連座 萬草庵 参軒目(241) サイト内の作品やひとことダイヤリーで詩とは何か感じたこと(251) Youtube配信スレ(301) ながしそうめん10軒目(102) 全自動一行物語シアター(755) 谷川俊太郎さんの好きな詩について教えてください(6) 雑談スレッド7軒目(625) ことことひとこと。その2。(886) システム関連スレ3(768) 貴方の座右の銘はなんでしょうか?(94) 題名だけのスレ12(748) 恋文(699) エリオットしとりあそび(18)(636) 食べているかい?(487) 韻踏み処(21) 絵本スレッド(180) うっかり寝落ち。 2023年4月(3) 好きな詩人(98) フリーの書き出し集(7) ぼくのわたしの美味しいカレー(115) [分類別リスト] [過去ログ倉庫] [すべてのスレッドを表示] 参照先不明 先日、初めて羽田空港に行った。飛行機(まだ離陸していない)の窓から見える芝生を見ていたら、『誰も知らない』の場面が甦ってきて涙がこぼれた。 『誰も知らない』に出てきた空港が羽田なのか成田なのかはしらない。しかし、無意味な(いや、安全のためには必要なんだろけどさ)だだっぴろさが、なんだか人間を排除しているようで、でもだからこそうまくしのびこんでしまえば他人に踏み込まれない安全さを持っているようで、それが映画の印象にオーバーラップしたのだ。 『誰も知らない』の母親の、無邪気なざんこくさが印象的だった。けっして悪意でこどもたちに対しているのではなく、むしろ、こどもたちと対等にふるまっているのではないか、こどもと対等になるというのはけっして良いことではないのではないか、などと考えた。 マニュキアの赤、長女がためているお年玉の袋の束、アポロチョコレート、コンビニの若い店員、切れてしまった電話の後で送られてきた現金書留、中学生の少女の家の門構え、カップラーメンの空きカップに植えられた緑、など語り尽くせないほどの印象が残る映画だった。 by 白糸雅樹 参照先不明 参照先不明 ケビン・スペイシーの出た、「交渉人」。 サミュエル・L・ジャクソンとのヤリトリが白眉。 内部告発物としても、警察腐敗への介入の難しさは、リアルだ。 いい。 by 石川和広 参照先不明 一番のおススメはベティブルーですが・・・。どっかにも書いたような。 ケン・ラッセルの「ゴシック」もすごい好き。なんといおうか、日常を離れるような感じがする。おススメです。 by チアーヌ 笑いを狙ってなくて、静かで、せりふが少なくって、長回しが多くて、無駄なBGMがなくて、映像が美しい、というような映画を求めています。いいのありませんか。その系統ではアンドレイ・タルコフスキーの「サクリファイス」「ノスタルジア」「鏡」、ヴィクトル・エリセの「ミツバチのささやき」「エル・スール」が究極に美しいと思うんですが、そういうタイプの映画をもっと見てみたいです。キェシロフスキとかアンゲロプロスとか青山とか北野とかそういうタイプなんだろうか。見てみたいのだけれど、なかなか手が回らず。タルコフスキーの後継者と言われることもある、アレクサンドル・ソクーロフは「ストーン」であまりの不可解さに倒れそうになりました。初期以外のゴダール以上にわけわからないとおもった。でも「エルミタージュ幻想」はちょっと笑えました。 by 渡邉建志 「EROIKA」が良かった。 役所広司、宮崎あおい等々。2001年。 ゆったりとした、しんどさ。何でだろ。 「おい東京!」「これだから北九州の人間は嫌なんだ」 長いけれど、見てる分には長さを感じさせない映画だと思う。 「害虫」 宮崎あおい、りょう等。2002年。また邦画。 終わり方が気にくわねぇ。ハッピーエンドで終わらせて欲しいんじゃなくて。 むずかゆい…。 by 虹村 凌 変な映画なんですが、「死の王」というドイツの映画が好きです。ホラーコーナーにあったんですが、、。一週間、一日ごとに自殺や殺人などの死を、腐乱してゆく死体の映像とともに静かに描写してゆく、とても美しい映画です。