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畳 の 上
裸足

ふち に 添って
一匹 の 蛇

明るい ささやき の内で
頭 を もたげる 闇

草薮 から 訪れた
赤い 口

切り そろえた ばかりの 爪に
 ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり

そのまま眠りに入って・・・

朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
 ....
春は渡るほどに
瞳で深呼吸をして
そして一方通行の追憶を
リバイバルで・・・

俺の家の近くにも そろそろ
更新の匂いがする歩道橋があり
その歩道橋の階段を登りきれば
少し歩いたあたり ....
思いっきり身震いしたら
壊れてしまうかと思っていた
田舎町に
今ではすっかり馴染んで仕舞い

若かったゴジラ達も
皆立派な町の世話役となり
ズルズル引きずっている

逞しい尻尾に気づ ....
僕は
静かな夜の海に来ているよ

こわくないよ

僕の足跡は
波が消してくれる

今までの僕を
消して欲しい

絶え間なく寄せる波

生まれたくて
生まれたんじゃない

 ....
僕は置手紙を残して

出て行くよ

このメールの時代なのにね

せめて

僕の体温を感じるものを残すよ

「さよなら」を書くと

いろんなことを思い出して

涙がこぼれるか ....
冷凍庫で
ひっそりと眠っている 肉まん
活き活きと冷気を吹く アイスクリーム
カチコチの 鯖・鶏肉・エダマメ・・・

満席ですね
冬の列車

僕はそろそろ起きなくては
流氷も離岸した ....
堕ちた孔雀が集まる場所で
ただひとりかがやくものは傷を得たもの
白く織られた光の羽の
かすかなほころびから見える花
光や音の波の向こうに
見えること 見えないことの向こうに ....
風が強くて
笑うほどはためく
せんたくものたち
私のからだも
飛べたらいいのに
夕方から恋人と会うが
今は一人昼過ぎ
なにやらイマイチ
気持ちがボーッとしている

恋人に物を買ってあげる日でもないから?
外は三寒四温中だから?
好きな音楽のCDが転がり過ぎているから ....
愛情なのか欲望なのか
もうわからない
世で

夢なのか要求なのか
もうわからない
世で

俺も決めかねる

自分で自分のことがわからないぜ

身長とか体重とか服のサイズは
わ ....
首筋にそっと手をやり
髪をかきあげる
自分で自分を愛でるように

この街を
この地球を
そんなふうに愛していたい

多すぎる車も
せわしない人並みも
みんなみんな愛しい

枯れ ....
ネット上に書かれた ある小説の紹介と感想を
夜更けにこっそり読んだら
あまりに似た好みと感想だったから
お互い変わっていないことに呆れて 安心して
逢えなくても まぁ、いいかと 思った
午前1時の暗闇の中

俺の部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

俺はあなたに「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う ....
あなたが笑う事を知りたいと思い
あなたの育った環境に触れ、
できないくせに昔の記憶を共有しようとする

恋をすることは 思慮深くなること

気に留めたことのないものに突然趣を感じ
実は楽 ....
ただ生きる
それに至上の喜びを感じ
ただ{ルビ詩=うた}を作る
そのことに無上の感動を感じ
ただ眠る
そのことに極上の快楽を感じ
ただ死ぬ
そのことに一片の寂しさを感じる
これも一つの ....
ぎゅっと握りしめた
こぶしの隙間から零れ
夜の奥底に染みてゆくもの

去り行く後姿に
聴こえぬ声で
いつまでも叫び続けるもの

(時間の純粋結晶が
 悲しみなのだということ)

 ....
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風景

いや 今日は
こんもりと茂る葉の代わりに
樹木には 綿雲の実がなり
成熟したそれは
 ....
頭の中から文字が零れる。
小さな文字が、ちりちりちりりりりん…と音を立てて零れる。

私の頭の中には小さい黒い文字が入っています。
それは次から次へと湧いてきて、
零れても零れても…続いて零 ....
なわとびなんて 久々だ ふふ
どうやら下手になったようだ はは
目の前の子どもも下手糞だな いひひ
私も練習したものだ へへ
ずいぶん鈍ったものだがな はは

