普段乗らない電車で
小さくなって
降りる駅を待つ
人がいっぱいだ
でもみんな
スマホしか見てないので
昔よりは楽だ
世の中には
こんなに人がいるんだもの
そりゃ一人ぐらい
電車の中 ....
泣いて答えを求めた時に
答えはわからなかった
愛に永遠はあるのか

でも時が過ぎ
全てが変わっていく頃
私は心理を悟った

とても簡単な答えだった
愛に永遠はある
自分の中にこそ
 ....
いろんな人が
寂しいって
ボール投げてくるから
いつも無意識にキャッチするけど
投げ返すと
もうそこにはいなくて
短い会話は
道に転がる
誰かランダウンしようや
寂しさや悲しさを
 ....
君が食べたいと言ったから、
近所のスーパーでスモークサーモンを買った。
298円──破格の値段だ。

「皮がついてる……刺身の切れ端?」
ほとんど文句に聞こえるコメントを呟きながら、
オリ ....
一番恐ろしいのは、己の弱さ。
そいつが囁く、言い訳という名の誘惑。

夜半過ぎ、映らないテレビに自らを写して、
滲む爪先を凝視した。
奇妙な雨音だけに耳を傾け、
ただ、逃避した。

そ ....
あの夏の日から時間の止まり 
朝霧晴れた今日の一瞬の開けに織り込まれ
たけし起きろ森へ行くぞと兄からの柔らかな呼び声
遠い道程の時の運びを遡行し眼前に響き拡がりつ
兄に導かれ入り込んだ森の木々 ....
心ころころ石っころ


いしっころには心はあるか

せめても言葉を知ってくれ

淋しいかなしい聴いてくれ

心ころころい石っころ

石っころ一つポケットに入れて

せめても少 ....
心の中の晩秋は

村雨ばかりの降りしきる

そこへ私は土足で立ち尽くし

自らを裏切り続けている



悲み屋の通り道で
一等悲しいラブストーリーを

けれどいつまでも訪れず ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
手紙(作者コメントをそのまま)泡沫の僕225/10/18 0:11
memoうし125/10/17 23:47
思念の行方積 緋露雪0...125/10/17 22:54
玉手箱こてふ225/10/17 22:14
手紙泡沫の僕3*25/10/17 21:43
美しい日々りつ4*25/10/17 21:27
ピーナッツ・ガム(改訂)ひだかたけし625/10/17 21:22
ブロイラー花形新次125/10/17 20:48
友達  もっぷ梅昆布茶2525/10/17 19:47
ドッジボールおやすみ325/10/17 18:39
花占い  もっぷ梅昆布茶2425/10/17 17:26
廃屋   蒼風薫325/10/17 17:18
鏡文志4*25/10/17 16:36
あきらめろ あきらめるな多賀良ヒカル125/10/17 12:48
虚無を喰らう夜725/10/17 12:43
塔野夏子12*25/10/17 10:27
武者震い足立らどみ325/10/17 8:17
呟きりつ3*25/10/17 8:12
例えば今夜の話自画自計325/10/17 7:45
骨と全裸にのまえいつ...425/10/17 6:34
低気圧たもつ525/10/17 6:30
独り言10.17zenyam...3*25/10/17 5:33
化石ガト3*25/10/17 5:30
自論2*25/10/17 5:27
Rundown4*25/10/17 5:07
298円(ニーキュパー)の晩餐泡沫の僕3*25/10/16 22:12
弱すぎる5*25/10/16 20:50
遡行し移動し続ける原光景ひだかたけし625/10/16 20:02
こころこころころ  青風薫梅昆布茶2625/10/16 18:39
晩秋の一頁  蒼風薫525/10/16 13:20

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