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高速道路の外の景色に包まれる

愛しいさよならの君は助手席で


きっと二人の意思で車は走ってる

緑色の看板が迫って

あと何キロ走ればというよりも

君が降りる土地の名前を確 ....
まとわり とけない まなざし
つめない にもつに とまどう

あかるい まよなか のみちに
めをとじ かすかに ほほえみ

どこへも いけない かなしみ
どこへも むかえる  ....
冷たい水で顔を洗うの
指先に赤く血の色滲んで

朝に凍り付く体
包んでも 包んでも
冷たく表層になるばかり

誰か 誰か
隣で眠ってはくれませんか
心安らかな人よ



無音 ....
坂につないだ 果実の皮
無垢はついばまれ焼ける

霧の音が円の角に触れる
クロスされた糸が星宿し

かたこと 繁みが 飛ぶ
さめた雪 霜柱を 包む
ほわん

一人でいた寂しさが腕枕の中で、花になる
もじれつ のはいれつに
ふるいに かけられた
おでこーろん 

さややかに よこにも
つるきん たてにも

とろく とろ とこ
ちいちゃな いしは 
はじきとばし おー

お ....
ちさ とり わけ た
ちせ ゆく ほほ に

まわす ひばな のの
まざる ひざし やや

さと せぬ から な
くり ゆく みや や
沈んでゆく まま
煙る 山の稜線に

つながれた 足首
舐め 影 さすり

行けども 喰らえない
案山子の ぼうふらに

低く うめき ひそむ
まだ 試した事のない

 ....
瞳孔が広がってきたな
俺も一生廻りあえないほどの汚ぇ顔してんだろう
金があっても無くても奴らからのモノはいつもカルキ混じりだな
ったく、口の中が臭くなるんだよ

ケイなんでそんな楽しいの
 ....
はめこまれた
月 太陽
けれど 遠い所の土地だ

体でいけない場所だから
波おこして 乗るように
向かう

まわるカレンダーの
赤い丸は 
ボタンになっていて

指先から舟にな ....
喉が渇いた気がしたのに
水を飲んでも
潤わない
ああこれはきっと
わたし

乾いてるんだ
まるで胃が裏返るように
我慢して
我慢して
でも限界がきたら

胃が裏返ったあとに
 ....
むくろ に入った無実が
ちりちり と はえる

あれから 誰になるのか
飲み込んで 噛み切られるまで

とどめは さしたが
とどきは しない

光点の天
よりの
送源
 ....
かさむ 夜のしおり
長く 読み続けた 香りに

ぽとり と落ちた
蜃気楼

恵みの火
溶けない爪のくず

明日というものが
あるらしい

たたむ手を
寄り添わせないよ ....
むかし
街外れにあった
ログハウスみたいな喫茶店で
冬になりかけた秋の日
あなたと二人
熱いコーヒーを
挟んで

何も考えていなかった
でも永遠だとも思わなかった
そのころは恋愛関 ....
地図を書けない花は
恋しと小石の違いを
伝えられないのです
くだ のばし
風 渡る
皮膚

二枚に 別れた 
黒 と 黄色

とじれば

の 上
黄色い線までお下がりください
下がってますよはいはい
車掌さんいつもありがとう
風の強い夜
電車は黄金色に煌々と輝き
静かにわたしの前に滑り込む
ドアが開く

乗らないでいると
後ろ ....
嵐の夜
魚は水底に
沈む
一度切りの湾曲をとうに終え
錆び果てたガードレールは死んだように安堵している
その影に紛れた舗道の一部は黒々と陥没し消滅している


その上空を傷付ける有刺鉄線、私ではな ....
画用紙に書いた思い出を
消しゴムで消してゆく
書き込む時と
同じくらいにていねいに

そしてうすくけばだった
画用紙を抱えたままで
真っ白になりました、と

少しだけ泣いた
  
 ....
口裂け女の噂を広めた女性は口が裂けていた

公衆電話はワープ装置としても使われている

ティッシュペーパーの72組目は他と質が違う

夜が訪れると同時に太陽は体育座りをして行儀よく次の ....
どこまでも続くこの空は 徒然

それぞれの 秋 思いを乗せた 雲は 流れて行くそうな

明日といふ日を追いかけもして

夕暮れに 辿り着く あかね色に染まりながら

伝えて

 ....
うなずきから さらさら こぼれる よいん 

まなざしから ゆらゆら こぼれる よいん

どの よいん からも ぼくには ここちよい メロディ

さらさら ゆらゆら

ぼくのなかに ....
ひとつが
どこまでもひとつに感じられ
ふたつが
どこまでも数え切れなく感じられる
街が街を過ぎるような
水のような音の時間を
子は歩む
子は沈む



千の手の波
 ....
もしもあのころのスタイルに
戻れるとでも言うのなら
悪魔にだって魂を売るつもりなのに
わたしの汚れた魂なんかいらないらしく
悪魔もわたしを助けようとなんかしない

がまんすればするほど
 ....
だらりと舌を垂らした犬が
くわえていった

無限に広がる雨音の中で
たった一音が残った

炎を見つめて乾いた暁の頬を
夜が照らした

葉脈を流れる冷たい水が
樹 まるごとであると知 ....
毎日毎日コスプレだ!
どこに行くか・誰と会うか・どんな自分で通すか
簡単なこと

幼稚園ママとしての目立たない格好はどれだ!
公園デビューにふさわしい格好はどれだ!
とりあえずサリーとかを ....
かたゆり ついの
まわせぬ あえい

とおりの あせぬ
のろえぬ ゆきよ
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
正月中の 夜行列車は満席
故郷から 帰郷帰りの人々

暗い駅から ひとり 
座れないので
戸口のすぐ前に陣どる
会社は あさってから

荷物はひとつ
一晩中 立つのか
 ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あとどれくらい- 純太自由詩604-10-31
きざし- 砂木自由詩7*04-10-31
雪女になる- 千月 話 ...自由詩5*04-10-30
混ざる_朝- 砂木自由詩4*04-10-29
二人分- 暗闇れも ...自由詩2*04-10-29
かおんのしゅっぽっぽー- 砂木自由詩13*04-10-25
みや_の- 砂木自由詩5*04-10-23
- 砂木自由詩9*04-10-23
汚ぇ顔〜18才・冬- 純太自由詩404-10-21
しずく_の_まどろみ- 砂木自由詩9*04-10-21
渇き- チアーヌ自由詩304-10-20
ひびいてくるもの- 砂木自由詩4*04-10-20
消して- 砂木自由詩13*04-10-18
むかしのはなし- チアーヌ自由詩404-10-14
緑のしっぽっぽー- 砂木自由詩7*04-10-10
- 砂木自由詩8*04-10-10
黄色い線の内側- チアーヌ自由詩704-10-9
嵐の夜- チアーヌ自由詩104-10-9
あるカーブで- A道化自由詩3204-10-8
もう一度- umineko自由詩1204-10-8
- 桜 葉一自由詩1404-10-8
それぞれの_秋- ひより自由詩9*04-10-8
よいん- 玉兎自由詩604-10-8
降り来る言葉_XVII- 木立 悟自由詩704-10-7
ダイエット- チアーヌ自由詩404-10-7
レッスン11- ふるる自由詩6*04-10-7
コスプレ- チアーヌ自由詩6*04-10-6
ふきだまり- 砂木自由詩4*04-10-5
かわいい匂い- チアーヌ自由詩7304-10-4
ずうずうしかったような- 砂木自由詩11*04-10-3

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