いいつけられた そこにはゆるされず
いいつくしても そこははらされない

ののここにも うそのうたにもつみも
さざめくもの いしからよごれてなき

ところふりかえり とどけふりほどき
か ....
どうせ、なのです…
こうして内から外へ
溢れ出たしずくは
募るばかりの、愛すべき…悲しみ

「あなた」がそうさせたのでしょう?

いいえプカプカと浮かんで
溜め息と共に遠くの星に月に手 ....
おぞましや投稿チェックの暇おやじ

吾をおきて人はあらじと勘違い

おせっかいやられ過ぎると煙いだけ

暇おやじ画面見すぎて医者通い

逃げ込んだ今夜もサイバー妻嗤う
根を断ち切ろうとしたから
枯死しかけたのだ
根は父からの愛

古い蔓を伐ったから
新芽は萎れたのだ
古い蔓は母からの愛

依存することを嫌い
愛されることを拒んで

君は自分にな ....
蹴破る足はないが
閉された扉の前で待つ気もない
おれ自身が監獄
   だから言葉は旅人だ
去り行く背中に
   翼など無く
     タダノモジノラレツ蟲は

   預言の首飾りの哀歌 ....
ヘッ ヘックション
風邪ですか
ハウスシックかもしれませんねえ
多いですねえ カビとか
ええ 婆さんの華美もいやですねえ
胞子も飛んでいますから
ケイタイから出るやつもありますし
あれは ....
>吹いて
<吸って
<吸って
>吹いて

あたたかい息が
リードをふるわせると
やわらかい音符があらわれる

>吹いて
>吹いて
<吸って
>吹いて

さみしい唇を
 ....
誰もシラナイ理由が無い
わずかな隙間を生きているような気がするんだけど

近代現代近未来
産業ロボットはやがてラインを離れて
どこへ行くの

母を殺し父も殺して最果ての
流刑の地さえも ....
百舌鳥鳴くやベランダ産のサラダバー 傘を閉じると誰かがまた夢の中 とても
とほうもなくとても
すてきな小説を読んだ夜
手放してしまうのが惜しくて
胸のなかで
それを抱きしめつつ眠れば
冬由来のゼラチンは
純粋な水によって
隅々までふやけ

迎えた ....
僕の文法のSは君と僕
Vは生きることだ
訳もわからずOをもとめてさまよう
たまさか生まれる言葉でCを綴る

規則正しいものに反感を持ち
疑うことの正当性をつかもうとして
いつのまにか自分 ....
ポエム化って言葉が嫌い
ほんとに嫌い
吐きそうになる
本質から目をそらしているから嫌い
私は
詩人ってほんとすごいって思ってる
私が知ってる詩人とは
たとえばピカソ
たとえばゴッホ
 ....
空は薄暗いのに
色とりどりの看板や
揺れる木々の葉を
濡れた舗道は律儀に映し出す

冷たく滲んだ風景画を
靴やタイヤが
踏んでいく

ブラインドの隙間から
見ている私の
雨の記憶 ....
折れた傘ゴミ箱に挿しこんで本当の笑いかた忘れた 金属製の留め金は
時折きしむ

わたしを
ここに
留めておくもの
家族とか
四季咲きの薔薇だとか
増えていくばかりの本棚とか
愛すべきものたちばかりなのに

長雨のあと
造成地 ....
通り過ぎる風のように
現れては去っていった
出会いと別れはいつも
風のようなものだから

嬉しい出会いにいつも
同時に訪れる不安感は
別れを予測し付き纏い
いつしか諦めとなった

 ....
透けるような夕刻のさざ波に向かって

餌木を投げる

こういう晩には大イカがやってくるらしい

赤い餌木

黄色の餌木

緑色の餌木、銀色の餌木、紫の餌木

を投げた
 ....
今日、月がもも色で
口をつぐむように鳴らす笛が
灯台の{ルビ灯=ラフ}をかすめて
指どおりのよい
髪にまきつく

入りくちは浅くなめらかに
奥はとおくするどい爪のかたち…

荷を ....
まるくなった猫の眼 チャイナドレスの黒い髪
いつものことのように 振舞う
カフェは満員だったけど 手を上げると
席を作ってくれる シェルブールから来たギャルソン


