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詩集・詩誌のスレッド (創作系)スレッドオペレーター:片野晃司
詩集・詩誌のレビューや宣伝、出版に関する話題など。

[341]松岡宮[2012 11/28 22:25]あおばゴースト(無月野青馬)木葉 揺
アジア文化社「文芸思潮」の主催する「第8回文芸思潮現代詩賞」に
鉄道詩を3編応募しましたところ、佳作をいただきました。
http://www.asiawave.co.jp/bungeishichoo/

・・・といっても佳作というのは末の賞で、作品は掲載されず、現在発売中の「文芸思潮WAVE 2013年新年号」に
名前と作品名が載っているだけなのですが・・・。

しかし、631編の投稿のなかから、50編くらいのなかには残ってくれたようで、
光栄だなと思ったり、
いやいや もっと頑張らなきゃと思ったりしております・・・。

3作品出しましたが、そのうち1作は、現代詩フォーラムに出しました「急行急病人線」を短縮したものです。
http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=1559
現代詩フォーラムに参加することで、こういう機会が生まれたと思い、
当フォーラムに感謝するとともに、これからもこのフォーラムで
詩の技量を磨いてゆきたいと思ってます。

審査員は、松尾真由美氏、五十嵐勉氏、嶋岡晨氏。
今回は、最優秀賞がなかったとのことで、松尾氏は
「読み手の胸に迫ってくる作品が少ないように感じられた」
と書いています。
五十嵐氏は、全体のレベルが上がっているとしながらも、
「現代の日本の詩の世界は、全体に何か1つの壁に突き当たっていて、
溌剌とした感情の発露に欠けている気がする。(中略)
詩はもっともっと自由の翼を伸ばしていい。」
とあり、勇気づけられる思いでした。

そして、優秀賞に選ばれた5名の作品が掲載されていますが、
確かにどれも素晴らしいものでした。
端正な佇まいの詩や、
素朴だけど鮮やかに情景の浮かぶ詩、
そして技巧を凝らした新しい言語表現を追求する詩。
ともかく なにやら きらきらしておりました。

わたしはあまり同人誌とかで切磋琢磨してきませんでしたが・・・
批評とか 合評とか 意味がありそうだなあと・・・
いまごろ 気づきました(←おそい)。

「文芸思潮」は小さな雑誌ですが、
現代詩賞の選評が掲載されているのは「文芸思潮WAVE」で、ちょっと大きめの雑誌です。
エッセイや小説の受賞作も掲載されています。

書店は、ジュンク堂書店池袋本店・紀伊国屋書店新宿本店・同渋谷店
書泉グランデ・東京堂書店神田本店(+Amazon)にしか置いていないようですが、
もし見かけたら、手にとって下さればうれしいです。
 

[340]光冨郁也[2012 11/04 10:52]
文芸誌「狼」20号発行しました。

執筆者(敬称略):今鹿仙、石川厚志、井嶋りゅう、岡田ユアン、落合朱美、加藤思何理、木下奏、颯木あやこ、志久浩介(表紙画)、?岡力、中島真悠子、中村梨々、森岡美喜(詩、写真)、光冨いくや、望月ゆき

本文44ページ。定価500円。お問い合わせ、お求めは光冨まで。
 

[339]砂木[2012 08/14 09:02]佐藤伊織
こんにちは いつも御世話になっています。
詩集の紹介をさせていただきます。

15歳の自由帳 光への階段 
PTSDの彼方へ 歩ける日を夢見て
   
        宮下自由 著

発行所 銀の鈴社 定価1200円プラス税

小学五年生の三学期から中学三年の夏まで PTSD(心的外傷後ストレス障害)
により立つ事も歩く事もできなくなった自由さんが 奇跡的に歩けるように
なるまでの間に書かれた 詩や短歌 絵などがまとめられてあります。
表紙の絵も書かれていますが 内宇宙的な抽象画に引き込まれました。
私は 自由さんの御父上の宮下洋二さんという詩や小説を書かれる方と
若い頃 詩の交流をさせて頂いた事があり ご子息の本を贈っていただき
ああ 子供さんの本を紹介させていただくのは幸せだなあと勝手に判断し
年をとらなければわからなかった感動にひたって 書き込んでいます。
と いうことで 本屋さんで見かけましたら よろしくお願いします。

御父上の宮下洋二様が ここを見ることはないような気はしますが
洋二様の詩集の紹介はした事がないのに息子だけとかは まあ
思わないだろうと思いますが 念のため。

群馬県のひらがなの詩人 宮下洋二様もヨロシクです。
知る人ぞ知る方なので これくらいで(笑)。
宮下洋二様 宮下自由様 ご本をありがとうございました。

以上です、 読んで下さった方 ありがとうございます。
 

[338]田代深子[2012 07/21 15:07]イリヤ
kader0d vol.7が7月18日に発行されました。
7月22日にTOKYOポエケットで販売(田代もいると思う!)しますが、
ご注文を受け付けています。
ご注文は、tetsuakifuzimoto@hotmail.com (藤本哲明)まで、
郵便番号・住所・氏名・冊数を添えて。

今号をもって、広田修さんがkader0dを勇退なさいます。
kader0d自体もしばし休刊となりますので、この機会をお見逃しなく!
(なんかちょっと違う…)
まぁもっとも今までも年イチくらいでしたから、
あんまりかわらないかもしれないですが。

以下、目次です。

<詩>
藤本哲明 血液の帝国
岩尾忍 戦慄不信
峯澤典子 丘のかげで
八柳李花 夜行 east coat 点在について
広田修 無題 挽詩
01 Ceremony.wma さんすう
依田冬派 もうひとつの青
広瀬鈴 ルガプラーナ 向ヶ丘
<評論>
山本拓 聖なる筆生の「宙吊り」 『代書人バートルビー』の想像的拒絶について
佐原 怜 見ることと肖像写真 水島 優 展「影の肖像」によせて
藤本哲明 伊達風人ノート
八柳李花 見開かれた傷口の在り処 岩尾 忍「 大江麻衣「夜の水」について/(また、離れて)」〈kader0d 6号〉によせて
広田修 安部公房『壁』について
上田和彦 ジャクソン・ポロック 基底面の攻防

