ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける


20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ


空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう


 ....
 水たまり広がる波紋に耳すましきみのリズムでやってくる夏



 砂浜に置いてきたもの捨てたものロケット花火と添い寝する夜



 8月のリップカールのてっぺんで届きますよにぼくのメロ ....
 
 
 
 
夜闇。暗さに光線、たとえばただアスファルトの隆起したひとかけらを照らしている。点は(このままだよ)とささやき、いつしか光の粉をまいて。すふすふと積もり、埃のようにけむりながら少 ....
ひと束のねぎをきざんでこんなには食べれないよと思う、捨てよう。

ぴぴぴっと新幹線の4時間を3秒で飛ぶごはんの写メール


ゴキブリとあたしと夜と生ごみと それしかいないこのへやにはね

 ....
君がしきりに
実存、実存と言っていたので
調べようと思ったが
僕の辞書には実存の文字がない
ごめんね
もっと本を読むよ

君がいなくなってしまう
君がいなくなってしまう  ....
青は赤緑は黄色とおんなじでこの世に生きている事の不思議

寝室に肉食獣が眠るから君は入って来てはいけない

ワイパアに折り畳まれてゆく雨の先を伝って悲しみが満ち

学生もサラリーマン ....
忘れない根に持ちますよわたしは、と言う君みたいな雨のはじまり

残っている洗いざらしのTシャツに君が選んだセッケンの匂い

あたらしい季節へ線を引くような雨あがりの青い空とは

あおい ....
夕立の後には土手に水たまり空蝉集めたあの夏の記憶

透きとおるラムネのなかのビー玉を大事なものと信じてた夏

「愛してる」ニワトリ小屋の粉塵が光の中に消え入る朝に

「天井のしみが魚 ....
その街に風は吹きますか
手紙のようにそっと遠くから

坂道で靴は鳴りますか
生みたての音楽のように

どれだけの名前を覚えていますか
カタカナの響きに変わっても

この哀しみは君 ....
あの嘘を見破るなんて野暮なことしなきゃよかったサヨナラ純情

ツマラナイ女になるなと口癖のように云うから泣いたりしない

ピンヒールの靴を履いたら女王様君はかかとの下で傅く

口紅の色を迷 ....
{引用=連作詩『右手と左手のための協奏曲』 より}

ゆるやかにま   おなじことのくりかえしのようですこしず
わりながらす   つへんかしていくいったりきたりしながら
すむゆるやか   いつ ....
ふるふると ふるえるゼリイ たよりない
裸の心 みたく重なる


今日の月 千年前も 見上げてた
いまも変わらぬ 物言わぬ月


カツ丼を ふたりで食べる いつものように
そして話題 ....
(RT会議室Aでの出来事)



暗い部屋AC機器のランプだけあたしじゃなくて窓を開けたの


新しい部屋は2人も入らないよ1.5人入れば充分


泣くだけのお部屋があるの地下五階 ....
かかしの手に 鳥が一羽
つかもうとも、よけようともせず
ただ風に吹かれるかかし

おお!そうか・・・
おまえも私なのだな

かかしは鳥が止まっていることに興味がない
かかしは鳥に笑いか ....
そこは底だったけれど、回りまわってきたので、よかった。









気づいている、息をしていて、横と縦を感じている。音声と重量にとらわれている。風が強いのはなぜだろう、と考 ....
もう大人になった気がして二本足で立つことにした誕生日


「生命線を持って生まれたかった」スクラップされていくロボット


大福だと思って食べたら素甘だったという悲しみを背負う
 ....
窓辺を漂っていたスウィートピーたちは
薄れて消えてしまったよ
白いのもピンクのも薄紫のも
いつか行こうなんて云っていた
銀の門のある空中果樹園も
いつのまにかどこへやら消え失せてしまったよ
 ....
沈む夕日を見ていると
今日もまた唇が淋しい
姉さん
そうつぶやく僕には
生まれてこの方
兄さんしかいなかった
漆黒の派手な呪文を唱えたらポップコーンは胸にぽろぽろ



