受精で
創造されたもの

壁のない部屋が荒れ狂う大宇宙のはるか彼方を漂っていた

巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨 巨巨 あ 巨巨巨

巨大なたたずまいが四億の夜を硬化 ....
  仕事をおえ
  歩む家路の安らかさ
  大切な人とともに食べる
  白米のしぜんな旨さ



  簡単に愛してよ
  行間にひそませた
  なんやかんやはいらない

 ....
              110626




首が回らない
それは緊張し過ぎたためでしょう
お金がないのはそれだけ厳しいことですから
500円不足の苦情処理途中に
1万円札 ....
  
 
辞書を落とす
ページがめくれて
言葉が次々と
空にむかって
飛んで行ってしまう
真っ白になった辞書を抱えたまま
駅のある方へ歩く
今日話そうとしていたことは
正確な意味 ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです

あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです

あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ

 ....
灯ったら
と思ったら
なんでかな
すぐ消えた

ここでお別れ
夕方五時の鐘
最後にひとつ
一番星をプレゼント
たいしたことなくてごめんね
できることがすくなくても
いつも
 ....
雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば {ルビ和=やわ}らぎの歌

雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる

雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば ....
気のせいなら良いのだけど
こころなしか自分勝手なひと増えたような

今朝もわたしの背中を押し退けていった若い女性
謝るでもなく当然な顔してたっけ

あの日からなのかな

誰もが涙して
 ....
トテツもなくマジメであることは
トテツもなく不マジメであることの成立条件であると心得て
トテツもなくマジメな時代を生きている
不マジメ人間にとって
最後の審判とは
皆でドッと笑いころげる ....
大きな欅の木のしたで
乾いた蚯蚓が八の字を描いて死んでいる
無から生まれた宇宙の話しを聴きながら


きみはもう死んでしまったから
こんな話しはおもしろくないかもしれないけど
きみに残さ ....
強い風にベランダの洗濯物たちが揺れて
下着やハンカチがくるくる回りながら踊っている

もうお昼になるというのに
布団でぐずぐずしたまま
そのありふれた光景をガラス越しに眺めている

 ....
なにも知らなかった
なにも分かってやれなかった
なにひとつ共有しようとしなかった

その希望も
その絶望も
その生まれなかった未来も

どこから来たのかさえ知らないのに
どこへ行 ....
とつぜん日常がなくなって
うろたえたままオロオロと
時間と生活を
やり過ごしてる


物質的な破綻は精神的な覚醒をもたらさないものかと
密かに夢見ながら

なんて格好つけて
実 ....
メモもなく手紙もなく
日記も伝言も説明もなく
あいさつも捨てぜりふさえもなく
君は黙って先にいってしまった

それが何らかのメッセージなのか
考え抜いたけど分からない
君のこころ ....
ふらりと君が帰ってきて
玄関に鞄を投げ出し
いつもの無表情で居間に入ってきたら
一体どうしようか

あんがい自然に
おかえりーなんて声かけて
当たり前のような顔をして迎えるかも知れな ....
長すぎる人生もいい
まわりの人を困らせて

短すぎる人生もいい
まわりの人を悲しませて

百年生きても
まだ生きたいと願う人がいる

二十年しか生きなくて
もう充分と思う人もい ....
すすむことは
そんなにだいじか
たちどまって
ふりかえるのも
ときにはゆるされるとして


またまえをみて
あるいていくのが
そんなにえらいか
いろんなかこを
かてにして
ちょ ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
おかあさんも
おとうさんも
おばあちゃんも
おじいちゃんも
あたしのこと そうよぶ

どこかのエージェントみたいで
けっこう気にいってるんだ 

そういえば
おかあさんも おばあち ....
水面を見上げると
ちいさなおんなの子の顔

こちらの様子が気になってしかたないのか

大きくなったり小さくなったり




わたしだけの世界
酒屋さんの軒先に置かれた古い火鉢
 ....
宇宙式の貨物船にのって
オールトの雲のなかを航海している
太陽から1.47光年離れても
まだお前の重力圏内にいる

