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ふと 目を上げると
天井に 音のない音が
漂っている

終わったお祭りの
ざわめく色を
見ているようでもある

何かが せきたててくるのだが
今は 動かされたくないので
お茶をいれ ....
ほうむりさられた ことば
いしのへやのなかから
とつとつと とりあげて
いま ここで
ただ ならべる

ときと ひとと よる
みずは ながれる

あさは まだ
こない
かんぺきに つくりあげた
うつわのはずなのに
もうみずもれがしていて
みずがながれでて
とまらない

また
うつわの うつわの うつわの…
といったような
へんてこなものを
つくら ....
花をめざしたのか
鳥をめざしたのか

風が吹いて
たかだかと のぼり
雨が降って
ふかぶかと しみこむ

そうだ
火をつけて
燃やしたのだ
だから 
大きく 大きく
ひろ ....
そろそろ 手の届かない高さで
とても 持ち上がらない重さで
絶対 よけられない速さで
全部は 見えない広さで
たとえきれない 複雑怪奇

もう 背丈を越えて 流れています
なにか とても
からっぽになったので
そこらへんから
どうでもいいものや
くだらないものを
いっぱい ひろってきて
つめこんでいます

きらめくものや
たいせつなものは
ひろうたび ....
いのちよりも
とうといものが ある
といっては たたかい

いのちよりも
とうといものは ない
といって 
たたかうのを やめる

たんなる それだけの
ことなのですが

さて ....
いのせんとな いのせんす

ち が かたる いのせんとなそんざい

どこかへいってしまった いのせんす

だれかがささげもつ いのせんす

ほねが さししめす いのせんす

しろい ....
特に何も言うことのない 細胞分裂

アフタヌーンのアフタヌーン

えらくしゃかりきな 真夜中の哲学

夕暮れ時の魔法使い

砂と砂と砂

金色の排水口

45度傾いた 口笛
 ....
あいの おしり

よろこびの おしり

なぐさめの おしり

しんでしまった おしり

いきている おしり

うたの おしり

はなさく おしり

げいじゅつの おしり
 ....
それほどに いきて

ひと ひとりが しに

ひと ひとりで しぬ

しろい ほねになる

ち も もやし

にく も もやし

しろい ほね くずれさる

ひと ひとりで ....
そのままだと 

沈んでしまうよ

お人形さん

今に 沈んでしまうよ


暗い水面に 

ぽっかり 顔が浮かんで

流れて どこかへ

行けるといいね


でも
 ....
雲のよく見えるところまで

歩いて

写真を撮ります

残された言葉を

写真に撮ります

笑顔や うつむいた顔も

まぎれこみます


今 撮らないと

もう 2度 ....
そんなに 何もかも

混ぜられません

表象 と 現実

死 と 骨

生 と 身体

想い と 言葉

もう 眠ります
闇のふたを開いて
いってしまったのだから
どこかで
光のふたも
開けられていて いい

さがしてみよう
せかいのきを 
みつめていると
ああ おおきいね

だれにも
かぞえられないほど
えだわかれして
たいへんだね

ひとつひとつのえだに
はっぱがついて
あったかいね

ねもと ....
寒くなっている

冷たくなっている

見えなくなっている

出せなくなっている

形にならない

形がない

流れてはいる

流れているだけ
少女は いつのまにか
もつれていた糸を
すべて ほどいてしまいました

ほどいた糸の先は
どこにも つながっていませんでした
とてもかなしかったので
少女は 死んでしまいました

私 ....
不器用な 太い指で

ごつごつと 

つかまれたものだけが

現実ではないので

不器用で 太い指の

私は かなしいです
消しゴムは 使えませんね

紙も 消しゴムも 

まっくろに なってしまいます


消してしまおう なんて

思わないで

描き続ける他 ないです

描けば描くほど

ま ....
一個の完成した球体のような

そんな音楽だと思うと

モーツァルト だったりします

どこにも不足のない美しさが

かえって もの悲しかったりします
身体と一緒に 消えてしまう心と

永遠を生きるたましいに

ひきさかれた 生きること

生きる  生きることは

それなりに 満ち足りた身体と

身体につながれた心

たましい ....
いきているのが つらい

それがあたりまえの じだいになった

あたらしい じだい


あたらしいこころを みたい

きれいなせかいとは

どんなものか みたい


さしし ....
らじうむのように

見えない放射を

どこかから放つ

小さな石を にぎりしめて

とぎれた足跡の前で

ためいきする


存在よ

星の砕けた子どもたちに

時は過 ....
石川和広さんのこむさんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それから- こむ自由詩3*05-11-22
ことば- こむ自由詩2*05-11-14
うつわ- こむ未詩・独白4*05-11-2
君は- こむ自由詩2*05-10-24
私たちは- こむ自由詩3*05-9-19
からっぽ- こむ未詩・独白8*05-8-23
せんそうについて- こむ自由詩2*05-8-16
いのせんす- こむ自由詩1*05-2-13
支離滅裂- こむ自由詩3*05-2-12
おしり- こむ自由詩5*05-2-12
ほね- こむ自由詩2*05-2-7
お人形さん- こむ自由詩105-1-23
撮影- こむ自由詩3*05-1-20
眠ります- こむ未詩・独白1*05-1-11
ふた- こむ未詩・独白205-1-8
世界樹- こむ自由詩8*05-1-8
私は- こむ未詩・独白105-1-2
- こむ自由詩2*04-10-27
- こむ未詩・独白204-10-10
まっくろ- こむ自由詩104-10-9
モーツァルト- こむ未詩・独白2*04-10-1
生きる- こむ未詩・独白104-9-20
時代- こむ自由詩304-8-29
存在- こむ自由詩2*04-8-21

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