<ページ数> 88

<頒価> 通販:送料込700円 手売り:500円

<発行人> 広田修

<編集> 田代深子
 

[336]イリヤ[2012 04/01 21:10]
 季刊誌『遠来』vol.4、予約受付中。
ご希望の方は、住所と氏名を書き、私信かメール(jeusupreme@hotmail.co.jp )にご連絡ください。

  参加同人
  矢木あや子
  池野絢子
  奥津ゆかり
  簑田伶子
  平井容子
  文月悠光
  小林坩堝
  八柳李花


同人詩誌『遠来vol.3』発刊。(完売)
池野絢子/奥津ゆかり/文月悠光/簑田伶子/小林坩堝/八柳李花(責任編集)
 16ページ/2011.08.06出版

『遠来』vol.2(完売) 矢木あや子/奥津ゆかり/雪野敦子/平水江/八柳李花

『遠来』vol.1(完売) 矢木あや子/奥津ゆかり/文月悠光/小林坩堝/八柳李花 
 

[334]古月[2012 02/14 02:58]ふるる
2月14日に『詩誌空想』第五号を発行しました。
http://kuusou.ninja-web.net/

【価格】 500円
【版型】 A6版(文庫本サイズ)
【頁数】 214ページ

【作者/掲載作品】
黒崎立体  プリズム / めまい
埋トーリヤ  少年詩神
E  舟のおしゃべり / 青い小瓶 / 透明なのっぽさん / 山間の街
ma-ya  写真
ふるる  壊れない / 困難 / 断片 2011
葉月二兎  Fukushimas
たけだたもつ  こんにゃくについて
かもめ  夕日 / 四季
双葉ふたば  もうひとつの耳のすまし方 / ねこあらわる / お喋り
る  忌避(仮)

購入をご希望の方はサイトをご覧になるか、または、必ず下記の事項をご記入の上、oldmoon1979@yahoo.co.jp 宛にご連絡ください。

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折り返しこちらから詳細をお知らせいたします。
送料につきましては当方で負担させていただきます。
なお、詳細をご連絡後2週間以内にお振込みがない場合は、ご注文を無効とさせていただきます。
 

[333]葉leaf[2011 09/17 09:47]田代深子ふるる
kader0d vol.6が発刊しました。9月18日のポエケットでも販売します。

<詩>
広田修 シベリウス交響曲第六番第四楽章 無題 小説
流川透明 ただいま
岩尾忍 0cal soul
藤本哲明 ロング・サマー
田中智章 拾遺
小林坩堝 家族の肖像
横山結樹 史的生活
島野律子 声が二本立っている
<散文>
藤本哲明 死者の眼は優しさを帯びない 黒田喜夫の初期作品について
岩尾忍 大江麻衣「夜の水」について(また、離れて)
竹本寛秋 「詩の作り方を教へることはできません」 大正期「詩の作り方」が生成する「詩」概念についての一考察
広田修 谷川雁論 自己愛と自由
山本浩貴 ショチンオデイ
<ページ数>
104
<頒価>
800円(送料込)
<発行日>
2011.9.18
<発行人>
広田修
<編集>
田代深子

ご注文は、郵便番号・住所・氏名・冊数を添えて sgkkn@olive.plala.or.jp (広田)まで。
http://kader0d.3rin.net/
 

[332]イリヤ[2011 08/20 00:03]
同人詩誌『遠来vol.3』発刊。

 執筆者
 池野絢子
 奥津ゆかり
 文月悠光
 簑田伶子
 小林坩堝
 八柳李花(責任編集)
 16ページ/2011.08.06出版
 
無料でお配りしています。
ご希望のかたは私信でご住所を
教えて下さい。
メール便にて発送します。#osage
 

[328]岡部淳太郎[2010 12/31 18:05]ふるる
『反射熱』第6号出来ました。

■詩■
Wall Story 大村浩一
忘れる川 岡部淳太郎
神算のつづき 伊月りさ
モノクロームの午後 佐藤銀猫
もう一歩まえへ/ゴミの家 神山倫
お月見の夜/透明の柱 服部剛
幸福 遠海真野
Plusquamperfectum-Manuscriptum 葉月二兎
■散文■
拾遺という思想 岡部淳太郎
立原道造の遺言 服部剛
佐藤銀猫の詩の魅力 遠海真野
場所と時間の狭間で 村野美優『草地の時間』について 岡部淳太郎
連載・「幽霊」の詩学 3 無い形、うっすらとした 岡部淳太郎

編集発行 岡部淳太郎
印刷製本 七月堂

1部500円になります。
 

[327]葉leaf[2010 12/04 13:23]ピクルスあおば
kader0d(カデロート) vol.5が発刊しました。

<詩>
海のある風景 小林坩堝
探索 絵画の定義 看板 広田修
七月 イシダユーリ
夏に濁る 藤本哲明
どこからか 殿岡秀秋
no response 一方井亜稀
時の蝶 柏木麻里
<散文>
世界へと差し出される身体性〜大谷良太『ひなたやみ』によせて 一方井亜稀
田村隆一論−−フィクションの危険 広田修
劇評:中野成樹+フランケンズ『寝台特急”君のいるところ”号』 世界を俯瞰しながら引き込ませる眼=演出家 藤原央登
「物語」を観る−2010年イメージフォーラムフェスティバル観賞レポート 小野絵里華
荒川修作ハ死ニマシタ 永瀬恭一
殻と粘液−−左川ちか論 佐原怜
現実の妖精−詩の展示をめぐって 柏木麻里
<発行人>
広田修
<編集>
田代深子
<頁数>
96
<価格>
800円(送料込)

通販での注文を承っています。sgkkn@olive.plala.or.jp(広田)まで、郵便番号、住所、氏名、冊数をお伝えください。
http://kader0d.3rin.net/
 

[326]あおば[2010 12/02 01:41]砂木ピクルス
『IN DREAM』ipプロジェクト選詩集/太陽書房

参加したのですが、良い感じで仕上がっておりますのでご紹介まで。( 表紙デザインは ゆらさん )


