とりあえず
腹いっぱいに喰って
泥のように寝てみろ
いろいろ考えるのは
その次にしちまえ

じゃないと、
死んでしまうぞ
俺たちを囲む
思考の鎖に
絡まってしま ....
バーチャル世界を漂う夥しい単体から
吐き出される0と1の記号は
フェロモンを伴って 波に乗り
キーボードの前に佇む孤独な心の
隙間に入り込む

 ディスプレイの 
 向こうとこちらで ....
はずれたアイマスクから白目 気づかないふりを続けるべきなのかいつもと違う君のくちびる (知人)

友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。

最近は特に犯罪報道でよく見かける

匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者

推理小説の真犯人ではない。

現実の世界で ....
19歳のおじいちゃん よぼよぼ歩く
最近暑くなってきたせいか フローリングにペタン

朝起きてご飯をあげると
このエサじゃないとですと かすれた声で鳴く
19歳のわがまま君 おじいちゃんだか ....
なにひとつ
ただしくはなかった
空白をうめるようにする
女のからだでは

ただしくはなかったかもしれない
すがるように言葉を編むこと
空を濁らせる 嘘を吐くこと
つめたい気持ちに線 ....
仕上がった作品を手にとり
出来栄えを確認する
(……駄作だ)
地面に叩きつける
が 割れない
金槌で叩いてみる
が やはり割れない
もしやと思い豆腐の角にぶつけてみる
が そういう問題 ....
四角い瞳に映る 蛍の軌跡
沈潜した草の匂いに 雨の気配
黄緑の曲線が 野放図に交差する
笹の陰の暗闇で 羊は見ている

静かな黄泉の国で 横たわっているような
喧しい牧羊犬も ここには ....
ベランダにビニールシートを広げ
寝そべって星を見た
焼けた地面にぺたりとつけた背中の熱っぽさ
母親は綺麗ねとだけ言った
私は黙っていた
真暗な虚空に私は吸い込まれそうだった
小さな光の粒が ....
{画像=140531162934.jpg}



時間は無いと考えている?

でも時間はいっぱいあるのだ

日頃の所作の大半は無駄な時間潰しで
大事なものは何も無いのだ
マネキンが ....
宇宙と心中する 手なずける

胸を押し開き、雪崩となって溢れ出す
小鳥 薔薇の棘 北極星 壊れたピアニカ
みんな開口一番に聞いてくる
「この世の生血を味わってるか」

破壊したもの
手の平で包んで、か ....
裏から表までの30メートルに世界があった


国道1号線を命かけて 一目散に横切るのだ


安楽の幅2メートルは ユートピアへの出入り口


たった20センチメートル背中の側をかすめ ....
タバコの箱くらいのおおきさの
チョコレートの箱に
金魚の絵が描いてあって
その金魚は箱をぱしぱしとたたくと
絵のなかの水のなかで
ぱしゃぱしゃと跳ねるのです

面白がってぱしぱしぱしと
 ....
田舎の蔵にあった
あばらの浮いた患者の胸
愛想のない円空仏
薄明かりで見ると たじろぐ

大きな桃が
「どんぶらこ」と 流れてきたとき
あのおばあさんも使っていた
に 違いない
 ....
人間になった理由を歩きながら 空に求める応えてと
知りえない宇宙を腕で括って 流れる星のオーラ

人間になった理由を風に溶け込みながら 尋ねる胸に叩く胸は無言
知りえない彼方を眼力が泣きながら ....
陽炎のように萌えて
蜻蛉のように消える
普段着の市松模様の
気持ちよさそうな光

下駄を脱いだ少年の背が
泥で真っ黒だ
春泥の季節はとっくに過ぎたが、
走り足りないような元気な顔を
 ....
沸騰させた水が
マグカップの中で
常温を目指している