個人的にはリピートかけて、BGMovieとして部屋に流しっぱなしにしたい映画です。 by 六崎杏介 たったいま、うちのダンナさまとアメリカン・パイ鑑賞中(CSでやってる)。 やっぱりバカでたのしー。 by 佐々宝砂 >>75 アメパイ2、 アメリカン・サマー・ストーリー も見ると良いです。 お馬鹿映画ですか。「ズーランダー」って映画が馬鹿っぽくて好きです。 超モデルが段々と老いて行き、若手のモデルに追い抜かれて行く。 そしてそこに現れた謎の悪人。世界征服を目論むその悪人を、 既にピークを越えたモデルのスマイルがうち砕く!(マジでスマイルでうち砕く あをの過程様江 恥ずかしい。いやあ恥ずかしい。ご指摘、ありがとうございます。 エロイカじゃありません。役所広司が好きです。でも宮崎あおいはもっと好きです。 by 虹村 凌 参照先不明 参照先不明 ぬくみさん、こんにちは。 「リリィ・シュシュ」の仇を「花とアリス」で討ちました。 「リリィ・シュシュ」で、田んぼにたたずむ思春期それぞれ、の映像が美しかったぶんだけ後味の悪さに憤懣やる方なーい!だったのですが、「花とアリス」は、すこやかでよかったよ!(としかいえないのが情けないですが) 今度生まれてくるときは若いうちにアキレス腱や踝を鍛えて柔軟な手足になりたいものだ、としみじみ。 by エズミ 参照先不明 「マシニスト」を観たいんですけど、うちはイナカなので上映しません・・・ 誰か観た人、感想きかせてください。 by 佐々宝砂 参照先不明 NHKBSで「熊座の淡き星影」をやるらしいので今からどきどきなわたしがブラコン姉貴だということは内緒にしといてください。 #ビデオとって夜中にこっそりみようっと sage by 佐々宝砂 参照先不明 参照先不明 折角なので見たい映画を。 「恐怖畸形人間」 「追悼のざわめき」 恐怖〜は、youtubeに時々予告編動画がUPされて、それを見て知ったのですが、もうとにかく見たいです。 追悼〜は、今年の8月に中野武蔵野ホール閉館から3年ぶりに上映されるそう。これだけのために東京行きたいくらい観たいです。 どっちも邦画でカルト扱いになるのでしょうか。なんというか、この時代の映画の空気が好きです。洋画も邦画も。「肉弾」とか「非行少女」とかもう一度観たいなあ。#sage by 手乗川文鳥 グリーナウェイなら「ZOO」、シュワンクマイエルなら「悦楽共犯者」、ルイ・マルなら「ブラック・ムーン」、D・リンチなら「イレイザー・ヘッド」、ベルイマンやブラザーズ・クウェイ、そして何度でもいうがP・ジャクスン「ブレインデッド」、後、監督忘れた、エリック・ロメール?「セリーヌとジュリーは船でいく」だっけ?(記憶力悪すぎ) わたしのおすすめ。 観たいのは「ルナシー」と「インランド・エンパイア」 都心に出る金がありません。ルナシーおわっちった・・・ 新しい映画をどんどん観るタイプではありません。 人と一緒に映画を観るのは大嫌いです。 ローレン・バコールが私の永遠のアイドルです。 by 鏡文字 参照先不明 衛星劇場でカール・テホ・ドライヤー監督作品を立て続けに。 10月29日「奇跡」、30日「怒りの日」、31日「ガートルード」 http://www.nhk.or.jp/bs/genre/movie_7later.html#200710291310 「奇跡」はサイト「映画批評空間」での熱狂的なレビューhttp://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=741やハスミシゲヒコ氏の絶賛を読んで以来ずっと見たいと思い続けてきたので、ついに見れる、と小躍り中。一人で見るのはさびしいのでだれか付き合ってください、程度の意味で書き込んでおきます。DVDも出ていないし、めったにないチャンスかも。 by 渡邉建志 参照先不明 参照先不明 参照先不明 参照先不明 参照先不明 参照先不明 東京を離れてから、こういう情報を見るたびに心が痛むのですがソクーロフ連続上映があるようです。 