都会
caligro3rd
あなたと話をしなくなって、もう随分経ちます
そちらの街は相変わらず海が見えるようですが、こちらの街もそんなかんじです
最近はなんだか、通学に使っている電車が開発で特急が出来るとか出来ないとか
便利なのはいいけれど何でも早くなればいいってものじゃない気がして
何となく寂しいです お元気ですか
本当は何時だって電話をかければいいんだと思うけど、僕にはいまいちその勇気がありません
僕は今とても幸せで、きっと変わってしまいました
なんというか、あわせる顔がないんです
そうそう、あなたを題材に書いているあの小説ですが、そろそろ完成しそうです
初めて文学賞に応募するのだけれど、なんとなく、なんとなく何も変わらない気がします