すべてのおすすめ
最後の人が飛び降りたまま
裏返ったブランコの鎖が歪に静止している
翌日になれば元に戻される、それだけのこと
わたしは、もうずっと公園にいない
だから知らない


ブランコ ....
千本 の 針を
つないだ 蒔絵

朝焼け に溶け出す
真っ暗 な朝

骨 の 隙間に宿る
鈴 の 声

つながれて
つながって

心 に まみれた 
火傷 のよう ....
まつげ の隙間
に からから 

閉じた 指
そっと 痛いくらい ひろげて

輝く どんな 言葉 よりも
たゆとう どんな 海よりも

この 指 の谷間 に吹く 風よ
 ....


つきゆびは
いたい
流水になかゆびをひたして
いたみを
あらいながす

つきつきしびれ
あかくはれる
命のいろはなかゆびにあつまり
みずにひえる
ひじの
てくびの
そ ....
ふうわり 心地よい うたは
ふと めをつむり 眠くなり

つらぬくような つらい詩は
ぼろぼろ 泣けて 目が霞む

胸のあたり に くすくすと
笑える詩 には 逆らえない

 ....
木々から 溶けていく
生命線 の から傘

涼しげ な 場所で
やけている 氷は

春 のすべてを 呪い
遙 だけに 往きたくて

のばされた風に 溶けて
みつめる ....
下方を流れる
動けないアスファルトを
凝視している
夏の衣服の軽率な体で、出来うる限り
常に重力のことを忘れず
下方を流れる、動けないアスファルトを
凝視している


歩く私 ....
声帯で
黙殺された孤独は
肺に
積もったようでした


声帯で黙殺された孤独は肺に積もったようでした
そして、やがては
床板に屈した体を
どうしても規則的に置いてゆく呼気に乗 ....
僕がバイクで事故を起こした時

真っ先に駆けつけれくれたのは

君だった


いざとなると皆冷たいな

そんな僕の愚痴を笑って聞いてくれたのは

君だった


そんな君が今 ....
僕は1人で飲んでた

酔ったのか

風に当たりたくて

塀にもたれてた

僕の髪が中途半端に

自分に絡みつく


風に聞いても

夜の空に聞いても

答えなんて無い ....
踏み にじられた
柔らかい 道の草

白線 から 下がらず 
垂れた こうべ 晒す

助けて 下さい と
死にたくありません と

誰も 聞きたくないのだ
誰も 幸せに ....
散らかった部屋の片付けをして
ついでにウォールポケットの中の写真の一枚を
この前もらった写真立てに飾る
僕が一番好きな
あなたがひよこを両手で包んだ写真を飾る
でもこの写真立ての表面はガラス ....
窓枠から遠く、鴉の発音から
鴉の翼が発生して
西の方角、地平線に降ってゆく
黒い花火があったとしたら
こんな風に
ゆっくり悲しいのだろう


この手の中の窓枠を忘れず
この手 ....
ぼいん 
ぶつかると
ぼいん ぼいん
はずみそう
おもわず
やっちゃいそうで
あぶない
でんしゃ
ありふれた光景も
言葉にすると
ムズカシイ
大好きな気持ちも
言葉にすると
ハズカシイ

上手になんて
言えないけれど
心はいつでも
ここにある
身体を懸け
窓硝子が投じくる色彩鈍角と
眼球につきものの悲痛鋭角との
区別が付かず
ずきん、瞑りました
それでなおさら
難解な幾何学を閉じ込めてしまった眼を
白く、拭き取 ....
肩は既にはばたいていた
鎖骨から胸へと流れる羽を
抱き寄せようとする腕もまた羽だった
耳も髪も眉も目じりも
風にそよぎはじめていた
咲きつづけるからだをひらき
子はひとり川辺に立 ....
俺の心のドアをノックする