http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=121 かつて「マザー、サン」を推し過ぎて引かれたので、ここはおとなしく 「日陽はしづかに発酵し…」を絶賛しておこう、そうしよう。 ビデオで見たときには退屈でなきそうだったんですが(それはどのソクーロフ作品もそう)、 スクリーンでこの作品を見たとき、ショックのあまり両生類になったような気分がしました。 映画はやっぱりスクリーンで見なければ分からないってことがあるんだと思いました。 この問題についてこのスレにいる人たちと議論してみたいなあと思うのだけれど、 テレビのモニターと映画館で見るのの違いは一体なんだろうか、と。 なぜ1800円も払ってまで映画館へ人は足を運ぶのか、と。 あと、ドラマと映画の違いって何なんだろうという疑問も、ここ数年悩んでいることで、 だれかクリアカットな答えをくれれば私が喜びます。比●君あたり、教えてください。 あとどうやったらロメールの初期みたいなマニアックな作品を見られるのか、ってのも。 by 渡邉建志 参照先不明 参照先不明 参照先不明 愚痴。 頼むから、攻殻の実写映画撮影を止めてもらえないだろうか。 もうね、ドラゴンボールの例を見て下さいよ。 ちっともドラゴンボールじゃないじゃないですか! 何ですかアレは!何処がドラゴンボールなんだか説明して下さいよ! 少佐を誰がやるんですか!?イシカワは?!トグサは?!サイトーは?! 下手な中国人俳優とか韓国人俳優使わないで下さいね?!頼みますよ?! って言うか撮らないで下さいね。期待してませんから。 スーパーヒーローアクション映画なんかにしないで下さいね! サイバーパンク表現できます?フチコマCGっしょ? ブレードランナーみたいに、「強力わかもと」とか無しっすからね? 本当に撮らないで下さい。お願いします。 マジでどうかしちまってるぜ。本っ当にネタ無いのな。 もうアメリカ産ドンパチ映画の時代じゃねぇっつーのに。 何処まで掘り下げられるんだろ…。 by 虹村 凌 参照先不明 家で手軽にDVDもいいのだが、やっぱりたまには映画館に行きたい。でも、地方の映画館はすっかり潰れて残っているのは成人向の映画館。(よく残っているもんだ。お客の出入りなんか見たことない) 寂しいもんだ。 レンタルルームならぬレンタルシアターとか出来ないのかな? by 北村 守通 ここで書いたものかどうか迷ったけど、>>267ついでに。 携帯でアクション映画を見ている某CM。 アレは楽しいのだろうか。家で見てても迫力減なのに。 あれで立体映像とかで見えたら楽しいかも知れんが…。sage by 虹村 凌 新聞で、20世紀の名作の洋画・邦画のトップ10を特集していた。 洋画・邦画ともにむかしむかしの作品ばかりで、 「まぁ、こんなもんなのかな」と思っていたが、 洋画の10位に「グラン・トリノ」が入っていて、 「観る価値あるかも」と思い直した。 by 逢坂桜 ええとイルカ食い静岡県民佐々宝砂連続投稿です。 ちまたで話題の「ザ・コーブ」上映中止に私は反対なんだけど (上映くらいさせてやれって思う、表現は自由であるべき) 自分自身では金払って見たくないのです。 なんでかというと制作側にお金が流れるのがイヤだから。 制作側が全く儲からないかたちで見たいというわがままな願いは、 たぶんいくらかはネットでかなえられるんじゃないか・・・ と虫がいいこと考えています。 誰か「ザ・コーブ」の映像がネットで見られるところ知ってたら 教えてくださいませー。 by 佐々宝砂 バルト9で映画見たいんだけど、見たい映画がやってない…。 もう一回アウトレイジ見ようかな…と思うよ。 #もしくはアイアンマン2。サバウバルオブザデッドはまだ公開しねーしなぁ。 #ハングオーバーでも見に行くか! by 虹村 凌 参照先不明 すごい森の中にて キクチさん「ここは…どこ…」 マツケン「駒込だよ。