2010 10/16 22:30
松岡宮
hotel第2章no.25が届きました、ありがとうございます。
★野村喜和夫/眩暈原論(3)
>空間はふくらめ
とか
>空間はちぢんでしまえ
とか、そういえば眩暈とはそういうものだったかもしれない、と思いました。
最近読んでいるリハビリテーションの本では身体図式という概念が重要視されています。眩暈する自分を自分が描くというのは複雑な構造を持っていることに気づきました。そういう感覚を描くことは詩の仕事だなと感じます。
★川江一二三/かたづかない
川江さんの詩ではよく男性が「ふくろ」に入っているイメージがありますね。
男女の愛情を信じているという感じがします(ふくろがいつも大きいようだ)。
★片野晃司/ Q/E/D
ループに迷わされているようで、こわい。
そこには地層のつらなりがあるのかなあと思ったり、あるいはゲームのように歴史はクリアされてしまうのかなと思ったりしました。
★澤口信治/ 空・響
電信柱というのはしばしば、景観を損ねる、と悪役になってしまいますが、
こうして詩に描かれると、
たんにヨコをつなぐだけでなく、タテもつないでいるのかという
有難い気分になります。
以上、簡単な上に読んでない方にはまったくわかりにくいコメントですみません。