子どもと練習してみるがな あ ....
ふとい尻尾さかだてて猫の目ギラリ
白兎の胎内に酒はたっぷり
うすよごれた虎はねくたれてくたくた
つくりつけの本棚はがらあきだった。

未明。ゆたかな黒髪に顔うずめて
あふれてくるくやし ....
やさしい言葉をきくと
私はゆらゆらします

やさしい言葉はきれいです
きれいなものというのは
どうやら壊れやすいですし
汚れがつくと目立ちますし
また汚れが落ちにくいようですし

や ....
 横たえられた貴女
 緩やかな緊張に伸びる身体

 山
 胸を吸い取り
 旋回する鳶は私

 海
 月に曳かれ
 道跡を渡る貝は私

 波の華が夜空を
 散って涙する
 けれ ....
砂糖と塩をまちがえればよかった

そしたらあたしもすきのある女になれたのに

砂糖と塩をまちがえればよかった 

そしたらあなたも笑顔でバカにしてくれたのに

砂糖と塩をまちがえればよ ....
俺は 最近
ひとを好きになった
恋ってやつだ

もう
恋なんて できない
しっこないと 思っていたが
自分でも びっくりしたぜ

なんにも 言わなかった
なんにも 知らせなかった
 ....
小麦粉と
砂糖と
バターと


まぜまぜする
焼いて出来上がり

お菓子は簡単

相手を思う心と
優しさと
相手の心と
少しの切なさ

まぜまぜする
告白して出来上が ....
引き潮が引くように
満ち潮が満ちるように

繰り返される
繰り返される

喜びも
哀しみも

日が昇る
夜が明ける
輝きだす家々、草木
眠い目をこすりながら
時計を見て飛び出 ....
小学生の時の話で

学校に行くと先生が休んでいて

自習の名目で

突然試験をやらされた


わからない問題は後回し

けど 記憶にないから

答えず終い(俺はね)

そ ....
ああ君は 僕がどうしようもなくて捨てた猫だねえ
ごめんね ごめんね
あの頃は あれしか思いつかなかった
君を捨ててから 僕は少し暗い男になったのかもしれん
逆に 軽口度合は増したかもしれん ....
ここで
てをふることにする
かぜふくにせよ
ゆきつもるにせよ
きみはもう
とまってはいけない
いちにちやふつかは かまわない 
けれど
ここで
てをふることにする
蔦は一列二列と  ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(930)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い_眼- 砂木自由詩6*04-2-29
海郷- 純太自由詩7*04-2-28
歩道橋- 純太自由詩5*04-2-28
春の扉- まんぼう自由詩8*04-2-27
★35_ヨルノウミ- 貴水 水 ...自由詩204-2-27
★34_オキテガミ- 貴水 水 ...自由詩504-2-27
肉まんの歌声- 湾鶴自由詩404-2-24
天花(てんげ)- 木立 悟自由詩604-2-24
強風・晴天- 春日野佐 ...自由詩3*04-2-22
灯り- 純太自由詩504-2-21
☆54_オレガ…ツクル- 貴水 水 ...自由詩404-2-17
「_いとしさ_」- 椎名自由詩204-2-16
それから- 月夜野螢自由詩404-2-15
☆53_キョウカイ- 貴水 水 ...自由詩504-2-15
とりえ- 小太郎自由詩204-2-15
質素の人生- 虎狼自由詩104-2-15
悲しみ- 青色銀河 ...自由詩504-2-15
雲の卒業式- 湾鶴自由詩1104-2-15
文字拾い- 自由詩3*04-2-14
風の子は育つと何になる- 長谷伸太自由詩3*04-2-14
パンドラの箱- 狸亭自由詩504-2-14
風、吹いてないけどさ- 長谷伸太自由詩804-2-14
波夜に歌う- 折釘自由詩304-2-14
砂糖と塩をまちがえればよかった_- かなりや自由詩2*04-2-13
☆50_コイヲシタ…- 貴水 水 ...自由詩2*04-2-13
材料と仕上がり- vi自由詩2*04-2-13
「_淡々と_」- 椎名自由詩304-2-13
点数- 純太自由詩9*04-2-12
黒ニャー子の葬送- クリ自由詩2*04-2-12
送る- バンブー ...自由詩1004-2-12

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