ぐるっと歩いてきたんだ」 僕「このどこが駒込」 友人「六義園じゃない」 by 渡邉建志 参照先不明 映画の範疇であるか?悩みました。 アニメーション・フィルムですが「これも充分映画である」と断言し、貴君等 に紹介致します「ユーリ・ノルシュテイン」の作品群を。 詩が芸術であるようにこれも芸術なのです。 1968年 - 『25日・最初の日』 1971年 - 『ケルジェネツの戦い』 1973年 - 『狐と兎 』 1974年 - 『あおさぎと鶴』 1975年 - 『霧につつまれたハリネズミ』 1979年 - 『話の話』 1995年 - 『ロシア砂糖のTVコマーシャル』 1999年 - 『おやすみなさいこどもたち』 2003年 - 『冬の日』(アニメーション作家35名による合作) 1980年〜現在 - ゴーゴリ原作の、『外套』を、幾度か中断しながらも製作中。 商業的な日本のアニメーション映画とは一線を画す。 ご覧あれかし。 by ドクダミ五十号 何かを芸術だと言ったり商業的だと言ったりするのもレッテル貼りだと思いますよ。 「燃える昆虫軍団」はいちおう予告編がyoutubeで見られます。 BUG (1975) Trailer: http://youtu.be/i0OnDYxdilk 「宇宙からのツタンカーメン」はいくつか動画がありますがあえてラストシーンで、 End of "Time Walker" (1982): http://youtu.be/GB1_zASDMTQ ところで「非芸術な芸術」ってなんですか? by 佐々宝砂 映画はね、辛気臭いのを金出してまで見に行く人の気が知れねえっていうか。ドンパチやらなきゃ映画じゃないっていうか。 ダークナイトみたいなのを、仮面ライダーで出来ないかなあって考えてんだよね。死神博士を完全悪に仕立てて、ショッカーは刑務所や精神病院から集められた人間で構成されていて、無慈悲に街を破壊しまくる。 仮面ライダーは心までは失ってないけれど、改造人間だってことで世間からは冷たくされ、孤独な闘いを強いられる みたいなさ。 ボーダーの悲哀とかさ、完全悪の前で人は何ができるかというのが 裏に流れるテーマでさ。つまんない?二番煎じ?その通りです。 by 花形新次 運動靴と赤い金魚,再度のご覧を君達に。 USAのハリウッドには作れない。 勿論日本でも。優しさを捨て、愛を失う。 お勧めです。取り戻しましょう。 by ドクダミ五十号 犬童一心監督作品といえば、「ジョゼと虎と魚たち」を観ました。「金髪の草原」はジョゼの池脇千鶴があんまりピンとこなかったから、なんとなく観なかったんだけど、大好きな大島弓子原作だけに、いつか観てみます!。やはり原作大島弓子の「グーグーだって猫である」は好きだった。小泉今日子がイメージにあってた。好きな町No.1吉祥寺だし(^^)。犬童一心作品では「メゾン・ド・ヒミコ」が一番好き。田中泯出てたし。オダギリジョーの白い服の美しいことといったら。西島のいいかげんさもよくて(脱線するが、西島秀俊は「さよならみどりちゃん」がいい)「桐島、部活やめるってよ」も一応観ようと思ってます。高橋優の歌がまっすぐすぎて(^^ゞ ちなみに、20世紀少年三部作はB級だとは思いません…かなり、好きな作品です(^^ゞ by 阿ト理恵 どんどん邦画が廃れて行くのは、主張がお粗末だからと貴君は言うか。 ショートカットに甘んじる悲しみの一滴をどんどん観るべきだ。 by ドクダミ五十号 奥主 栄様へ。有耶無耶にしょうとなどしはしません。 礼儀としての「貴君」なのであり、曖昧な発言と思っていません。 なるほど「邦画」にも観るべき物があるでしょう。 ハリウッドに対抗するほどの。「腐らせる」とのお言葉を発する 真意に何がしかの悪意を感じるのは、気のせいでしょうか? 邦画の発展を阻害する意味をもっての発言ではありません。 単に「つまらない」と言っただけです。 非常に不快と述べるのは、礼節への挑戦ですか? 回答がインターミッションならば観よう。 万難を廃しても。 