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コスモス揺らめくかの丘に
 置き去りのままに鐘が鳴る
なにも言わず別れた日さえ風に鳴らされ
君は今は誰かと
 夜に沈むのでしょう
  明日は晴れです
君なしで始めた暮らしが
君な ....
?.

あなたを
あなたのすてきなところを

一日
大切にする

あなたを
あなたの汚れたところを

裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
あなたが優しく息を吸い
ふい と息の根を止めた時
私は とても幸福でした


流れる雲は川面に映り
青い空を魚は流れる
錯覚しておいで
この手の平の陽に
飛ぶ魚よ 飛ぶ鳥のように
 ....
こんな閉鎖的な空間に紋白蝶が現れた
出口もないこの部屋で
青空を求めて
ひらひらと踊りながら
わたしの手をすり抜けて
荒れた指先をかわしながら

体の動きが緩やかになっているのはわた ....
詩は語らずに歌えって
俺の先生が言った
先生って誰だ
そう訊くから
雀だって言ってやったよ
スズメ?
雀だ 雀だ 雀の学校の先生だ
俺はそう言うしかなかったぜ
だって、その通りだも ....
パンに トマト ぬるぜ

カタルーニャ式 だぜ これ

オリーブオイル かける よ

バージン エクストラ です よ

たまご も 焼いちゃう 

べーこん イベリコ豚 だよ 
 ....
戦争の詩を書こうと思う

小学校の暗い図書館の隅に見つけた「はだしのげん」
戦争という言葉がまだ現実味を帯びていなくて
まだ子供だから分からなくてもいいなんて
そんな生ぬるい世界にどっぷりつ ....
激しい太陽の自己主張に手をかざし眉をひそめる
すだく蝉の声が全身を包み込む
額ににじむ汗
高く上った太陽が頭頂部を加熱する

きっとあの日も
同じ太陽の光と
同じ蝉の声が
ラジオから流 ....
炎天下の路上に 
{ルビ蝉=せみ}はひっくり返っていた 

近づいて身をかがめると 
巨人のぼくにおどろいて
目覚めた蝉は飛んでった 
僕の頭上の、遥かな空へ 

瀕死の蝉も、飛んだん ....
何も知らないままあなたは 私
ゆっくりと腐食してゆく から
見違えてしまうほどの あなた
優しい気配を蒔いて 贈り物を
落ちた手のひらと ひとつだけ
開いた瞳孔だけ 帰れない時間
私が食べ ....
自転車の私と
白い軽自動車の先生が会ったのは
広い水田の中の十字路

偶然にもかごには
できてきたばかりの詩集
それはコピー誌で手作りで
でも 作品を集めてお金をだしあって
イラストを ....
繰返してはいけないと思っていても
繰返してしまう
それはちょうど悪戯っ子が
すぐにばれてしまう悪戯を繰返すのに
似ているのかも知れない
かまって欲しいわけでもないし
誰かに判って欲しいわけ ....
飛び越えることができないだろうか
飛び越えたい、プロセスを
僕を縛るその制約を
飛び越えることができぬものか
その手段がわからない
否、手段を必要とせず
僕はそれを飛び越えたい
ジャンプ ....
あぁ人生は苦労続きだぜ
悩みはいつも尽きないぜ
涙は我慢しなくてもいいか?
誰かの役にたたなくてもいいか?
思い道理に生きたくてもよ
思いの道は見えないぜ

誰か誰か誰か 生 ....
からりとなった空っぽのグラスに
何をそそげばいいの

透明な空には小さな朝があり
世界が少しだけ遠くに感じる

ここにはまだ きっと
やり残した事がたくさん たくさん

世界なんて大 ....
 マスカット ブルー レモン


              suisuiおよぐ


              
           シアン マゼンタ イエロゥ


{引用=
 ....
人間は汚れている。身も心も。 
人の世のニュースを写すテレビ画面の中で。
私の姿を映す鏡の中で。
全ての日常は、色褪せていた。 

  * 

一人旅の道を歩いていた。 
信濃追分の風 ....
宛てたい心があります

傍目には
いまさらでしょうが
いいえ
いまだからこそ

伝えたいことは簡単なのに
前置きが長すぎて
床に散る便箋は増えるばかり
傍目には
綺麗な足元か ....
振り分ける少女の、

名前もない
痛む、芯も
未完成な少女の主題は
誰にも知られない、それだけの行く末

本を開けば文字に溺れた
さかなに、なりたかった
揺らぎ揺らすからだの線
 ....
  (誰かが泣く夜の 月は足跡だらけ)