もう 彼の故郷に行 ....
ネットスーパーを使うようになった
重たい荷物を
三階まで運ぶのが億劫だから
理由はそれだけじゃない
配達してくれた人が
ちょっとジョニーデップに似てたから
昨日なんか挑発するつもりで
下 ....
僕は村上という名字なのに
ムラサメさんと呼ぶ人がいた
何度も「僕は村上です!」というのに
ずっとムラサメさんと呼び続けた
初めは冗談か嫌がらせかと思ったんだけれど
ムラサメさんに相談があるん ....
今年の冬は
何時もの細長い島へ避寒に行くのよそうかな
島で 子作りするでもないし
このあたりでも河面も凍らなくなったし 
餌の小魚も採りやすいし

あの島の平地にはニンゲンの巣が広がって
 ....
火が燃えている、火はささやかに舞い、わずかな黒煙を伴い燃えている。
すでに燃え尽きようとしているその男は、小さなともしびに油を注ぐ。
日が燦々と差す部屋の片隅の小さな戸棚を開けると、油の瓶が並んで ....
琺瑯の看板集め枯葎 憂鬱なテンポで世界をノックする雨
ズル休みの言い訳はさっき起きた事故

君に似た人を追いかけてみる
僕も老けた
永遠はまだ続いている
静かな傘は雨の中

あの頃の嘘や涙や純情
もっと ....
電車がホームに入りドアが開いた

秋の風の湿ったのが車内に吹いた

ぼくは久しぶりにその日そとに出たのだった

登場人物のなかに自分がいた

試すことが多すぎて

ぼくはなんだか自 ....
例えば痛みや悲しみのない世界があったら
その場所へ行きたいかい?

痛みや悲しみのない世界は平和だけど
僕達はそこで笑って生きて行けるだろうか?

傷つかない事 悲しくない事 素敵だけど
 ....
火の山は
融けた岩と灰を降らせた
あたしのこころに壁を作った
驟雨の日 傘を置き忘れてきた


古びた駅舎のベンチにぶら下がって
薪ストーブの熱に 涙は乾いて小さな結晶に
誰かが  ....
同僚の佐伯の様子がなんか変!
受け答えもそつがないし仕事も捗ってるようすだけど
ヤッパリなんか変!他の人の目は誤魔化せても私の眼は誤魔化せない
たとえば、トイレに入ったとき必ず口ずさむミスチルの ....
ichirouさんのおすすめリスト(2068)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かたん_こことん- 砂木自由詩6*14-6-15
強がりなしずく- シズクに ...自由詩1*14-6-15
きみ想う- 藤原絵理 ...俳句314-6-14
クレマチス- Lucy自由詩1814-6-14
今はこんな気分で- ただのみ ...自由詩18*14-6-14
老人の会話・電磁波- イナエ自由詩7*14-6-14
ハーモニカ- nonya自由詩22*14-6-14
CAFE_de_短歌みたいな- 梅昆布茶自由詩1214-6-14
百舌鳥鳴くやベランダ産のサラダバー- 北大路京 ...俳句514-6-14
傘を閉じると誰かがまた夢の中- 北大路京 ...自由詩214-6-14
陰翳- そらの珊 ...自由詩2314-6-14
文法1- 梅昆布茶自由詩1114-6-14
脱ポエム化宣言- umineko自由詩6+*14-6-14
長雨- Lucy自由詩17*14-6-13
折れた傘ゴミ箱に挿しこんで本当の笑いかた忘れた- 北大路京 ...自由詩714-6-13
とめがね- そらの珊 ...自由詩13*14-6-13
出会いと別れ・・・- tamami自由詩714-6-13
イカ釣り- かかり自由詩214-6-13
夜、入り江にて- 平井容子自由詩1314-6-12
ノクチュルヌ- 藤原絵理 ...自由詩7*14-6-12
道端アポロニア「イオン配達人は二度ベルを鳴らす」- 花形新次自由詩114-6-12
村上れんじ「頭のおかしい人」- 花形新次自由詩214-6-12
アオサギ独語- イナエ自由詩9*14-6-12
火と水- 山人自由詩8*14-6-12
琺瑯の看板集め枯葎- 北大路京 ...俳句114-6-12
静かな傘は雨の中- 北大路京 ...自由詩214-6-12
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩514-6-11
大切な物- リィ自由詩2*14-6-11
高原の駅に- 藤原絵理 ...自由詩6*14-6-11
_スペアー- アンドリ ...散文(批評 ...114-6-11

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