by ドクダミ五十号 参照先不明 参照先不明 参照先不明 つまりはだなあ「これを観よ」との個人的な主張と作品のあたりだな(笑) 周辺が面白い。感じ方と、生きてきた(生きた)縁と映像の周辺だね。 さて、本題を述べよう。上記を捨てて。 黒澤 明氏の作品は、例えば世間知らずの少年にも、肉迫します。 「どですかでん」は人生の裏も表も表している。 「六ちゃん」は「夢の電車」の車掌さんだ。 世間に対する強烈なメッセージが「ウケない」理由だと思う。 お手元にあればどうぞ今一度ご覧下さい。 by ドクダミ五十号 時代背景と観客の一致を述べただけですよ(笑)435>様。無理解に点いては「特に何も」で正しいでしょう。 「一般的」に正しい反応でしょうから。「周囲とのふれあいが出来ない」とされるのはちょいと嬉しくも悲しいです。「キチガイは奇異が好きだ」 大映が潰れたのは必然だったろう。ガメラシリーズを録るべきではなかっただろう。普遍的テーマを「どですかでん」が扱っていないのは貴方の仰る通りでしょう。 知的障害は、貴方が思う程、簡単ではありません。それを端的に表す【失敗作」が「まごころをきみに」でしょう。 私を貶す為に、知識を披露してくれた事に、深く感謝します。 by ドクダミ五十号 参照先不明 参照先不明 参照先不明 参照先不明 参照先不明
お勧め映画の紹介もよし、レビュウもよし、でもネタバレはイヤよ☆彡 ちなみに館長、そんなに映画通ってわけでもないので、アシカラズ。 ではでは参りませう。 『スタンド・バイ・ミー』 僕が小学生だった頃にはじめてみた実写の映画である。 親戚の映画好きの叔母さんが我が家にくれたビデオがきっかけで、僕はそのケースにある『あの時のような友だちを二度と持つことはできない。誰だって…。』というフレーズに興味を抱き、慣れないビデオ操作を乗り越え、ようやく見ることができたのである。 ストーリーは少年たちが電車事故の被害者の遺体を捜しに行くというストーリーで、原作者はホラー作家としも有名なスティーヴン・キングで、グリーンマイルなどの作品でも有名な方である。 スタンドバイミーも実は恐怖の四季という四本の中編小説の一つで、やはりホラーなのだろうが、綺麗に青春物語と中和されており、はじめてみた小学生の頃にも、それほど恐怖を感じた記憶というものはなかった。 いかにもアメリカという感じのする世界観、そして同世代の主人公たち。 僕はストーリーそっちのけで、登場人物たちの口から出てくる言葉を聴いていた。 実際、最後に目的を達成する時点で、僕は「なんで死体が出てきたのだろう…」と思っていたほどであった。 この映画はきっと、抽象的に、適当に早送りして出てきた画面からでも楽しめると思う。 まさに小学校の頃の僕はそのような楽しみ方をしていたと思う。 ストーリーをじっくりとかみ締める事ができたのは、恐らく中学生以降だと思う。 それ以後も定期的にこのビデオは見ており、やがてサウンドトラック集、DVD、原作…と、我が家にスタンドバイミーが増えていったのだが、今に至るまでその感動や新鮮さは全く損なわれる事なく…それどころか、新たな感動を増しつつ、僕の部屋に置いてある。 この映画は見るごとに、そしてその世代ごとに色を変えていくものだと思う。 主人公は少年たちであり、そしてその物語の語り手は大人になった少年のひとりである。 そして、個性的な登場人物は各世代が揃っている。 子供たち、青年、そして親世代…。 この映画に描かれている人物たちは、誰も一様にどこにでもいる生々しい人間の素顔である。 彼らの一人一人が、見る側に語りかけてくるのである。 少年たちと同様に大人や青年たちの理不尽さに奥歯をかみ締めた時、やがて青年たちの持つ心の中のモヤモヤした感情が見えてきた時、そして…恐らくこれから見えてくるであろう、大人から見た子供たちの姿、そして社会の現実…。 思えば、僕はこの映画を通して、自分の成長を見つめて来た気がする。 あの日、自分と全く同じ目線で社会を見ていた少年たちの姿を、やがて主人公の親の年齢に近づいていく僕は、どういう感想を持って見ることができるのだろうか。 