夕立の30分後の車の下の
猫 濡れねずみで
のの字にくるまり
もうすぐ月のやって来る夜


あの子の心根から
零れ落ちましたよ リン と ....
たとえば、きみに好きだよと
囁くときでも
ぼくはきみの、
背中を見つめたまま

きみがぼくに決して
そういう言葉を言わないのを知っているから
きみの白い猫背に囁く

ぼくは、たぶん、 ....
息を吸って
息を吐いて
寝っ転がる
生きている

愛を受けて
生きている
毎日楽しく
生きている

でも貴方は
もう居ない
でも私達は
まだ生きる
縛り付けたいと子供のような駄々をこねているだけ
母に似ていること
それは嬉しくもありどうしようもなく苦しいこと
何か怖いものから母は必死に逃げてきた
理由の無い恐怖が母に安らぎを与えることなく ....
今この瞬間
僕らは忘れてはならない
僕らは記憶し続けなければならない
僕らがキーを叩いているこの指で
銃の引き金を引いている子供がいる
僕らが、アイ、を歌っているこの喉で
ヒトを殺せと叫ん ....
とれたら 放れ

そことれ こことれ
沁みる 眼 ちぎり

爪で つまんだ
黒眼は 舌先

がらんごろん
骨も まだ ある 

黒い毛 
おてての まだぬるい

沁みる黒眼 ....
いつもこの歌を唄う時
零れ落ちそうな涙をこらえ
腹の底から喉を震わせている

普段どうしようもなく卑屈で
人に気を遣えないだとか
寒い事しか言わないだとか

馬鹿と呼ばれながら生きて
 ....
下る音階
広がる和音
底のほうへ
そして天上へ
突き抜ける
拡散していく
瞳の意識
夕映えの宇宙
通り抜けていく
わたしの体
いきたい
いきたい
いきたい
そこへ
宇宙へ
 ....
大きなガラス扉
日焼けしたブラインド
貸店舗、の白い貼り紙
コンビニになりきれなかった
角の、たなか屋

殺風景な店先のコンクリートには
ただひとつ
小さな郵便ポストが生えたまま
舌 ....
千代紙こうてくれへん?
匂い付きのやつやで。
嗅ぐと、鼻の奥んとこが、ジーンとなんねん。
何や懐かしいこと、思い出せそうで、思いだせへん
あわーい陶酔があんねん。
千代紙には。
何でやろ、 ....
小雨の降る夜道を歩いていた。
ガラス張りの美容院の中で
シートに座る客の髪を切る女の 
背中の肌が見える短いTシャツには

「 LOVE 」 

という文字が書かれていた。 
 ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(930)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花咲く丘で- Rin K自由詩22*06-9-21
あなた- 水在らあ ...自由詩76+*06-9-19
幸福な九月- 千月 話 ...自由詩18*06-9-17
紋白蝶- 暗闇れも ...自由詩5*06-8-31
十一代目の雀- 杉菜 晃自由詩7*06-8-24
イベリコ豚- 水在らあ ...自由詩39+*06-8-22
終戦記念日- 暗闇れも ...自由詩3*06-8-15
August_15th- 広川 孝 ...自由詩106-8-15
路上の蝉- 服部 剛自由詩14*06-8-14
楽園に行こう- 雄太自由詩306-8-14
なつかしいひとへ- 砂木自由詩18*06-8-14
それぞれの夏- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-8-13
tada- haniwa自由詩106-8-13
わかっているのさ- hiroto自由詩4*06-8-12
それでも- プル式自由詩5*06-8-11
額の中の青い・・・・- ふるる自由詩4*06-8-11
信濃追分の風- 服部 剛自由詩17*06-8-10
絵葉書など- 千波 一 ...自由詩20*06-7-21
仮想記憶- 霜天自由詩706-7-20
月と黒猫- 千月 話 ...自由詩13*06-7-19
きみのせなか- ユメアト自由詩4*06-7-19
止まった記憶- ペポパン ...自由詩4*06-7-19
隔離病棟- 暗闇れも ...自由詩5*06-6-22
ヒトとヒトと、鉄の雨- でこ自由詩606-6-22
飴蜘蛛- 砂木自由詩5*06-6-22
大切な歌- 松本 卓 ...自由詩2*06-6-22
いきたい- チアーヌ自由詩606-6-21
たなか屋の角- 佐野権太自由詩54*06-6-20
ぶるー・びぃず- 佐野権太自由詩22*06-6-16
「汚れた足」- 服部 剛自由詩21*06-6-14

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