冷めかけた珈琲と
進まない長針
ミルクの輪をつけたキミは
遠い場所へ行った
 
記憶があるから
何度も会えるね
でもね
逢いたいよ君に
この世にある真実のうち

死ぬまでに知ることができる

辿り付く事ができる真実は

いくつ用意されているのだろう

今あるものが実はないものだったとき

我々は生きていけるのだろう ....
{画像=120404231231.jpg }
やっとこ咲いた
桜の前で
人々は
デジカメやケータイの
シャッターを切るのに忙しい
かくして
ひとひらに宿る
いのちの姿は
小さなSDカ ....
俺の名は人間DOG           俺の名はドリル花
オッサンの頭と雌犬の身体を持つ     螺旋根を持つ鋼鉄製向日葵
この間                 一応
初めて生理になった    ....
僕は大切な思い出を切り裂いて
あるべき夢がいつも 
見えなかった 僕は
見えない 暗い橋を越えていく電車の中で
{引用=パラダイス通信}
カラカウア アヴェニュー
炎天の楽園を
ANAスカイツアーズ
藍染めのスカスカアッパッパー
バターン死の行進よろよろしく
孫の男子づれ
紅蓮日傘の婆さんが行く
 ....
{画像=120402105232.jpg}

いつの間にか
遠くまで来てしまったと
振り返ってみたら

 ――そこは知らない街だった

懐かしい駄菓子屋さんがあった
買ったばかりのお ....
日曜になると賑わう公園
その先にある薄汚い木造の長屋
四部屋の角部屋
五号が私の部屋

不吉とされる数字を隠す部屋
五号が私の部屋

コンピューターゲームの効果音みたいな
大人の声
 ....
仲間だ
絆だ
そんな言葉に憧れて二桁

いい歳をして誇れるものもなく
得体の知れない何かに怯え
気がつけばいつも一人

好んで一人がいいわけじゃない
好んで群れていたいわけでもない
 ....
たんぽぽの綿毛を吹いて来世待ち 

女王は一匹でいい梨の花 

すみれ草 光線銃で焼き尽くせ  

蓮華草食べて明日もハロワ行く 

毒性があると知りつつ躑躅蜜

咲いた ....


そう呼んでいる生き物でございます

今日の今まで
とてもとても長い時間を過ごし
呼び方や呼ばれ方
風貌も変わりましたが
まだ私を続けております

ものの見えかた聞こえ方
さ ....
映る風景はモノクローム
桜の薫りも漂うことなく

また春の一日が暮れてゆく
黄昏のなかへと溶けてゆく

誰とも逢わなかった一日が
誰とも話さなかった一日が

昨日と同じように無表情で ....
ひとつ先のコンビニまで
遠回りする
ガムの味がしなくなるまで
遠回りする

はにかむ放置自転車
居眠りするガードレール
さえずり合う人の影
能天気に踊る前髪

温んだ街の喧騒が ....
いなかみちを ふつうに歩くと
つくしの基地があるよね
勘で解るよね 
え わからない? あらそ

スーパーの文房具コーナーを ふつうにあるくと
「こころばかり」という封筒は こわ ....
午前5時ちょっと過ぎ

遠くでまだ怒鳴り声が聞こえて

今日は眠るのを諦めた

父が支度を済ませ
家を出るのを久々に見送る

「まだ寝てなかったのか」なのか「もう起きたのか」なのかは ....
僕らの脳は杏仁豆腐で出来ている 甘くて軟らかい
ねぇ 顔文字は象形文字の進化型なんだって知ってたか?
火を発見したのはネアンデルタール人? どうでもいいけど
なみなみ注がれたコップの水は運ぶより ....
僕のなかには日常とは違った時間が流れている
それを詩の時間とでも名付けようか
遠いところからやってきた亡くした妹の様に
僕の本当の名前をささやいてくれるもの

日常がすべて散文的だとは限らな ....
自分が偉くなった人
頭を垂れる稲穂かな
人の意見を聞かない
仕事を取ったら何も残らない

差別をする
能力ない奴は死ねと言う。
人の成長を待てない人
自分は何様なのか?