12/5(日)「第十一回文学フリマ」にも何部か持参いたしますので是非ご覧下さい。
大展示室 S-18 並四ラジオ

第十一回文学フリマ公式サイト
http://bunfree.net


以下、編纂の恵さんからの情報をコピペ

http://www.taiyo-g.com/shousai017.html
参加者を含めた書籍情報は、以下のとおりです。

書籍名: IN DREAM
ISBN: 978-4-86420-017-2
発行日: 2010年11月30日
定価: 1000円+消費税
体裁: B6判ペーパーバック94ページ
参加人数: 21名 (掲載順、敬称略)
青葉茂/雪藤 カイコ/明楽/結城 希/佐竹 重生/
稀月 真皓/いまゆいけんたろう/EXCENTRIC*KANON/
山下 真理子/加多 正直/森川 雅美/
吉野 エカ/ゆら/橋立 ちほ/曼哩/小川 葉/
青島 江里/野の花ほかけ/砂木/累類/恵
 

[325]古月[2010 11/29 03:05]yukoふるるピクルス
『詩誌空想』第四号を発行しました。

【価格】 500円
【版型】 A6版(文庫本サイズ)
【頁数】 140ページ

■ 新井実夜
 わたし、という駅 / 秋の音色 / 指輪

■ ma-ya
 秋のはな / 感染経路

■ 銀上かもめ
 フラジャイル / love actually is all around,東京 二十四首

■ 葉月二兎
 halitus-substitutus

■ 双葉ふたば
 入学式 / 遠い外国の屋根の上 / 音符 / 階段つくって / ふうせん

■ アン
 マリア / 星間交流 / メガロドン / 喜劇役者

■ ふるる
 Reminiscence

■ たけだたもつ
 ヘビと戦う / 同じ目 / 坂道 / 笹舟 / 寝台車

■ 埋 透夜
 不在情事 / しょうじょせつ

■ る
 光子菩薩

第四号には素敵なイラストしおりも封入されています。
埋 透夜、アン、ma-ya、玖憂、白玉りこ、る、ふるる、の七人による、全11種類のしおりの中から、ランダムで一枚が入っています。
また、メールで感想を送ると全種セットがもらえるキャンペーンも行っています。詳しくは詩誌に同封の案内をご覧くださいませ。



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折り返しこちらから詳細をお知らせいたします。
送料につきましては当方で負担させていただきます。
なお、詳細をご連絡後2週間以内にお振込みがない場合は、ご注文を無効とさせていただきます。

http://kuusou.ninja-web.net/
 

[324]光冨郁也[2010 11/20 20:33]
文芸誌「狼+」18号発行しました。
短歌:石畑由紀子
詩:大倉雅恵、落合朱美、木下奏、はんな、文月悠光、望月ゆみ、中島真悠子、
石川厚志、今鹿仙、加藤思何理、ダーザイン、高岡力、光冨いくや
評論:広田修
表紙画:志久浩介
編集発行:狼編集室・光冨いくや
本文52ページ
定価600円

ご希望の方は、メールにてご連絡ください。
mitsutomi@kfx.biglobe.ne.jp
 

[323]松岡宮[2010 10/16 22:30]
hotel第2章no.25が届きました、ありがとうございます。

★野村喜和夫/眩暈原論(3)

>空間はふくらめ

とか

>空間はちぢんでしまえ

とか、そういえば眩暈とはそういうものだったかもしれない、と思いました。

最近読んでいるリハビリテーションの本では身体図式という概念が重要視されています。眩暈する自分を自分が描くというのは複雑な構造を持っていることに気づきました。そういう感覚を描くことは詩の仕事だなと感じます。

★川江一二三/かたづかない

 川江さんの詩ではよく男性が「ふくろ」に入っているイメージがありますね。
 男女の愛情を信じているという感じがします(ふくろがいつも大きいようだ)。


★片野晃司/ Q/E/D

 ループに迷わされているようで、こわい。
 そこには地層のつらなりがあるのかなあと思ったり、あるいはゲームのように歴史はクリアされてしまうのかなと思ったりしました。
 
★澤口信治/ 空・響

 電信柱というのはしばしば、景観を損ねる、と悪役になってしまいますが、
 こうして詩に描かれると、
 たんにヨコをつなぐだけでなく、タテもつないでいるのかという
 有難い気分になります。
 

以上、簡単な上に読んでない方にはまったくわかりにくいコメントですみません。
 

[322]松岡宮[2010 08/22 19:36]砂木あおば
★ipプロジェクト 太陽書房「HONEY BLUE」

いつもあおば様よりお送りいただいております(ありがとうございます)。

わたしはとても詩人とはいえぬものですが、朗読会・販売会などに顔を出し、住所も簡単に教えていますと、詩集を送ってくださる方が多いです。ありがたい、と同時に、いまは書いたものを読んでもらう人を探す時代なのかなあと感じることがあります・・・そんなことは言い古されたことかもしれませんが。

詩に触れると、言葉によって描かれたなにかと対話できる幸せを感じます・・・・が、わたしはよい読み手ではないと思います、対話できてなかったら作者よ、すまん。

感想を適当に。

★吉野エカ/葛藤

この作品のような生活感のある作品が好きです。

>コンビニで買った傘が増えてく
>もう何本目だろうか

この二行はなんてことのない文ですが、すごく思い当たる感じがして、そこからいろんなことを考えてしまいました。

自分が事務所を開いたとき、たまっていたビニール傘をいっぱい捨てたのに、またなぜか増えていた・・・とかそんなことです。


★やなぎぬま ともみ/「山本さん」

正しく美しい山本さんについての詩です。

>山本さんはいつも正しい
>誰にでも真剣で自分にも正直

というふうに山本さんに対する絶賛が続きますが、終りのほうの連では

>山本さん山本さん
>真綿で首を絞められている
>山本さん山本さん
>反論をはさませない正しさ

というふうに微妙にニュアンスが変わり、雰囲気が「ひやり」として、読み手にへんな涼しさをもたらしてくれます。耳で聞くと楽しいかもしれませんね。

★小川葉/再会

会社をやめて独立した古い友達と飲んだという旨の作品です。
友人が、胸にテレビのある自販機になっているという描写が素晴らしいと思いました。なんか思い当たる人がいるなあと思わせます・・・・いや、友人は、わたし、なのかもしれません。会社を辞めて独立する人が持ちがちな、ちょっと前とは異なった距離感がそこにある・・・のかもしれません。友人の胸のテレビは、思い出が映ったりする、泣かせるテレビなんです!