あかきいろきみどりみどりあおぐんじょうお目目ぱちくりコズミックガール



遊園地ポケットティッシュピンク色ガールスカウト整 ....
丘の上の工場から
午后のサイレンが聞こえて来る
いつもそれを待ち侘びていた君


遠くまで行きたくて飛び乗った電車
あれは過去のこと
海を見ていた
太陽は焼け付くようだった?
白 ....
ガソリンスタンドで働く父のために埠頭で釣りをする母


サンドウィッチにはさまれたクラゲがただ干からびていくのを待ってる


ヒツジの皮を被ったケダモノだが牙はすでに抜かれてし ....
何か掴まなければ と
恐れなくてもよいのだ
いつでも繋げるように
私の両手は空いている


嘗て星々に触れたとき
驚きながらも微笑んだ
一秒よりもはやく
私たちは老いてゆくから

 ....
  暮れていく夏空に似た恋をして大人になったつもりでいたの


  言わないでほんとはもうね気付いてるあなたは優しいだから辛い


  どうしても言えない言葉を胸に抱きあなたとわた ....
  暖かな雨に追われて迷い込み君と出会った六月の町


  徒に花びら数え占った恋の行方を君も知らない


  花は花やがて綻び散るものの定めの前に花鋏有り


  裏庭でか ....
東京より来たる夫のたこ焼きを返す手つきもあざやかになり


年少の子の足下に犬伏せる晩飯時の特等席なり


形だけの詫びにと届くふた箱のいちごが黒くなってく野菜庫


さっき ....
黄色の傘がルーレットのように回り
答えを落としていった

ぽつんぽつんと落ちてゆく答えより
回る傘の鮮やかさにみとれていた

色のない答えが静かな雨に溶けてゆく

黄色の傘が警告ランプ ....
「男なんて男なんて男なんて」スカートに泥跳ねてるオンナ

「メロンってあるラインから不味いよな」あるラインから男になる筈

安っぽいライトを浴びて身体売る僕んちへおいで夜店の金魚

久々の ....
また一つ
約束を破った

夕涼む縁側

うちわ

ねつ

におい

笑うしかないと
娘は知っている
筍が好物だったじいちゃんのお墓は竹に隠れて見えない

ぷにゅっと踏んだよウミウシを去りがたい海に別れを告げるため

ご先祖の霊はゲームをセーブして茄子に乗っかりゆっくり帰る

来年もここの ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
本木はじめさんのおすすめリスト(1021)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
K- ピッピ短歌21*05-5-30
メトロノームの夏- 望月 ゆ ...短歌37*05-5-30
妖精にもどる- nm6自由詩1705-5-27
ひとりぐらし- miky短歌105-5-26
ヘンゼルとグレーテル- シアン自由詩405-5-25
君を迎えに- シアン短歌505-5-25
初夏- たにがわ ...短歌505-5-25
エーテルの香り- シアン短歌205-5-25
てがみ- 松本 涼自由詩8*05-5-23
恋愛のカタチ- 落合朱美短歌12*05-5-22
ボレロ- クリ未詩・独白9*05-5-21
今夜みたモノたち- 逢坂桜短歌4*05-5-20
部屋- ピッピ短歌605-5-20
かかし- 葉多不来自由詩3*05-5-19
まるで忘れてしまったかのように- nm6自由詩605-5-19
二足歩行- バカ男短歌1605-5-18
灰の月- 塔野夏子自由詩11*05-5-17
レクイエム- たもつ自由詩505-5-17
ながしそうめんリフレイン・(色や絵/その他)- ふるる短歌10*05-5-17
夏に沈んで- 有邑空玖自由詩7*05-5-16
飛翔- バカ男短歌11*05-5-16
ソネット(触れている)_(2005.5.15)- 和泉 輪自由詩2505-5-15
夏空のオペラ- 嘉野千尋短歌8*05-5-14
紫陽花ヶ丘- 嘉野千尋短歌16*05-5-12
【短歌祭参加作品】家族譚- 紫野短歌4*05-5-12
黄色の傘- mayaco未詩・独白205-5-12
好きってどういうことなんだっけ- ふるる短歌5*05-5-11
ほたる- たもつ自由詩1405-5-10
さようなら- ふるる短歌3*05-5-10
武装放棄- いとう未詩・独白63*05-5-9

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