若くして ....
夜は雨
どこからか雨
水を弾くタイヤの音
通りの向う
どこかで屋根を落ちる滴

私はここにいて
眠る人のことを思う
生き満たされぬ人を思う
又ここにいて
眠れぬ人のことを思う
燃 ....
窓辺にやってきた
小鳥が泣く
さも かなしそうに
おまえもひとりなのかい
世界はこんなにも
広いというのに

庭のとまり木で
小鳥が啼く
さも たのしそうに
うたをおぼえたんだね
 ....
  夕方の台所で
  君を抱きしめた
  つらいことが沢山あったし
  他にどうしようも無くて



  火にかけたアルミ鍋から
  醤油の優しい匂いがただよい
  嗅ぎなれ ....
あなたと話をしなくなって、もう随分経ちます

そちらの街は相変わらず海が見えるようですが、こちらの街もそんなかんじです

最近はなんだか、通学に使っている電車が開発で特急が出来るとか出来ないと ....
{画像=120519182939.jpg}

こんな記事を新聞で読んだ

アフリカ・ギニアの森で
野生のチンパンジー11頭に
普通の餌「アブラヤシ」と
普段は手に入らない旨い餌「クーラ」 ....
わたしの現実が
白いてぶくろをはめた
ほそい指先によって
整えられてゆく
うつくしく
うつくしく
(シンプルに)
うつくしく
整えられてゆく!

今日もまた
こうしている瞬間でさ ....
あの日
お辞儀をした
それも深々と

本当は膝をつき
土下座すらしたかった

あの日
潰してしまい
誰もいなくなった
空っぽの事務所に
お辞儀しかできなかった私

帰る家を失 ....
戦い終えた 親愛なるR
苦しみは もう売りさばいて ブラックホールの中に消え

二度と帰って来ない

    それでいいのさ

戦い終えた 親愛なる 戦士R
真剣を交える 言葉の投げあ ....
恋人の心変わりを感じていた頃、辞表を出してくる社員がいた。

彼らはぼくをひどく傷つけた。

ひとのこころなんて分からないものだ。

思い返してみればそんなそぶりもあった。

そぶりかあ・・・・

人 ....
近頃だせーダッフルコートを
ファミレスで脱いだ娘は今どき見上げたショートボブ
カラーリングもメイクも知らない
つぶらな瞳を見開いたまま
発育を15で停めた18歳のレジスタンスは北風の中
孤立 ....
気に入らねえなら閉ざせばいい
てめぇの都合で塞げばいい
森羅万象 千差万別
そうする権利はてめぇのもんだ

信念ならば黙していけ
悪意の類なら気張っていけ
聞いてもないのにしゃあしゃあと ....
街の
人の

屋根瓦を
頬っぺたを
ボンネットを
ランドセルを

街の
人の

やわらかいところを
かたいところを
親切なところを
依怙地なところを

つついて
 ....
木原東子さんのおすすめリスト(877)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使- marux2自由詩2*12-4-5
祈り- marux2自由詩5*12-4-5
カード型記憶装置- そらの珊 ...自由詩19*12-4-4
人間DOGとドリル花- 和田カマ ...自由詩2*12-4-3
_- 番田 自由詩112-4-3
婆さんワイハに行く- salco自由詩9+*12-4-2
【_ノスタルジック_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-2
帰ろう- marux2自由詩2*12-4-1
自業自得と憧れ- marux2自由詩1*12-3-31
花ごよみ_春- 北大路京 ...俳句22*12-3-30
- marux2自由詩4*12-3-30
ささくれ- HAL自由詩18*12-3-30
遠回り- nonya自由詩24*12-3-29
『↑』というより『i』_- るるりら自由詩23+*12-3-29
雷咆- 徘徊メガ ...自由詩412-3-29
【_短絡且つ安易な思考回路_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-3-29
詩の時間- 梅昆布茶自由詩2512-3-29
アンポンタン- ペポパン ...自由詩5*12-3-27
脈絡- salco自由詩28*12-3-25
さえずり- そらの珊 ...自由詩16*12-3-24
若さ- 草野春心自由詩13*12-3-24
都会- caligro3rd自由詩312-3-24
【_二足歩行_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-3-24
復讐(自殺幇助にかんする覚書)- 青土よし自由詩1*12-3-24
お辞儀- HAL自由詩5+*12-3-24
親愛なる_R- 朝焼彩茜 ...自由詩2*12-3-23
思い出のなかへ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...16*12-3-23
炭水化物の夜- salco自由詩9*12-3-23
biter_bit- faik自由詩6*12-3-21
光の点描- nonya自由詩19*12-3-20

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