人は環境で変わってしまうと日々実感させられます。それでも、友だちというのは簡単にあきらめきれない存在で、わずかな心のふれあいでも、求めてしまうものでしょう。

★ロコの畔/サッカリン

この詩は昔poeniqueで見たような気がします。コメントもしたかな?
憶えている、というのはそれだけインパクトがあったのですね。

20字×11行のフィールドにきれいに収められた詩・・・そう、この詩はサッカーのイメージをモチーフに描いているのですが、どこにも「サッカー」という語がなく、そのかわり「サッカリン」という言葉がある・・・それが面白い。

>死に損ないの赤ん坊をカメの甲羅に詰め込み
>思い切りシュートしてキーパーを爆破せよと

あー、なんかやっぱりすごいイメージ。

★森川雅美/「夜明けまえに斜めから日が射している」

前半の雰囲気が素敵でした。

>ぼくたちは二等辺三角形
>壊してくださる日まで
>腿のこわばりをほどけ
>うらがわから胸を刺し
>枯れはてた雑草になる

二者が森に迷う・・・というのは、さだまさし「まほろば」のよう、ちょっとこわい、魅惑的なイメージですね。

詩の後半はなんかいろいろ壊れてきている感じが単語に出ていて、面白かったです、前半のほうが好きではありますが。

以上。
 

[321]角田寿星[2010 07/10 21:24]手乗川文鳥mizu K
やべえ、ポエケット明日じゃないか…

『Poem Rosetta』第7号、発刊しました。
http://www.mars.dti.ne.jp/~zoball/rosetta01.htm

今号のテーマは「預言」。
新同人に古?未央(ぬくみりゑ)さん、古溝真一郎さんを迎えました。
ゲストは文学極道主宰のダーザインさん。
御本人の言によれば「未だ誰も書いたことがない大傑作」であります。
乞う御期待。

一冊250円+送料でお譲りしております。
明日のポエケットにも出品します。

執筆者:古?未央(ぬくみりゑ)、古溝真一郎、今唯ケンタロウ、
    リーフレイン、蛾兆ボルカ、角田寿星
ゲスト:ダーザイン
 

[320]ふるる[2010 07/09 00:02]砂木mizu K
こちらに書くのを忘れてました。
詩集「空き箱」を自費出版いたしました。ポエトリーカフェ武甲書店http://www.bukou-books.com/にて、委託販売しております。B6版140ページ 税込み1200円・送料別です。
TOKYOポエケット(両国江戸東京博物館 7月11日(日)午後1時半〜)同人誌「反射熱」のブースにも持って行きます。先着6名様に小冊子「スウフンゴノセカイ」がおまけについてきます。sage〜
 

[318]葉leaf[2010 04/26 05:18]あおばふるる
kader0d4号の予約を受け付けています。定価は600円のところ、予約注文に限って400円(郵便料込)とさせていただきます。ご購入希望の方はお名前(ご本名)・ご住所と郵便番号・部数の3点をお書きになったうえでsgkkn@olive.plala.or.jp(広田修)までメールをお送りください。折り返し確認のメールを差し上げます。個人情報に関しましては当誌で責任をもって管理します。
詳細は以下のようになります。

*詳細*

<詩>
一方井亜稀 薄明
広田修 探索 他人 熟語 連想
田代深子 帰参
小林坩堝 走馬燈
もときえか Un Dia
<散文>
田代深子 幽霊の居所III 旅するこころ 七人ミサキと旅小説
広田修 さよならパリ−−高塚謙太郎とボードレール
一方井亜稀 なだれ込む手前の、あるいは飛翔を−−関口涼子『熱帯植物園』を読む
佐原怜 幻の星座の輝く地上−−杉本徹『ステーション・エデン』について
<ページ数>64
<定価>400円
<発行人>広田修
<編集>本橋理英子
<発行日>五月中(予定)
http://kader0d.3rin.net/
 

[317]松岡宮[2010 03/14 15:02]あおば
詩懐石/夢京

夢京さんというのは、東京ポエケットで出会い、ブログを通じて交流している方です。
ブログにも詩を書かれており、昨年、念願の詩冊子を発行されました。感想書きます。

第一印象は、読ませるなあ、面白いなあ、というものでした。
テーマはご自身の仕事や生活の中で触れる社会的事象が中心。
文体がきっちりと整然としていて、読者に親切な文章です。

おそらく文章によって他者に何かを伝えるお仕事をされている方なのでしょう、
思いのすべてを言葉によってびっしり表現したいと、そんな思いが感じられ、
精緻さ、饒舌さが、ただごとでない、たとえば以下のような感じです。

>逞しく優しい父母たちは詩人ではないが 理想を歌う何よりの表現者である
>決して 左右に泳ぎ回るだけのコメンテーターが 理想を歌うわけじゃない
>未来的で 進歩的で 可塑的なライフスタイルと嘯くのは
>実体験に基づかない 情報メタボの世界像

そのぶん、余白がなく(物理的にも一行が長くて余白が少ない)、
すべてを言葉で表現しようという意志を感じます。まじめです。

「詩(ポエム)懐石」とか「おしながき」とか、遊びを入れよう
という意図は感じるのですが、読んでてリラックスできません(笑)
でもそれが良いのです。

詩の文法みたいなものを使ってないように感じられ、かえって新鮮な
文体だという印象を持ちました。わたしの知ってる誰にも似てない文体だなあ・・・。

そして、なんとなくブログのような詩だな、と・・そう書くと否定的な表現に
聴こえてしまうのでしょうか、肯定的な、先進的な意味で、日々塗り替えら
れるべき作品として、ブログのようだ、と。

作者自身も、詩と言うのは固定的表現でなく、日々アップデートされるものだという
イメージがあるのじゃないかな。わたし自身も、世に出た作品についても日々修正
してゆけたらいいのになあと思っているほうなので、この詩にも同様の「ノリ」を感じ、
共感したのです。

例えば、以下の表現。

>スポット派遣という雇用形態の非倫理性だけを論う議会
>年金支給額は減額が必至であるという試算は 与野党手を組んで叩き潰して
>若い労働者たちの 権利や幸福は 華麗にスルー
>カビの生えた既得権益を 昔の栄光だけで守る