僕には、寂しさも感じつつ、その日が楽しみでならない。 続けてお勧めて見る(別にダメ映画じゃないです) 「キャデラックマン」 若きロビン・ウィリアムズのコメディー。この人は「今を生きる」以降、感動役になってしまってとても残念だ。この人はコメディーの人であり、キャデラックマンでは気弱だけど口がたっしゃなカーセールスマンをすごくコミカルに演じている。声芸は十八番だからね。でも、もうめったにレンタルでも見かけない。 「ドアーズ」 僕はメグライアン大好きなのだが、これにも出てる。こういうメグさんは他では見れないんじゃないか。あばずれてるよ。題名通り、doorsのドキュメントフェイク。結構いいセンいってるかと。 「ユージュアルサスペクツ」 どんでんがえしと言えばこれだな。筋がつながるシーンのカメラカットがすごく好き。映画はやっぱり娯楽だ。 「初恋」 王家衛プロデュース、監督エリックコット。これは監督自身の映画作成のドキュメンタリーなんだが、創作者としてグッとくるものがあったな。僕は感動ものではほとんど感動しないけど、この映画のラストで監督が語るシーンは感動した。こういう映画の作り方は一般ウケはしないけど、ある種の上手さがあるし他の作品も見たいと思わせるものがある。 ってやっぱりキリがないな。映画の話はすごく好きだ。 ダメな映画の話もしよう。 「ミラクルマスクマン」 まぁ、Maskのパクりなんだけど後半がたんなるラブコメになる、というか「あれ?第二話?」と思うくらい脈絡がないのが素敵。これがチャウ・シンチーとの出会いだった。 「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」 やーでも意外におもしろい。カンフー映画はセリフ回しの強引さが素敵だ。 「Mr.Pのダンシングスシバー」 名前だけで見に行ったのだが、全然意図した物と違ってがっかりした思い出が。感動物だとは思わなかった。 「八仙飯店人肉饅頭」 これはダメというより、普通の人は見ない方が良いという意味でダメ。グロさを求める人は見てよろしい。人肉シリーズってけっこうたくさん出てて(人肉竹輪とか)DVDボックスまで出てるんだぜ。 「食人族」 レンタルビデオで初めて借りたやつ。友達3人くらいで見た。中学生くらいだ。えーと、裸族の写真に惹かれて(思春期だから)。実際、タイトル通りの話なのだがドキュメンタリー?らしくお約束のようにカメラマンが襲われカメラが横倒しになるのが素敵。 この前深夜にTVでスピルバーグのデビュー作「激突!」を見た。トラックを追い抜いたしょぼい車が、なんかキレたらしいトラックの運転手(顔映らない!)から追突され続けるという、ストーリーもへったくれもない映画で、しかしこれが1時間半飽きさせない。音楽の効果、カメラワークの効果、そしてほとんど唯一の登場人物(唯一というのはうそだけど)のサラリーマンの「駄目な人」っぽい演技、それだけで、ずっとハラハラさせる。すごい。すごいスピルバーグ25歳。派手な仕掛けやストーリーがない分、彼の手の内がいろいろ見える、というのがおもしろいのだろうか、これを最高傑作だと呼んではばからない人も多いらしい。 『桜桃の味』 監督:アッバス・キアロスタミ 1997年イラン イスラム信教域での自殺願望・その行為がどれだけ背徳に当るのか、私は詳しくを知らない。それを知った上で観賞すればもっと興味深い内容だったと思う。主人公の男……自殺の手助けをしてくれる誰かを探し黙々とレンジローバーを走らせる……この時点で男はある程度裕福なことが伺える……と、道すがら男が出会い、会話する様々な人たち。主人公はもはや男であって男ではなく、出会う人々もまた人ではなく、思うにこの映画の主役は概念としての『死(=男)』であり『生(=出会う人々)』であると考える。概念を映像化させるために人物が必要だったのではないか。人間の死生観・思考の具象化に成功していると感じる映画。 