綾鷹を選べない舌がある ハンバーグ

あたしがつくった

ハンバーグ

おいしくできた

ハンバーグ

13階のハンバーグ

ハンバーグ


遅刻覚悟のハンバーグ

この世の中の曖昧を

 ....
手紙を入れて
春の小川へ流してやるのだ

壜はゆらゆら流れて行って
コルクの栓もしだいに腐り
水が浸み
河口近くに沈むだろう
それとも海へ流れ着き
波に揉まれ
誰も聞かない音をたて
 ....
静かに落ちる
柔らかな子宮壁に
着床する種のように
或いは
夜という
高濃度の詩を含んだ海へ

魂だけが
えら呼吸を忘れてはいない
無意識という
立方体の
泡を
吐く

水 ....
しあわせがサラサラと
指の間から
零れ落ちていく
静寂

音も立てないで
苦しみもしないで
描いた文様は
風に吹き消される

伝わらない思いを
伝えようとあがいた
その言葉 ....
低い雲が私を覆う度哀しみが私を覆う

あたかも行く末を暗示しているように

不安に苛まれる一時は得体の知れない

靄が私を取り囲み前面に立ちはだかる

私は顔を覆い蹲り今が去るのを待っ ....
世界一美しいヒゲダンスするマイケルの顔に髭が生えない テレビのリモコン見つからず新聞を読む 明るくふるまうのは
終わりを予感するから
‘おびえている’ なんて
いい気にさせたくないから

言いかけた言葉を
飲みこんだきみは
カモメを指さしてごまかす
中途半端なやさしさ
 ....
ピョンヤンの街が日を跨ぐ頃
乾いた靴音で少し先を行く
女 ロシア人だろうか
街灯に照らされて
骨盤で風を切る
右に左に揺れている
おしり 
尻視欲 と 抑止力
激しい激しい
せ・め・ ....
私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった

さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
人には 目があるのに見えない物があって
それを分かる人はいるのだろうか?
私には何が見えないかなんてわかりません
私は目に見える物しか見えないのです
少なくとも
幸せなのに
こんなにも恵まれていない
{引用=一昨日の夜のこと}
薄緑の籠に

シャツや下着が

溜まってきたので

洗濯機にそれらを

雑多に放り込み

湯船に張った

冷めかけたお湯に

ホースを通したと ....
CDを冷やしているのか 誰も手をつけないハート型のクッキーがある 小春日和と言う日和に
薄青い水溶液をたたえた
フラスコの底で佇む
そんな僕がいました

誰かが揺すれば
僕も揺れる
ボクもボクもと
コロコロと音を立てて

見あげれば空の海面から
 ....
騒いでいる状況じゃない
ことぐらいは分かっている

騒いでいる間に人生が終わる
ことなど無いこともわかっている

それでも騒ぎたいときがあるだろう
騒いでいるときは不安や苦悩を忘れること ....
子どもっておもろいな
おしあいへしあい
わざわざさむい日に

「あらてののケンカちゃうか?」

そんでもたのしそうやで

「だからたのしくケンカできるって
 子どもっておもろいやんか ....
眠りが足りなければ不思議なことが起きる
その言葉を証明するかのように
何日も眠れずに机に向かっていると
足裏の感触がどことなくおかしい
じゅうたんのあちこちからもやしが発芽して
生えに生えて ....
あの日の夜に
泣きながら名前を呼んで あてもなく背中を探したのは
泣きながらすがりついてでも 伝えなければならなかったから
帰る場所がどこなのかも もう分からなかったものだから

月と同じ大 ....
白目むき食べる鍋焼狂い笹 着くまでに予習するはずだった 朝 目覚めたら
鳥の巣箱の中にいた
市会議員選挙の告示のニュースが
母屋の方から聴こえてくる
体を起こし 何となく上を向いて
首を伸ばしてお口をあんぐり
母がテントウムシを口移ししてき ....
おこる人は キライですか
キライな人ほど 好きになろうと

努力しますか しませんか
どうでも いいのですか

キライな人から 逃げ出したなら
そこは あなたワールド

誰も ....
思い過ごしと錯覚が
視線の先に入り混じる
景色はとても美しいのに
人の思いが何処にあるかなんて
良い言葉の中にも
悪い噂の中にも見つからない

結論を ....
温かいご飯
温かいお風呂
温かい布団

この三つは
心まで温めてくれる

寒い冬の夜
わたしは寝る前に
下布団とシーツの間に敷いた
電気毛布のスイッチを入れておく

しばらくし ....
かあさんの
みずたまもようのワンピース
あれ、手作りなんやでって
こそっと打ち明けた
キヨちゃんが
ほんま? すごいなー
でもどこからが手作りなん? って
イケズゆうから
どこもかしこ ....
もしも明日が昨日と同じだと知ったら
今日はどんな風に生きよう
明日を変えようと 変わった生き方をしようか
それとも そんな事忘れて今を生きようか
だけど何をしても明日は必ずやって来る
それ ....
裏庭から
裏山を眺め
じめっとしたプライベート

地球は動いている
だから ぼくらは眠る

子孫のために 先祖に祈る
朝のじゃこ粥がうまい
ichirouさんのおすすめリスト(2068)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
綾鷹を選べない舌がある- 北大路京 ...自由詩214-1-27
ハンバーグの唄- 吉岡ペペ ...自由詩414-1-27
- Lucy自由詩17*14-1-27
腐食- そらの珊 ...自由詩16*14-1-27
誤解あるいは放棄- 藤原絵理 ...自由詩9*14-1-26
哀しみのメロディー- tamami自由詩914-1-26
世界一美しいヒゲダンスするマイケルの顔に髭が生えない- 北大路京 ...短歌1*14-1-26
テレビのリモコン見つからず新聞を読む- 北大路京 ...自由詩214-1-26
からげんき_/_背中- 藤原絵理 ...自由詩4*14-1-26
私利私欲の独裁者に対抗する抑止力- ただのみ ...自由詩19+*14-1-26
きゃりーぱみゅぱみゅが、上手く言えない- 小林螢太自由詩21*14-1-26
見えない物- リィ自由詩4*14-1-26
生きる中で- まきちぇ ...自由詩114-1-25
そうやって生きている- 中村 く ...自由詩13*14-1-25
CDを冷やしているのか- 北大路京 ...自由詩414-1-25
誰も手をつけないハート型のクッキーがある- 北大路京 ...自由詩414-1-25
沈殿- 和田カマ ...自由詩3*14-1-25
お祭り騒ぎ- イナエ自由詩13*14-1-25
おしくらまんじゅう- そらの珊 ...自由詩12*14-1-25
もやしヶ原- 春日線香自由詩7+14-1-25
夜響- クナリ自由詩5*14-1-24
白目むき食べる鍋焼狂い笹- 北大路京 ...俳句114-1-24
着くまでに予習するはずだった- 北大路京 ...自由詩514-1-24
遠雷- 壮佑自由詩31*14-1-24
怒る人- 藤鈴呼自由詩3*14-1-24
かたおもい- 中山 マ ...自由詩4+*14-1-24
【_極楽_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-1-24
授業参観- そらの珊 ...自由詩18*14-1-24
今日はどんな風に- リィ自由詩3*14-1-23
まあいいかと言える寒空の下- 空丸ゆら ...自由詩1114-1-23

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