透明なグラスに注がれたコカ・コーラには西陽が射し込んでいて、そのなかには幾つもの氷が沈み込んでいる、その一番上のものには幾つかのちいさな罅が入っていて、まるで浄土の影がわずかに映っているみたいに、その .... そのインコはレモン色で
くれたのは男の子
見知らぬ男の子
なぜなら前日がクラス替え

中学時代はそういう風な忘れたいことばかりが過ぎる日々
レモン色は苦しい

インコはあっけなく生き絶 ....
君を思い出したくないんだ。

「寒いんだから良いじゃん」
腕を絡ませて、もたれるように歩く。
寝返りも打てない距離で眠る。

散髪(美容院?)に行って、
髪がないと騒いだり、
風呂場の ....
バロックを聴いているゆうべ

ピアノが優しく誘う
夢への世界 扉はすぐ

そこだけれどまだ

開けないで聴いていたいと
バロックを聴いているゆうべ
気がつけば夜同士となった
一人の ....
踵の高い靴が履けない
ファッションで履いてたヒールは
いつしか脚が疲れるようになり
つんのめることも怖くなり
歳と共に
押し入れの奥に仕舞われた

スカートに似合う
低いパンプスが履け ....
地に突き刺さる
十字架から
血の迸り
大地へ注がれながら
天空へ噴き上がるを

見届け生き抜き生かされ
すっくと立ち上がるチビ太たち
自らの内に潜み働く神性の
疼き思考脈動自ら実感し ....
とても卑屈に落ちた時
見上げることなど役に立たない
そのことを本当に知っているあなたは
宇宙のどこかにいるのだろうか

そう思って私は空を見上げる荒れるはずだったのが嘘のようなすぐに私は背中 ....
はっきり
言って
もうなんも食えないくらい
食いすぎだ
んですわ

バッハさん
もう全部持ってってくれ
地球の教師よ
未練はもうなんもない

追記:政府は
全部知ってるよ
な ....
普通って何
異常が
普通になっちゃった
異常が普通の
顔して歩いてる



私は
無力だ

思うこと自体
おこがましい



さまざまな存在に
感謝することを
 ....
酩酊を思わせる振動がずっと続いていた、思いつく限りの暗色をすべて混ぜ合わせたみたいな空の色だった、何処かでずっと俺のことを見つめ続けている目があるような気がしていた、でもそんなことは別に初めてじゃ .... 切実な悩みが俯いている
言葉にしてみると
いくつもの紐が出てきて
引っ張ると
切実が鳴りメロディになる
思っているより美しい
問題は保持していてもいいんだ

かけがえのない
自分の道 ....
食べても食べても減りません
いつかは無くなるのは
わかっていますけれど


みかんの季節です
待ち焦がれた季節がやってきました

大きなバケツに山盛り
有田みかん 四百円 
「 ....
○「台湾有事」
その前に熊有事である

○「人生転倒」
枯れ枝男や浮き石女に
気をつけよう!

○「我慢ができない」
年を取ると
小便を我慢できない
待つことを我慢できない
黙っ ....
別に着飾るわけではないけど

動きやすくて

心地よくて

少しだけ奇抜に

自分をちらりと

表現できると

いいな!

それが個性だねと
けれど
光らない夜空の果てにみえる
甘いドーナツのような
月も舵を失い
そして
感謝を忘れたひとの街に
地響きがゴゴゴゴゴと
なにかを裏切るように聴こえるとき

水に濡れた一 ....
地球と接地する全長25cm
右 左 のリズムで地を踏み その黒色を示す
窮屈な足の住処は僕を目的地に運ぶ

歩いて、走る
コンクリートや大理石、草原や砂利道
汚れ、擦り切れて
歩いて、 ....
約束の果てで 果てと
ほほえみの
交わされる時
命は
叶う

その時までに
命に従い生き切るの
命に従い生き切るの
ああ

それぞれが、
世界のあとに在り
世界のせんたんに在 ....
偽物か本物か、
俺には関係ない。

誰かと同じバッグが欲しい
誰かと同じハットの被り方
誰かが褒める何かのなんか

在るのが俺だけなら
全部不要だろ。

そう語るまで、
何度も語 ....
月神は灰塵を踏む
死者たちの骨灰が
静かの海に降り積もり
夜を呪詛するように
祝福するように
鳴く月の砂漠を歩く
風もなく
極寒も灼熱も
容赦なく巡り廻る月に
音だけがある