このあたりも、10年後にはまた違う表現があることでしょう。
「枯れる」ことが予測できる表現は世の中にいくつも生まれますが、
枯れるかもしれないという理由で使わないのも、もったいないことです。
流行語を使うべきでも使わないべきでもなく、そのあたりはバランスでしょうが、
この詩集ではその点でも「攻めて」いるなあと思います。

世の中、言葉で表現できないことも多い、ということは、しばしば指摘されることで、
わたしも言葉での表現の限界に負けてしまうことが多いですが、
この作者には、ぜひ言葉で表現するということの限界まで突き進んで
ほしいと思いました。
 

[316]こしごえ[2010 03/03 10:50]落合朱美
☆ 腰越広茂 詩集「 岸に咲く零雨 」を 2010年 3月 31日水曜に 刊行。

 ☆ 全104ページ、31編収録。
 ☆ B6判 (128ミリ×182ミリ)、ソフトカバー仕上げ。
 ☆ 定価 1700円(税込)。

ご購入は、
ポエトリーカフェ武甲書店までお願い致します。
こちらよりどうぞ → http://www.bukou-books.com/hiroshige.html#

☆ ポエトリーカフェ武甲書店の サイト トップはこちら → http://www.bukou-books.com/
 

[313]岡部淳太郎[2009 12/04 18:05]相田 九龍あおば北村 守通大村 浩一こしごえ
同人詩誌『反射熱』第5号、出来上がりました。

http://hanshanetsu.web.fc2.com/

■特集 三角みづ紀■
鼎談、というより二対一のインタビューのようなもの/三角みづ紀・大村浩一・岡部淳太郎

あまごい 他二篇/三角みづ紀
書評
レッツ・キル・ミュージック 三角みづ紀『オウバアキル』書評/岡部淳太郎
対象から世界へ 三角みづ紀『カナシヤル』を読む/大村浩一
 生きているという錯覚 三角みづ紀『錯覚しなければ』書評/難波保明

■詩■
孤独ノ星 他一篇/服部剛
想起 〜sorrows catch me〜/伊月りさ
街道/大村浩一
原罪/岡部淳太郎
アオムシ/佐藤銀猫
美しい眺め/神山倫
パレード  遠海真野

■散文■
家族的情景への収束 服部剛『Familia 』書評  岡部淳太郎
神山倫詩集『こころえ』を読む  服部剛
連載・「幽霊」の詩学2 流れるものと淀むもの  岡部淳太郎

1部500円です。
購入希望の方は岡部まで私信をください。
 

[312]古月[2009 11/26 17:18]相田 九龍あおば
『詩誌 空想』第三号を、発行しています。

詳しくはこちらから。よろしくおねがいします。
http://kuusou.ninja-web.net/

◎『詩誌 空想』第三号◎

【価格】 400円(送料込み)
【版型】 A6版
【頁数】 102頁

■ ふたば
 皿をかさねる / 60 / 金曜の朝 / バスが桜の木をのせて / 夕立ちのうちに
■ 埋 透夜
 落下‐ある夜、地上11階の踊り場に‐ / die Schluchzende 十首
■ ふるる
 チックタック
■ ハダリィ
 木綿や栗 / 学徒において/金木犀
■ まや
 小鳥の巣 / ゾエトロープ / 少年像 / 灯台 / ボレロ / 巻き貝
■ 古月
 現代川柳(旧作から五十句、新作から五十句)
■ ことこ
 no where / now here  / わわく ろらん
■ たけだたもつ
 スケッチ / 拝啓、君は元気ですか / 飲むヨーグルト
 

[311]光冨郁也[2009 11/04 20:43]相田 九龍あおば望月 ゆきこしごえ
文芸誌「狼+」17号、発行しました。
執筆者は順不同・敬称略で、石畑由紀子、伊藤浩子、落合朱美、木下奏、はんな、文月悠光、望月ゆき、今鹿仙、佳運、加藤思何理、コントラ、ダーザイン、広田修、光冨いくや。
メールインタビューで、文月悠光。
イベント記事で、野木京子朗読会、野村喜和夫+三角みづ紀。
連絡はみつとみまで。mitsutomi@kfx.biglobe.ne.jp
 

[310]松岡宮[2009 10/05 22:50]あおば
下の発言からもう3ヶ月になるのか・・・。少し時間が経過してしまいましたが、あおば様より「fragile one/IP project」送っていただきました。ありがとうございます。感想など適当に。

★ここ数ヶ月現代詩フォーラムの詩をいくぶん熱心に読んでいましたが、そこで見たような名前の方がこの本には収録され、けっこううれしい気持ちになりました。親近感って大事なのかなあ・・・・(おや、さっきポイント入れた方の名も。)なので、この詩集もネット詩のプロジェクトではあるのですが、現代詩フォーラムと重なっている部分もあるのかなと感じました。

★たくさんの方で、しかも詩人でもない方の詩もあることから、バラエティに富んだ文体が楽しめました。詩として「ううううまいなあああ」と思う方も多いのですが、詩という前提にとらわれていない方の文章も新鮮な感じがします。

「ゆら」さんという絵描きさんの詩は、

>ノートに落書きしたこの戦場を切り裂いたら
>向こう側には 分け隔てなく新しい世界が広がっているのかな

こんなふうに、詩という気負いはあまり感じられない平易な文体ですが、身近な感じがしました。

多くの方のページの最後に自己紹介があって、それで正直なところ、ほっとするというか、詩の理解の助けになったりして・・・・そういう見方は詩の楽しみ方としてどうかと思うのですが、やっぱりそこで「ああ、絵描きさんだからこういう感じの言葉なのかな」「雑貨屋さんだからこういう感じなのかな」って、自分が結果論と偏見に満ちた判断をしてしまっていると思います・・・。

★吉田群青さん「旅にでる」 は ユーモラスで寂しい感じを追体験できるような詩でした。つめをきるたびに旅が開始されているのかもしれません。

今唯ケンタロウさん「世界は、みつを抱いて眠っている」 ファンタジックというのか 甘くて やはり 寂しい 不思議な世界を味わいました。 このような世界を表現するのに 文章だけでどうしてこんなに的確に描けるのか 内藤訳の「星の王子さま」をちょっと思い出しました。