まったく、すごいやつだよ
お前ってやつは

RC2052年18月03 ....
そうだ  

可哀そうだった人が見える
骨から出た思いは未来

世中てんやわんや  
屍が地上を睨む 

壁 壁 飛ぶ

破壊して平らにして 
実践   
風 風  
憧れの ....
引き潮の方が
こわいんだよね

あの日
つぶやく君の瞳に
夕やみが射す

たとえば
雲が割れて
四次元の
強い力で

そんなふうに
君の心は
全霊の
海の総意だ

引 ....
嘘をついて 有り金掴み 
遠く会いたい人の街へ
他人の袖にすがろうって魂胆 
4日待って会えた

3日目 公衆電話は留守だと云ってる
死神の色がする 無臭世界
目前に魚類の見せ小屋 
 ....
手のひらの小窓にあなたから写真がとどく。


風にあおられた火が波のように打ち寄せる深い
闇のなかにわたしたちが暮らす岸辺があるみた
いですね。
怖くもあり、それが真実の勇気であるようにも ....
れんちゃん、お眼目がとろとろ
おひるねの時間
ママはお出かけ
ぼくはギターのれんしゅう

外はさむいから畑しごとはおやすみしてしっかりれんしゅう
きらきら星と
メリーさんのひつじ
ター ....
うすい羽のはえた夜行バスにのって
月あかりにかがやくいくつもの雲をこえて
あいした理由も
あいされた理由も
すべてあなただったから

いつもの街角、いつものバス停
やわらかな猫の手に夜の ....
ぼくが入院してから半年が経った。
11月が終わる頃には、
小児病棟にもスノーマンやら、サンタクロースの人形が置かれたり、
クリスマスツリーやリースが飾り付けられた。

24日、クリスマスイヴ ....
今季一号の木枯らし吹き荒れた次の日の朝
あれだけ騒々しかったのが嘘みたいに静まり返っていて
近所の児童公園にはこれでもかってぐらい散り積もった落ち葉

これってプラタナスだよね

比べてみ ....
紅く色づいて
ひとひら
メール

葉緑素はもうこない

じゃあね
またね
永遠に

あなたはそらへ
私は海に

私は
おどけて手を振りながら

ありがとう、って
最後 ....
木原東子さんのおすすめリスト(877)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
創世記_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩7*11-7-2
かんたんに- 草野春心自由詩6*11-6-26
祭り囃子- あおば自由詩4*11-6-26
説明- たもつ自由詩611-6-25
抱かれてみたい- 乱太郎自由詩17*11-6-25
エクリチュールの星- ゆうと自由詩311-6-24
梅雨空の調べ- subaru★自由詩10*11-6-17
漂泊のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-6-13
不マジメ人間- シャドウ ...自由詩211-5-29
十一次元の詩人たちへ- たま自由詩17*11-5-27
引きこもりの窓から- シャドウ ...自由詩211-5-27
未練- シャドウ ...自由詩111-5-25
日々恋々- シャドウ ...自由詩2*11-5-24
アイソナシメ- シャドウ ...自由詩2*11-5-23
あの世から- シャドウ ...自由詩4+11-5-18
寿命について- シャドウ ...自由詩411-5-16
きみのいないみらい- シャドウ ...自由詩111-5-13
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
コードネームはカモメ- 草野大悟自由詩4*11-5-7
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*11-4-11
オールトの雲をぬけて- たま自由詩16*11-3-29
風_浜辺なのか_- 民次郎自由詩511-3-23
引き潮- umineko自由詩3*11-3-21
極彩色の靴買って家出- 民次郎自由詩611-3-7
潮の岬__2011- たま自由詩23*11-2-28
マルセリーノの歌- たま自由詩17*11-1-30
朝の日記__2010夏- たま自由詩20*11-1-6
病棟のメリークリスマス- 北大路京 ...自由詩7*10-12-23
片付けるひと- 恋月 ぴ ...自由詩31*10-12-6
楓の子- umineko自由詩2*10-11-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30