偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家 負けるまで帰れない 手を抜いてオシャレになった 灰色の草原にぽつりと置かれた
恐ろしくて触れることさえできない
黒黒とした檻
その中に私

外に広がる世界を見る
色のない草
音のない風
しらじらとした地平線
憧れのない自由

 ....
吾輩はコネである
実力はない
コネだけで
人間どこまで通用するか
それが吾輩の生きるテーマである

おまえ、偉そうに
何を言っとんじゃ!

デヘヘ
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした

裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう

やがて来る
春のために
空が採れたての金柑みたいな色になる頃
ファブレガス君は勇躍とウソをつきます。

空飛ぶ円盤を目撃したとかしてないとか
龍らしき輪郭を見たとか見ていないとか
国民よ、今こそ団結すべき時なんです ....
一瞬の判断ミスも運命の一部だろうかカエルはカエル 生まれる前から解脱している 下巻から読んで満足している 穴のあいていない人間はいません 今夜は笑えないから
そっちには行かない
眠るよ
彼の不安を思って

今夜は行けない
眠るよ
彼女の怒りを受け止めて
新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい

手を合わせ
合わせたくなる

合掌の外れに咲 ....
点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
寒暮の灯点けないままでドライジン 笑い声に聞こえるように泣いた 反面教師を喰う 秋の陽を受けて
河原に転がっている小石
何百年も かかって
水に運ばれ
磨かれ
なめらかに 
平たくなって

足もとの一つ
掌にのせ
眺めていると
水切りをしたくなり

幾つ ....
 愛を映す鏡に
 己を見た者はいない

 けれど、
 もし、いたとしたら

 その人は
 どんな姿を
 していたろう?

 イエスや、仏陀の姿を
 多くの人々が、想像しては
  ....
篠田君 篠田君 篠田君 篠田君
篠田君 元気かい 篠田君
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
篠田君 篠田君 元気かい
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
おかあさんにだって
醜いこころあるよね

乱暴に掃除機かける母
その方がましだね
なんておもう私

無言の父

それぞれに通り過ぎる
まるで街の交差点のように

ちょっと寒い朝 ....
リザの朱い唇が震えて 
ガラスの森ができた 
雪の降る音がするんだと言っていた
それはしゃぼん玉が割れるような音で 
十字架にキスをする温度のようだとも言っていた  
アフタヌーンティー ....
カラスが道端で死んでいました
カラスはカラスのままで横たわっていました

そうやって
カラスはカラスのままで朽ちてゆくのでしょう

落ち葉が
カラスの上にも
ふっていました

カラ ....
ボーナスをピアノに落とし無音かな ボーナスが妻の笑顔を奪いけり 成長する神を見ている 人間につけられた名前を知らない 指先のくぼみが赤い
神経は気まぐれで 思い出し痛み
肉のクッションは誰のもの
せめて骨くらいは 自分のものにしたい

とてもよさそうな歌声が
突然 僕に覆いかぶさってきた
駄目だ ここか ....
ichirouさんのおすすめリスト(2068)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
偽造した表彰状を玄関にいっぱい飾り誰も来ぬ家- 北大路京 ...短歌713-12-12
負けるまで帰れない- 北大路京 ...自由詩813-12-12
手を抜いてオシャレになった- 北大路京 ...自由詩813-12-12
辛い記憶- クナリ自由詩5*13-12-12
吾輩はコネである- 花形新次自由詩1013-12-12
裸木- イナエ自由詩15*13-12-12
ファブレガス君の欺瞞- ブルース ...自由詩3*13-12-12
一瞬の判断ミスも運命の一部だろうかカエルはカエル- 北大路京 ...短歌613-12-11
生まれる前から解脱している- 北大路京 ...自由詩313-12-11
下巻から読んで満足している- 北大路京 ...自由詩513-12-11
穴のあいていない人間はいません- 北大路京 ...自由詩913-12-11
おやすみ- 森川美咲自由詩2*13-12-11
新春へ「二」- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-11
点子が、行く。- るるりら自由詩17*13-12-11
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10
寒暮の灯点けないままでドライジン- 北大路京 ...俳句213-12-10
笑い声に聞こえるように泣いた- 北大路京 ...自由詩813-12-10
反面教師を喰う- 北大路京 ...自由詩213-12-10
- イナエ自由詩17*13-12-10
鏡の世界で- まーつん自由詩1013-12-10
篠田君- セガール ...自由詩113-12-10
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...- そらの珊 ...自由詩2113-12-10
朝の交差点- 朧月自由詩613-12-10
リザ- マーブル自由詩813-12-10
落ち葉の季節- 朧月自由詩613-12-9
ボーナスをピアノに落とし無音かな- 北大路京 ...俳句713-12-9
ボーナスが妻の笑顔を奪いけり- 北大路京 ...俳句313-12-9
成長する神を見ている- 北大路京 ...自由詩613-12-9
人間につけられた名前を知らない- 北大路京 ...自由詩513-12-9
言葉の霧に巻かれて- yuugao自由詩313-12-9

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