すべてのおすすめ
かたらせた たまひこ つむぎ
そとえだひ ののほほ ふれる
つきゆいた みほのみ ほして
せになくや ままむく ひめか
さよう に
増す
ばったり
倒れこむ まつ毛
傘は 持っています から
から
きかせたい のでしょう
告げたい から
から
さよう なら
から から傘
ずっと 遠く輝いてる 星は
もう ずうっと前に 輝いて
今 私がみてるものは 過去
光 とどいているのは 願い
いつまでも まにあわなくて
いつまでも まっていられる
ずっと ....
わたしがいたら
あなたは
うれしいのかな
よくわからない
わたしはあなたがいると
さみしいの
おなかが痛くなって
道のはじっこにしゃがんでいたら
知らないお兄さんがそばにきて
だいじょうぶ?
と聞いてくれた
わたしは顔を上げた
なんと言おうか迷ったけれど
「おなかが痛いんです」と ....
雨に濡れて生きたいと思い
散る花をみて死にたいと思い
雨に濡れて死にたいと思い
散る花をみて生きたいと思い
海をみて死にたいと思い
海をみて生きたいと思い
結局 ....
昨日も眠れなかったよ
ちゃんと薬飲んでるのに
何でだ
俺の体に
薬が慣れ親しんでいるんだ
俺の体が
薬に乗っ取られる前に
お前の腕で
その腕 ....
七日目の夕暮れ
悲しみの中身は今だあなたへの切願なる想い
大切にしてきた海の滴が
少しづつ込み上げて重ねた後の唇を辿り
瞬きという時に忘失を委ねていた
いつも夕立が来たら虹を見る
そ ....
笑顔の底
瞳の夢
想う都
あの子が摘んだ紅葉
彼女の子供が摘んだ紅葉
どこまでも続く
想う都
そう想えばの夕暮れに
風は鈴の 音の 色を
....
たったったっ と少年が
往来を小走りに行く
戦争が はじまるかもしれない ので
外国人が 多い
声をかければ 靴を磨かせてくれる
稼ぎ時だ
記者だという男などは しきり ....
あの人は悲しい人だった
公園のベンチで
名も無い詩人の詩集を読んでいた
落葉を栞代わりに挟んでいた
あの人は悲しい人だった
誤字脱字だらけの
名も無い詩人の詩集 ....
封鎖して
外出禁止
誰でも
拘束する権限を持ち
そんなことをされて
生き延びる人がいるのか
ごはんはどうやって食べるのか
誰が手当てをするのか
これから会社に行 ....
両手でそっと包んだ鳩が冷たく固くなっていくということ
小さな部屋でひとり眠る夢のこと
最後の言葉を告げるためにやってくる
自転車のこと
同じくらい愛し合っていると思える人と出会い
二人でしっ ....
雨粒が窓に絵を描いてる
知らない名の花
知らない名の鳥
遠くからやってきた雨粒が
空に溜まった夢を運ぶ
ねえ
信じてるのは
わたしの気持ちだけなの
だから安心して
心配しないで
あなたの言うことなんか
はじめから信じていないから
いくらでも言っていいんだよ
わたしもたくさん言うね
心地 ....
ふるい舟が遠く
波をおこして
海の中
泉をわかせる
空に近く
のびた飛沫は 羽
ふさがれた土地
求めながら
陽射しに
日陰 ゆるしながら
いかり をあげ
悲し ....
夕暮れ部屋の中で
君はキットカットと
出掛ける支度に夢中
俺は鱈のムニエル作りに夢中
いつものまな板の周りに
時々の鱈が甘塩で二切れ
その親愛なる白身を
俺から奪わんとするエノキとシ ....
ああ・・無常と無上
それは笑顔の
前にみた微笑です
ああ・・無常と無情
それはあなたの涙を
ぬぐったあとの
乾かぬ頬と
みてしまう俺の気持ちです
ああ・ ....
カット!
違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
夏が過ぎて秋が来て
君はすこし変わったね
突然のスコールみたいな
涙を流さなくなった
突然熱くなって
我侭も言わなくなった
そういう君も好きだったけど
....
秋の風が冷たいね
こんな時は
君にそばにいて欲しい
僕の心の空洞を
どうか
埋めて欲しい
僕の命なんか
秋の枯葉より軽くて
たとえ消えても誰もわ ....
新しい雨合羽を買うという
同じ色で良いだろうという父に
母はピンクがいいと言った
野良着は 弟のお古でも いい母であった
農作業の汚れは しつこい
捨ててもいいような服を 着ては ....
小雨の降る日
林檎もぎは雨合羽を着る
雨水が肌に流れてくると
体が冷える
袖口と 首を
丁寧にタオルでふさぐ
滴に濡れた林檎は
しんとして曇り
ひとつ ひとつ 手作 ....
高速道路の外の景色に包まれる
愛しいさよならの君は助手席で
きっと二人の意思で車は走ってる
緑色の看板が迫って
あと何キロ走ればというよりも
君が降りる土地の名前を確 ....
まとわり とけない まなざし
つめない にもつに とまどう
あかるい まよなか のみちに
めをとじ かすかに ほほえみ
どこへも いけない かなしみ
どこへも むかえる ....
冷たい水で顔を洗うの
指先に赤く血の色滲んで
朝に凍り付く体
包んでも 包んでも
冷たく表層になるばかり
誰か 誰か
隣で眠ってはくれませんか
心安らかな人よ
無音 ....
坂につないだ 果実の皮
無垢はついばまれ焼ける
霧の音が円の角に触れる
クロスされた糸が星宿し
かたこと 繁みが 飛ぶ
さめた雪 霜柱を 包む
ほわん
一人でいた寂しさが腕枕の中で、花になる
もじれつ のはいれつに
ふるいに かけられた
おでこーろん
さややかに よこにも
つるきん たてにも
とろく とろ とこ
ちいちゃな いしは
はじきとばし おー
お ....
ちさ とり わけ た
ちせ ゆく ほほ に
まわす ひばな のの
まざる ひざし やや
さと せぬ から な
くり ゆく みや や
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