驚きというか、半ば唖然とさせられるラストシーンに何を、そして生と死のどちらを感じとるかは観る者の死生観次第なのかもしれない。 私たちはあのシーンに問われ続けているのだと思う。 #>>19 渡邉さん、この映画『笑いを狙ってなくて、静かで、せりふが少なくって、長回しが多くて、無駄なBGMがなくて』まではクリアしてるのだけど『映像が美しい』がなぁ、渡邉さんの求めている美しさとはちょっと違うような気がして、でもロードムービーで個人的には好きなので、控えめにレコ。もし機会があったらどぞ。 みなさんありがとう、ちょっとこれからの楽しみが増えました。 そういえば寡黙さと映像美といえばソフィア・コッポラ "lost in translation"のホテルのシーンが忘れられません。 あとインドの監督グル・ダットの「紙の花」「渇き」はもっと 上映されていい映画だと思う。もう一度みたいけれど、レンタルにない。。 インド映画の濃厚な憂い、という感じ。「渇き」は美女が詩を読んで 書いた詩人にあこがれるというちょっとうらやましい話。 超弩級スランプがまだ続いているので(今度こそ治らんかもしれん)、 いっそなんにも書かないでいようかなあと思ったのですが、 ああ、『霧の中の風景』! あの映画は美しいです。そして泣けます。 私が泣いた映画は、これまでによっつ。『霧の中の風景』のほかのみっつは、 『エンジェル・アット・マイ・テーブル』 『芙蓉鎮』 『存在の耐えられない軽さ』 でも、好きな映画と言われて答えるのは、『少林サッカー』だったり、 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』だったりします。 >>19 タルコフスキーはほぼ観てますが、生まれの緯度が近い北海道人としてはかなり好きです。 「水」と「不可知」あるいは「コミュニケーション・ブレークダウン」と「私的なノスタルジー」などが根底にあって…。 >>長回しが多くて、無駄なBGMがなくて、映像が美しい ならば、アンゲロプロスの『霧の中の風景』しかありません。 微妙に残るマイナー作品 『鏡の中の戦争』 『ポーリー』『殺したいほど愛されて』 『四月物語』 『僕が僕であるために(smap)』 『パラダイム』 正月に映画を観に行くなら、 『カンフーハッスル』がお薦めです。 この監督の前作『少林サッカー』と比べると若干弱いけれど、 やはりバカバカしくて美しいので、 どんどん出て来るカンフーの使い手の技が常軌を逸しすぎてアホっぽくなってしまうその様を見てみんな泣けばいいと思います。 泣け。これで泣け。 笑いを狙ってなくて、静かで、せりふが少なくって、長回しが多くて、無駄なBGMがなくて、映像が美しい、というような映画を求めています。いいのありませんか。その系統ではアンドレイ・タルコフスキーの「サクリファイス」「ノスタルジア」「鏡」、ヴィクトル・エリセの「ミツバチのささやき」「エル・スール」が究極に美しいと思うんですが、そういうタイプの映画をもっと見てみたいです。キェシロフスキとかアンゲロプロスとか青山とか北野とかそういうタイプなんだろうか。見てみたいのだけれど、なかなか手が回らず。タルコフスキーの後継者と言われることもある、アレクサンドル・ソクーロフは「ストーン」であまりの不可解さに倒れそうになりました。初期以外のゴダール以上にわけわからないとおもった。でも「エルミタージュ幻想」はちょっと笑えました。 CSで見た映画でも良いかしら。『詩人の大冒険』というタイトルに 惹かれて見たら、『小林サッカー』の主人公が出ているコメディー でした(笑)。でも、おもしろかったです。最後の方はほとんど ドラゴンボールのノリだったけれど、悪人側の詩人との対決シーン があってなかなかおもしろかったです。何とコン・リーも出てまし た。主人公の詩集を読んで心を寄せるという役どころ。 詩集を読んで憧れられたなんて知り合いの誰からも聞いたことが ないので、新鮮でした。 