明楽さん「アダルト・チルドレン」 
>あの頃
>もう少しだけでも
>わたしと遊んでくれたなら

>底のないバケツを抱えて
>今なお立ち尽くす

この5行が印象に残りました。いい詩だなと思いました。

松岡宮
 

[309]松岡宮[2009 07/03 00:03]あおば
★ことばの温度差こころの距離感/全 美恵(チョン ミヘ)/私家版★

このあいだの梅島ユーコトピアでの「下町ポエトリーリーディング」で、著者の全さんがいらして、この詩集をみんなに貸し出していました。どうしても読んでほしいという情熱に貫かれたこの詩集は、日本に生まれた韓国人の、日本で生きてきたなかでの違和感というメッセージに満ちています。

借り物なのでなかなか全文写すことができにくいので、要約ですが印象に残った詩をメモします。

「世間話し」という詩では、近所の人に

「あなたがチョーセン人 いや韓国人だってことは 言わないほうがいいわ
でもあなたはどこからみても日本人 やまとなでしこだから 大丈夫」

といわれたことを描いており、印象に残りました。また、「黙秘権」という詩では

 この国では声を荒げるのは下品な行為
 だからみなさん黙っている
 隣の国みたいに 座り込んだりは しない

という旨のことが書いてあり、印象に残りました。

このほかにも、カタカナのハングル語講座もあり、それはとても面白くて判りやすく、勉強になりました。

最近、いろんな場面で、人はどのくらいが同一で、どのくらいが異なるのかということを考えます。人間の異種性について、その違いというのは正確に認識されなくてはならないのですが、それは過度に一般化されがちなのだということを実感します。ある属性がもたらす、その人に対するイメージは、かなり違いがあるのでしょうね。それが悪いというわけでもないのですが(わたしも妄想で詩を書いているようなものですが)、人がもつ何らかの属性とそれに伴うイメージについて、それが妥当なものなのか、客観的に見るような作業も必要なんだなと・・・最近思っています、なかなか難しいですが・・・。

もうひとつ思ったのは、違和感を表出するのに詩というのはいい手法かもしれないなあということでした。この詩集は、全さんの描きたいことがストレートに伝わって、すごく面白いのです。わたしにはこんなふうに書くべきことがあるんだろうか、とさえ思いました。詩だからこその面白みかもしれないな・・・。

全さんはポエケットに出展されるそうですので、関心のある方は立ち寄ってみてはどうでしょうか。
 

[307]ピクルス[06/12 23:10]こしごえ
月刊 未詳24、二冊目の詩誌「未詳02」を、きたる東京ポエケットにて初売り致します。142ページ、500円(送料無料)。
収録作品その他、詳細は、こちらを御覧くださいませ。
http://mbbs.tv/u/read.php?id=unknowndeux&tid=35
御予約その他、私信にて承りますので、よろしくお願い致します。

また、「みんなで幸せになろうよ大作戦」と題しまして、
「未詳02」の東京ポエケット限定バージョンとして、詩のフライヤー等、詩に関するものなら何でも「未詳02」と同梱して、「詩の福袋」みたいなモノにしたいと考えております。
なので、同人誌や個人詩集等の宣伝チラシやパンフレット、もちろん押入れの奥に眠ったままの詩誌のBNや詩集でもオッケーですし、詩に関するイベント(7月13日以降に開催されるものに限ります)の告知フライヤー、その他、詩の刷られたものなら栞でもPC出力でも何でも、手書きから朗読を焼いたCD迄、喜んで承ります(無審査)。
部(枚)数は100まで、1部(枚)から受付。無料である事だけが条件です。
活動のアピールをなさりたい人、また、自作を見知らぬ他者に読んで欲しい人、同人グループから無名の個人まで、その一切は問いません。
いかがですか?
希望者は、ピクルス宛に郵送願います。
(住所等のピクルス個人情報は、お手数ですが「未詳02」公式アナウンスを御覧くださいませ)
現在、残部僅少のサヨナラさんの個人詩集(既にレア・アイテムですので限定の更に限定となります)、月刊 未詳24のチラシ、ポエトリー・カフェ武甲書店のフライヤー、島野律子さん所属の同人誌「プラス・マイナス」のフライヤー、旧未詳24オフライン(吉田群青さん作成)のマッチ最後の在庫、旧未詳24が参加した唯一のオフライン詩誌「がらんどうvol.2」、ma-yaさん作成の新作を含む小冊子、等々がアトランダムに同梱の予定です。

詩の、その裾野が広がりますように。

追記。
作者謹呈の「未詳02」(こちらは約400部程度となります)に同梱してほしい、という御希望も別途、承ります。
何れも〆切は2009年6月30日(当日消印有効)。
よろしくお願い致します。
参考url

月刊 未詳24 オンライン
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=heart_throb_exp

東京ポエケット公式サイト
http://www.poeket.com/
 

[306]松岡宮[2009 06/08 20:18]白糸雅樹あおば
>奥主榮の「日本はいま戦争をしている」(現代詩の新鋭シリーズのひとつ。土曜美術社出版販売)が出ました。

ご出版おめでとうございます。読みましたよ〜。ソフトカバーで、手になじむ感じですね。

最初の感想としては、複雑すぎて逃げ出したくなるテーマに対して逃げずに向かってる、そのタマ(しかも燃えている鉄球)が飛んできたという感じです。

「戦争」という単語に秘められたものは様々だろうと思いますが、「非戦」といったときの「戦」に含まれるのは何なのか、考えています。

正直にいえば太平洋戦争というものの実感がわたしはなく、自分にそれがないということが、大変もどかしい気分です。ですが、この詩集を読ませていただき、そういった歴史についても、もっと知りたいという気持ちになりました。

松岡宮@おめでとうおめでとう
 

[305]白糸雅樹[2009 06/07 11:40]あおば佐々宝砂松岡宮よだかいちぞう
 奥主榮の「日本はいま戦争をしている」(現代詩の新鋭シリーズのひとつ。土曜美術社出版販売)が出ました。アマゾンや本やタウンなどで買えます。

  〜大政抑賛詩〜 だからこそ加害者ともなりうる存在で
             見過ごしていればやり過ごせると思っていたのに。
             気がついたときには「こんなはずでは」とおののくばかり。
             忘れていたはずの太平洋戦争が、今これから始まる。   (帯文より)