あなたの幻

俺にだけ聴こえる

なつかしい声

男と女として出逢ってしまったから

男と女として別れたんだぜ

俺のあなたに対する想いが強すぎて
 ....
お前の細い腕で

もう俺を支えなくていいよ

俺は

たとえ ぶっ倒れても

1人で歩ける歩きたい

俺のことを必死に支えてくれたのは

お前だけ

わかっているからもうい ....
夜 が 鳴る

切れた 窓辺
背いた 天井

見知らぬ 幸
消えた 願い

夜 が 立つ

誰 を 救う
誰 が 救う
誰 に 救う

外 に 写る
夜 の 髑髏 ....
僕は君となら

地の果てまで行ってもいいよ

海の彼方まで行ってもいいよ

だけど

君と僕だけでは生きてはいけない

砂漠で骨になるか

海に浮かぶかもしれない



 ....
僕の部屋の窓ガラスが

強い風で音を立てる

今にも割れそうだよ

嗚咽か慟哭のようだ

僕の心の傷跡にしみる

僕も君も

そんなふうに泣いたね

君が僕を好きだと言って ....
どうしようもなく空に向かい
わたしは
影を失くす



足の下を踏みしめ
家々をすぎ
すべてに接する崖へと至る



見えない花のわたしは
ひとつの大陸でできた楽器 ....
ここにあるのは夏の地図
宝島への出航 間近!
冒険の仲間を呼び集め
飛び出そうよ
夏の国へ!!

憧れをつかまえに
雲の船に乗って
さぁ 夏 本番!!
音符のように揺れる花は
ビロードの四面ソ歌
色と音とがマチアワセ
白い夢を真っ赤に染めて
花になれなかった
けれど似てしまった
ゆえに{ルビ永遠=とわ}をゆく
四面ソ歌
梳き櫛の息の根をわたし止めて
泣く姿、の、無音部分
を拭った指、の
薄命部分、月に透かせば
血潮は青ざめるばかりで
発光もせず


黒髪、の
窒息密度で、黙ったままの ....
お前にね

居留守を使われたことはショックだったぜ

俺がお前にあげた物も

そろいでかったストラップも

一緒にとった写真も

処分したのか

お前の心の中の俺は

そう ....
ねぇ あんた寂しい人だね

テレビもつけないで

CDも聴かないで

ただ ぼんやり

煙草をふかしながら

扇風機の音を聴いてんのか

俺と同じ

俺と同じだぜ
窓から世界が見えすぎるので
何度も何度も触れつづけては
指とガラスをたしかめていた
消えた素顔をたしかめていた



描かれた線に雨は重なり
音だけを残して見えなくなった
 ....
あのね もう 
いけないと おもったの

だって どろだらけで
おひざ も いたいの

こんな きたなくなったら
あそんでくれないと おもったの

でもね どうしたのって
 ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
公園にいない- A道化自由詩1804-7-16
生きる- 砂木自由詩9*04-7-13
から_海- 砂木自由詩11*04-7-7
ゆびの- 竹節一二 ...自由詩304-7-5
うた- 砂木自由詩11*04-7-4
こおる_影- 砂木自由詩6*04-7-1
喪失訓練- A道化自由詩604-6-30
雨降り回帰- A道化自由詩504-6-26
★94バイク&クルマ- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-25
★93_ソレダケ…- 貴水 水 ...自由詩6*04-6-25
ひからびる_血- 砂木自由詩9*04-6-24
胃袋のサイン- 小太郎自由詩104-6-24
鴉火- A道化自由詩804-6-24
ぼいん- みつべえ自由詩704-6-24
心はいつでも- 春日野佐 ...自由詩404-6-23
幾何学夏模様- A道化自由詩404-6-23
鉄と羽- 木立 悟自由詩404-6-23
☆148_オレノ、ココロヲ、ノックスル…- 貴水 水 ...自由詩404-6-23
☆147_オマエノホソイウデデ…- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-23
やみ_まど- 砂木自由詩7*04-6-22
★92_カタスミデ…- 貴水 水 ...自由詩9*04-6-21
★91_ボクトキミノキズ- 貴水 水 ...自由詩7*04-6-21
ノート(器)- 木立 悟自由詩704-6-21
Map_of_Summer- 春日野佐 ...自由詩204-6-19
造花- 春日野佐 ...自由詩7*04-6-19
黒虫- A道化自由詩604-6-19
☆146_イルス- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-19
☆145_ネェ_アンタ- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-19
ノート(白窓)- 木立 悟自由詩804-6-18
やさしいひと_へ- 砂木自由詩14*04-6-17

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