1 ....
叫んでいるのは
本人ではなくて
彼を取り巻く
世界の方だ

世界の叫びが
聞こえたことのない俺は
橋の上に佇む
他人そのものだ

恐らく狂うことはない
何故なら
こんな俺でも
 ....
一、 娘は 見目麗しく
    寒さの夜さえ
    せつなく 手を伸ばし 
    家の近くの男たちを徘徊させる

一、 化粧気など 少しもないけれど、
    美しく それはき ....
いまはたまたま歩いてる道が
違うだけだろ仕方ない
あんたもわたしももがいてるから
すれ違ってもわからないかな

ただもしこの先お互い生きてたら
いつか交差点で見かけたら
グータッチしよう ....
憂い、哀しみ、懐かしさ
浮き上がるエメラルドグリーン
夕陽の沈み陥没する西の空に
美しき慈しみの色彩明け広がり
憂う哀しみ強き意志の懐かしみ



意識があるとは如何なること
脈打つ ....
体ほどもある真白な画用紙。
指先ほどの6色クレヨン。
そいつで幾つも石を積み上げていく。

色を変え、形を変え、飽きもせず。

賽の河原みたいだね。
ーー違うよ、お城だよ。

できた ....
リハビリ行きたくないもの
ゴールが遠すぎるもの
今日は日曜日でしょうが
私にはくれないの

きっと明日も同じこと思う
だって昨日も思ったもの明後日のことも見えているリハビリなんて投げたい
 ....
温度はリズムだときみは言った
そうだね、窓を開ければそこには
夜の音がひろがる
透明な町
メタリックブラック、複数のビル
高い場所で永遠に回転する光


風は傷のようで
目には見えな ....
だから私死ぬから
とじいちゃんに言ったら
死んだ気になれば
なんでもできると

ね、じいちゃん
毛布を送って
大きくてゴージャスな
アクリル製のお古を


それをどうする
送る ....
理由があって神経をとがらせながら
ほとんど毎日を泣き暮らしている
ほとんど毎日決まった人たちに
メールか電話をして呆れられてる
けれど皆優しいからあれこれと
まくし立ててもいきなり呻いても
 ....
確認してしまうの
悲しい目をした私の影
もうすぐ冬がやってくるから
カサカサして縮み始めている

いつか食べられる運命
水でもどってプルプルになるの

私は木耳の精
中華鍋の中で卵と ....
駅前のコンビニで
財布の残高に躊躇した

紙幣は
未来へ乗り継ぐ切符である
硬貨は
食料庫を開ける鍵である

ATMの視線を感じたが
出世払いの見込みはない

お金が無いと生きて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
コカ・コーラの氷の中にはちいさな罅が入っていて本田憲嵩1225/11/9 22:44
こころと言葉   蒼風薫エヴァル-ジ...225/11/9 22:02
改稿 君が投稿してくれと請うたから泡沫の僕6*25/11/9 21:18
Bsロッック    もっぷエヴァル-ジ...225/11/9 21:17
スニーカー主義りつ5*25/11/9 20:28
レッドひだかたけし525/11/9 19:30
冬の凪に隠れて  蒼風薫エヴァル-ジ...425/11/9 18:13
バッハッハ弥生 陽325/11/9 17:47
※五行歌 四首「私は 普通ではない」こしごえ10*25/11/9 14:12
血は流れ続けながらすべてを飲み込むホロウ・シカ...2*25/11/9 13:58
切実の音525/11/9 13:07
みかん地獄花野誉15*25/11/9 11:40
独り言11.9zenyam...2*25/11/9 9:25
おしゃれ多賀良ヒカル225/11/9 9:04
やさしい円環秋葉竹325/11/9 3:22
履物馬後の竹の子325/11/9 0:49
約束の果てで ※(音楽付き)こしごえ6*25/11/8 22:27
誰かの何か泡沫の僕2*25/11/8 21:42
月神りつ5*25/11/8 21:28
ムンク花形新次325/11/8 20:34
むすめ自慢月乃 猫12*25/11/8 20:21
交差点天竺葵225/11/8 19:20
五行歌、憧れ寄り添うひだかたけし9*25/11/8 19:13
祈りの城泡沫の僕625/11/8 18:58
りバース   蒼風薫エヴァル-ジ...225/11/8 17:54
夜の記号ねことら225/11/8 17:53
毛布  蒼風薫エヴァル-ジ...225/11/8 17:39
{[] もっぷ525/11/8 16:42
木耳の精5*25/11/8 14:56
求人フリーペーパーイオン4*25/11/8 12:56

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