 太平洋戦争の頃の市民の立場を描いた「レクヰレム」にはじまり、その頃の素直な少年の立場から、無意識のハンセン病者への差別を描いた「柊の壁」、関東大震災の時の大杉栄殺人事件を描いた「あまかすさん」、調子よくぽんぽんと畳み掛けるように歴史の変化を描いた「たった半年」、びっしりと書き込まれた「奥主 榮」、二つの違ったヴァージョンの「日本はいま戦争をしている」など、太平洋戦争をテーマに、実は、今2009年こそが戦争前夜ではないかとそら恐ろしい気持ちにさせられる一冊です。是非お手にとってごらんください。秩父の武甲書店にも置いてあります。

 九月十三日の日曜の午後には、批評会も予定しています。おいでになっていただけたら、たいへんに嬉しいです。また詳細は追ってアップします。
 

[304]ふるる[2009 04/20 17:21]
「人間惨歌」というHPをお持ちの詩人・古月さん編集・発行の合同詩誌「空想」の第二号が発行されました。
二編参加させていただきました。今回は、読む人に参加して頂いて作品が完成する、というようなものを出してみました。
フォーラムのことこさんも参加していらっしゃいます。

■ ことこ
 大阪ミックスジュース / キャベツの歌

■ 水瀬 史樹
 フルコーラス / 通過儀礼

■ ハダリィ
 今日はたのしい ひな祭り / 例年

■ 古月
 瓦斯室 / ギロチンオペラ

■ 埋 透夜
 百年ツィンマァ / 春陰

■ ふるる
 森へ還る / 山のむこう

■ アン
 影絵 / キャバレット・ドゥ・ソワール

A6版 82頁 400円

詳しくはこちらにて。
http://kuusou.ninja-web.net/
 

[303]葉leaf[2009 04/14 16:23]久米一晃あおばこしごえ
kader0d3号の予約を受け付けております。刊行は5月初旬、頁数は100頁前後、定価は700円を予定していますが予約された方のみ500円(郵便料込み)で販売いたします。予約ご希望の方は、お名前(ご本名)・ご住所と郵便番号・部数の3点をお書きになったうえでsgkkn@olive.plala.or.jp(広田修)までメールをお送りください。折り返し確認のメールを差し上げます。当誌が完成しましたらあらためて購入意思と住所を確認するメールを差し上げますので、お返事をいただき次第郵送いたします。なお予約割引は通販に限定させていただきます。ご了承ください。個人情報に関しましては当誌で責任をもって管理します。
なお目次は以下のように予定しております。

<詩>

志樹慧香「夏晩く」「幻痛」「爺を棄てる」
白鳥央堂「遮音室」
田代深子「馬たちはみな落雷を知ってかけだす」
小木曽淑子「変容」
平井容子「キッチン」
広田修「探索1」「探索2」「時間」
藤本哲明「疾く」

<散文>

広田修「詩作行為の倫理学」
佐原怜「「本当」の詩の誕生――初期入沢康夫について」
渡邉大輔「写真と指標的ハビトゥス 志賀理江子の余白に」
一方井亜稀「未知なる渦状空間へ 河野聡子『時計一族』をよむ」
白鳥央堂「弟妹たち」



***

白鳥央堂君は今年の現代詩手帖賞を受賞しています。
僕は、詩人が共通認識として持っておくべき、基本的な詩についての理解を簡潔に書いています。
詩学最優秀新人として選出された小木曽淑子さんも参加しています。
その他、充実した内容となっていますので、ぜひご注文を!

http://kader0d.petit.cc/
 

[302]大村 浩一[2009 03/10 22:32]北村 守通「ま」の字
>>282

 松下育男さんの詩誌「生き事」の4号(白井明大さんがここで
教えてくれた本)の冒頭に、廿楽順治さんの「化車」という詩が載っています。
 ちょっと長い詩なのですが3月10日が詩の中に出てくるので。
 今日は約10万人が殺された、東京大空襲の日です。


夢の島にいた

ちがうものになるのだからしょうがない
くずれて
いくのではないからとあれほどいったのに
だれも
きいてくれない
大の字
になったことばかりをおぼえていた
さんがつとおか
ちがう
ものになったから
おなじかたちのところはあるけない
(廿楽順治「化車」冒頭部分)

 化車は貨車のようでもあり、南方へ行く船のようでもあり、あるいは練炭ネ
ット心中の車のようでもあり、結局どうにもならぬまま昭和から平成へ流れて
いく社会のようにも、私には感じられました。
 いまここの位置からも、体験がなくても、スローガンにならずに歴史を自分
に引きよせて描くことができる。連綿と続くこの詩には精読が必要ですが、私
にはこの作品から、詩がこの後の世界を生き伸びる可能性を教えてもらったよ
うに感じました。

かぼそい骨から
(わたし)
がだらだらながれていく
かんがえていることがやわらかいねぎみたいだ
遠近法がよわいんだよ
うずくまって
わかい職員が
でたらめな線をひいている
せんそうもにほんごもおわらない

(同 部分)

 商業詩誌でなくても、こういう貴重な仕事があちこちにあるのが詩の世界で
す。「生き事」はもしかしたらまだ在庫があるかもしれない。興味のある方は
問い合わせてみて下さい。
 

[301]角田寿星[2009 03/05 11:11]あおばピクルス北村 守通
一〇〇〇番出版より、ぼくも詩集を出しました。
構造さんの詩集と同じく「555シリーズ」の一冊です。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4903686094/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392
「たたかえ!Mr.チャボ」(附録:怪獣詩集)

紀伊国屋新宿本店でも購入可能です。
 

[299]ピクルス[03/03 20:10]こしごえ
 
詩遊会出版より詩誌「詩悠」が創刊されました。
おめでとうございます。
http://www.bukou-books.com/siyou.html

ポエトリーカフェ武甲書店のボスである坂本建一さんと詩遊会を主宰している落合朱美さん御夫婦の共同編集の詩誌という形、なのかな?