昔うちのサイトに載っけていた自作自演インタビュー(笑)をコピペしてみます。 -- 問=感動した映画は? 答=最近でなくてよければ、『シラノ・ド・ベルジュラック』、『砂の器』、『アンタッチャブル』、『火垂るの墓』、『友達の恋人』、『ペレ』、『銀河鉄道の夜』。以上は劇場で観た作品ですが、テレビ放映やビデオで観たのだと、『恐怖の報酬』、『ウイラード』、『ダイ・ハード』、『激突!』、『ゴジラ』、『椿三十郎』などです(※)。 ※死屍累々ですな。 -- どれか一つだけ人に勧めるとしたら、『恐怖の報酬』でしょうか。 漏れの好きな映画は「蒲田行進曲」「レオン」だなぁ。 よく映画で泣く人ですけど、レオンは涙止まらないぜ。 蒲田行進曲。この夏ハマって、携帯の着信も全部蒲田行進曲になってた。 あぁ蒲田。 やっぱ「戦国自衛隊」でしょう。 年末、またテレビでやらないかなぁ。 ベスト5とか語るとしたら「マグノリア」は絶対に入れたい。僕はラストはほんとに見事に結実したなぁと映画館で万歳をしたい気分だった。音楽もなかなかいいのでサントラ持ってます。 おすすめって訳でもないけど、面白かったものを 『スペーストラベラーズ』 http://movies.robot.co.jp/contents/library/movies/spatra.html ラストはボロボロ泣きました、笑ったり泣いたり、忙しい映画です(笑 『シザーハンズ』 多分私の観た映画で最古の記憶にある映画。 『ナイトメァビフォアクリスマス』 主役のジャックの真っ直ぐな所とか周りが見えないところとか好きです ディズニーらしく音楽も素敵。 あとは、 『ゲロッパ!』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000C7P8A/249-0522049-1738726 とかです。 「映画の帯」だとキャッチコピー思いつかないと書きづらいので、ここに定住したいです^^ 一番のおススメはベティブルーですが・・・。どっかにも書いたような。 ケン・ラッセルの「ゴシック」もすごい好き。なんといおうか、日常を離れるような感じがする。おススメです。 ケビン・スペイシーの出た、「交渉人」。 サミュエル・L・ジャクソンとのヤリトリが白眉。 内部告発物としても、警察腐敗への介入の難しさは、リアルだ。 いい。 ところで東京で平日の昼間に映画見に行ける方、いません? 「戦争のはじめかた」って映画を見に行きたいので、誰か一緒に行ける人がいると嬉しいんですが。あと、 『モンスター』ってもう終わってしまったのかな、これも行きたい。 先日、初めて羽田空港に行った。飛行機(まだ離陸していない)の窓から見える芝生を見ていたら、『誰も知らない』の場面が甦ってきて涙がこぼれた。 『誰も知らない』に出てきた空港が羽田なのか成田なのかはしらない。しかし、無意味な(いや、安全のためには必要なんだろけどさ)だだっぴろさが、なんだか人間を排除しているようで、でもだからこそうまくしのびこんでしまえば他人に踏み込まれない安全さを持っているようで、それが映画の印象にオーバーラップしたのだ。 『誰も知らない』の母親の、無邪気なざんこくさが印象的だった。けっして悪意でこどもたちに対しているのではなく、むしろ、こどもたちと対等にふるまっているのではないか、こどもと対等になるというのはけっして良いことではないのではないか、などと考えた。 マニュキアの赤、長女がためているお年玉の袋の束、アポロチョコレート、コンビニの若い店員、切れてしまった電話の後で送られてきた現金書留、中学生の少女の家の門構え、カップラーメンの空きカップに植えられた緑、など語り尽くせないほどの印象が残る映画だった。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 スレッドを新規に作成したり、コメントを書き込むにはログインが必要です。
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