まだ
ひりつく
くちびるに
おそらくとても
優しく
同化していくことだろう

情熱だとか
とがりだとか
叫びだとか
 ....
透明な風は心を揺らす
風鈴の鳴き声は自然体だ

古い硝子に透けた空が
波打つ海に似ていた

思わずあなたを呼びたくなるのは白い心のせいだ

晴れやかなそらが描かれている硝子に触れている ....
他人のせいにできないから
簡単に
諦めたり
開きなおったり
すべてをしかたなく
肯定したりもできないから
君はいつも
自分に厳しい
そんな君を
素敵だと思っても
緩い自分の
誉め ....
記念樹枯れて僕も病んでいる 豆飯やナンシー関のゴム版画 約束の
場所へと
続く道で
恋する自転車を
旅のために
丘を越えて
君へとこいでいく

暗がりを
ヘッドランプで
照らして
今という瞬間は
手のひらのなかで
ぎゅっと
握ら ....
はいよ、どうも。

…ここかい?あんた、お客さん、虹の市は初めてなのかい。ここは反対屋さ、そら、そこらに反対が売ってるだろう?そっちの端が一番安いので、お客さんの正面ぐらいがまあ、ほどほどの反 ....
人間から動物になる予定のボクと
猫や犬から念願の人間になる彼等とは
所詮話が食い違った
それでもお互いの持ってる情報が欲しかったので
仕方なく休み時間は彼等とともに過ごした
ねぇ…聞き難いん ....
立ちつくしたまま
年をとって
あなたはいかにも穴だらけ
血も流れない顔して

わかったことは少しだけ
部屋じゅうに時計をつるしても
時間は進んでいかない
壁いちめんに穴をあけても声 ....
一人の地球人として育てたい
私の子供であり 一人の地球人である
属していて属さない 個人と集合の瞬きすれば消えそうな交差点で
対等に 重んじる礼儀を DNA以外でも伝えていく

時の流れなん ....
京都の疲れで睡魔と戦いながらキプロス戦を家で見た
本田は何かどうなんだろうか
遅い
長友はキレがあったな
嫁さんと試合結果をかけようとしたらお互い3-0で日本だったのでやめた

夜、
嫁 ....

服の白さにつまさきが
ギュッと縮んで歩けなくなる
大事な人にさよならを言いたくなってしまう
わたしを包みこんでいる
美しい勘違いのすべてが
いつの日か明るみに曝されて
間違いさがしを ....
ichirouさんのおすすめリスト(2068)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
苦しかったら- 御笠川マ ...自由詩314-6-1
ネットの恋人- イナエ自由詩11*14-6-1
はずれたアイマスクから白目- 北大路京 ...自由詩414-6-1
気づかないふりを続けるべきなのかいつもと違う君のくちびる- 北大路京 ...短歌214-6-1
何人??- ……とあ ...自由詩9*14-6-1
19歳のおじいちゃん- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-6-1
過去- はるな自由詩1214-6-1
ウイルス効果- ただのみ ...自由詩23*14-5-31
アリエス- 藤原絵理 ...自由詩814-5-31
家族- ららばい自由詩8*14-5-31
時間は無いと考えている_/_君は時間を止めている- beebee自由詩24+*14-5-31
宇宙と心中する- 北大路京 ...自由詩614-5-31
◎手なずける- 由木名緒 ...自由詩9*14-5-31
突き抜けるまでの秒針- 芦沢 恵自由詩22*14-5-31
うたかた- 砦希自由詩13*14-5-30
虫干し- 藤原絵理 ...自由詩514-5-30
人間になった理由- 朝焼彩茜 ...自由詩10*14-5-30
短題- あおば自由詩7*14-5-30
常温- そらの珊 ...自由詩23*14-5-30
風硝子- うみこ自由詩4*14-5-30
きみはいつも- Lucy自由詩15*14-5-29
記念樹枯れて僕も病んでいる- 北大路京 ...自由詩414-5-29
豆飯やナンシー関のゴム版画- 北大路京 ...俳句414-5-29
恋する自転車- りゅうの ...自由詩6*14-5-29
反対屋- フユナ自由詩4*14-5-29
_クラスメート- アンドリ ...自由詩314-5-29
- はるな自由詩714-5-29
地球人である縁- 朝焼彩茜 ...自由詩9*14-5-29
昨日嫁さんとセックスをした- 馬野ミキ自由詩514-5-29
さよならを言いたくなってしまう- ユッカ自由詩8*14-5-28

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