特集あり、記事あり、
坂本さんの、ちょいと熱い覚悟というか決意表明あり、となかなか賑やかな誌面です。

掲載されている詩作品、個人的には、
「夜の季節の序章」前田利夫
「帰る空」腰越広茂
「リ/バース」望月ゆき(月刊 未詳24 2009年3月号にも掲載されてます)
「スターリング・トーキョー」山内緋呂子
が佳かったっすね。

あとは、光冨いくやさんの「詩集を作るということ。出版するということ。」、
ビギナー向けに、手堅く簡潔にうまくまとめてるな、と思いました。


ただ、「いやらしいピクルスさん」らしく苦言を呈すならば、1200円はやはり少し高いのではないかな?
表紙にカラー写真を採用していることや発行部数にも関係しているのかもしれないですが、今後の課題はそこだろうな、と感じた次第です。
詩に限りませんが、とりあえず読んでもらわないと話にならないわけで、もちろん自戒も込めて、ですが。
 

[297]大村 浩一[2009 03/02 23:45]
大村ですー。たまにはちゃんと告知しよう。
詩人図書室、次回はBen'sに合わせて3月8日(日)の昼間に開架します。
司書は奥主さんです。
おいでになりたい方、ぜひどうぞ。
できれば私信かミクシでメッセージ頂けると有難いです。
 

[296]ピクルス[02/10 10:13]
 
前田ふむふむさんが処女詩集を上梓なさいました。

「虚空に繁る木の歌」前田利夫
土曜美術社出版販売 ¥1,890(税込)
ISBN978-4-8120-1700-5

未詳24、文学極道、詩遊会、現代詩フォーラムなどに掲載された17篇を収録。
外観的には、やや長めのテキスト、漢字が多目の印象はあるかもしれませんが、文体そのものには平易な大衆性があり、読み手の胸に灯る詩情が静かに屹立する読後感を、ぜひ味わってくださいませ。
また、同じテキストでも、紙媒体ですと、味わいが異なります。

全国の有名書店、
またはインターネットから購入できます。

http://www5.vc-net.ne.jp/~doyobi/sinkan/sinkan27_07.html
(巻頭詩「かなしみ」が立ち読み出来ます)


なお、この「現代詩の新鋭」シリーズ、高岡力さんの「新型」もオススメです。
 

[295]白井明大[2009 01/26 23:10]
雪舟えまさんと今橋愛さんの1年限定の同人誌「Snell」3号に、
雪舟えまの55首「22:22」にかんする短歌評を書かせていただきました。

「Snell」3号は、1月下旬に発行されるそうです。
ご興味おありのかた、こちらからどうぞお申し込みください。
http://homepage2.nifty.com/mami/sakusaku/info.htm

       *

9月30日「Snell」創刊

ゆるいなりの切実さで生きてます
  雪舟えま・いまはしあいの手紙みたいな 1年だけの同人誌
今頃どこでどうしてますか?

Snell  雪舟えま・今橋愛
 

[293]岡部淳太郎[2008 12/26 18:20]あおば葉leaf
同人誌『反射熱』第4号刊行しました。

<執筆者一覧>
大村浩一
岡部淳太郎
神山倫
佐藤銀猫
遠海真野
Nizzzys
服部剛
モリマサ公(ゲスト)

1部500円になります。
購入後希望の方は岡部まで私信で。

『詩誌 反射熱』のサイト
http://hanshanetsu.web.fc2.com/
 

[292]新宮栞[2008 12/24 01:34]手乗川文鳥あおばふるる
アンプル3、発売しました。
アンプル3は文庫になりました。

■参加者
・旨井馬
・黒豆洋海
・最果タヒ
・佐々木雅弥
・手首町子
・TJ Kakuko
・新宮栞
・nobody_2

¥500

詳しくはアンプルのサイトをご覧ください。
http://www.eonet.ne.jp/~luara/ample/
 

[291]馬野ミキ[2008 12/14 14:26]松岡宮あおばとうどうせいらいとう手乗川文鳥ピクルス
今月号の「詩と思想」で元詩学社の寺西幹仁さんの追悼座談会を行っています。
 

[289]リーフレイン[2008 12/04 20:03]
未来検索ブラジル社発信の文芸サイト(要するに2ch系)texpoにて、「パルプテキスポ コンクール」を企画いたしました。優勝の1作品は予算些少ですが、小冊子へと印刷いたします。 どうぞご参加ください。http://texpo.jp/texpo_book/toc/2764/
 

[288]光冨郁也[2008 11/24 12:16]
*「狼」16号の訂正の告知です。「狼」16号の木立悟作品「ノート(冬からの手紙)」の最終連が抜け落ちていました。下記アドレスのブログにて全文を掲載し、訂正とお詫びと致します。作者ならびに読者の方にご迷惑をおかけしたことを陳謝いたします。(編集・光冨郁也)

http://blog.livedoor.jp/ikuya_mitsutomi/archives/51528118.html

なお、販売・謹呈等の分は発行部数の100部前後に訂正紙を挟むか、後日追って郵送いたしましたが、まだ文学フリマでの先行販売分8部につき訂正紙を添えられていません。お手元に「狼」16号がある場合は、お確かめください。上記の訂正紙(表紙1枚と作品の2枚の計3枚と封筒)がない場合はこちらまでご連絡ください。後日、訂正紙を送らせていただきます。

狼編集室のメールアドレス
mitsutomi-wolf@memoad.jp

光冨郁也の個人メールアドレス
mitsutomi@kfx.biglobe.ne.jp
 

[286]光冨郁也[2008 11/08 14:34]大村 浩一あおば
文芸アート誌「狼」16号発行しました。

A5判・本文88頁・定価600円
特集:詩歌を楽しむ

詩:A道化、石畑由紀子、伊藤浩子、
落合朱美、佳運、木立悟、
コントラ、深田鞠、蛍、光冨いくや
短歌:木下奏、沢木理桜、蛍
評論:広田修
エッセイ:コントラ
写真(表紙・巻頭):コントラ
メールインタビュー:伊藤浩子、木下奏(聴き手:光冨)

文学フリマにて出品します。
委託販売:武甲書店(予定)
お申し込みの方は、下記までメールを。
(宛先をコピペして送信してください)
狼編集室宛てでの注文は1冊につき送料80円にて。

狼編集室:
mitsutomi-wolf@memoad.jp
 

[285]あ。[2008 10/31 20:48]大村 浩一
あつかましく宣伝させて頂きます。

詩集「空は同じ」イワモトアヤ著・日本文学館

地味に発売中です。
アマゾンや楽天などのネット書店、またはイワモトまで私信下されば少し手元に残っておりますのでお送りいたします。

よろしければ、で。
 

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