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雲 のチビ は
ちらり すまして

ふんわり おなか
に まるまって

かくれんぼ なの
だれにも 言わないで

抱きしめたら

ここ へ そら
俺の夜空には

今日も星は見えない

鈍く光る三日月が死神の鎌みだいだぜ

俺は

いつ死んでもかまわないと思ってきた

体も悪いし運もないんだから

仕方ないだろう

死 ....
紅葉坂のプラネタリウムは
横浜の夕暮れと星屑
石畳を下れば
恋の数ほどの壁画群

駅前に着くと
冷たくて頭が痛くなる
メロンジュースを飲み干す俺の横に
君がいつも
君がいつも

 ....
小さな手
小さな目
欠けた空を映す鏡に
歌のかけらを置いてゆく



重なりつづけ
重なりつづけ
どこにもつながることのない
造られた花のような子供たち
たじろぐ腕をとり
 ....
ふせじ の なかの
ながい ゆめ

とんとん どうにか
すすけてく

ならくのそら は
しらせぬ いろで

ここやら どこやら
さき ゆれる

わたらせ まい よ
と ....
僕と君が出会って付き合いだしてから

僕は楽しかった

公園のベンチでも

絶叫マシーンの順番待ちでも

なにか僕たちは話していた

君の笑顔はこぼれるようで

僕も心から笑っ ....
からびた つる
ならく の よ

とけられた え
さき にご す

ふれこう まい
なぜとう ゆび

ほほ それ て
の にちる し 
風を
包んだ
雨の羽の
横たわりゆく地にて
しめやかになった夏を
やわらかになったアスファルトを
踏む


その
私の
リズムの
ひとつひとつに含まれた 私の
しめや ....
角膜の表面にて
夏の日は湿った瞬きだらけになり
結局はわたし目蓋でその色彩を瞑り流します
そう、悲しい映写幕として
角膜は常時日陰です


鼓膜の表面にて
夏の波動は痒みに酷似 ....
泣いて生きるよりは

笑って生きた方がいいさ

でも

俺にはどうしても笑えない時がある

振りほどこうとしても

俺を締め付ける

過去と不安な未来

忘れようとしても
 ....
俺の永遠の恋人

あなたは今どうしている

幸せならば

それでいい

幸せでないなら

幸せをつかむようなきっかけを

どこかで探してくれ

俺には

もう導く力も
 ....
もう 遠くに 届いて
行ってしまいました

誰の後を追って

なだめても 
すましても

輝けない かぐわしさ
ぽつ ぽつ ぽつり

とおく とおく まもなく
いっ ....
雨の音が神経にさわる

薄気味悪い静けさも神経にさわる

俺は自分を見失って

どうしようもなく孤独だぜ

なんでこんなに孤独なんだ

男でも女でもサイボーグでもいいから

何 ....
「あー、腹痛かぁ」

と言いながら休憩室に入ると君がいた

「からだの調子の悪かときって、脈の速うなるとよ」

君がそう言うので
僕は脈を計る
手首の付け根をさまよう指
(見つからな ....
二人で地下室に入り
暮らそうか

そうね


なんていらない

あいしてる
あいしてる

まるで二人は
日差しを惜しむように
ひたすら

気がついて
しまったから
 ....
吉岡君
電車の中で思わず声をかけそうになった

よく考えてみれば
こんな時間、こんな場所に
吉岡君がいるはずもないというのに
あの日と同じ顔
学生服のままで

そんな僕はまだ
 ....
君の家の庭に紫陽花が咲いていた

ただポストに手紙を入れて

走って逃げてきた

薄紫の紫陽花の色だけは

今でも覚えているよ

15の頃

君と初めて海に言った時

君は ....
もう行っていいよ

僕はもう少しここで涼んで行くよ

君が悲しくて眠れない夜

僕がずっと抱きしめていた

僕が不安で心細い夜

君がずっと抱きしめてくれた

君と僕のかけがえ ....
ふんじゃった

でも
みれない

かたい ような
ちいさいような

うごいてるような

どうして
うごけないの

ねえ
にげないの
君に会えたことさえも
今じゃ全てが気持ち悪い
さっき食べたものさえも
一緒に吐き出してしまうこの始末
あぁ人を好きになるって
こんなに切なくなるものなのね
はじめからわかってた
君が誰が ....
机の上を歩く
蟻たちを追って
旅に出た

旅先で出会ったのは
甘い 甘い
君という存在
初夏の風に葉をさわさわと揺らせて
静かに佇む一本の木
強くなってきた日差しに
きらきらと輝く葉
いつからそうしてそこに立っているのだろう
行き場の無い想い抱えて窓の外
目をやれば静かに微笑 ....
ごはんを食べた後
階段を上って部屋へ戻ると
ごはんを食べるために部屋を出て
階段を下る
ごはんは誰かが食べていたので
階段を上って
部屋に戻ると
明かりがつけっぱなしだった
だれかが消 ....
月はね

遠くから見るから

綺麗なんだ

そばに寄ったら

でこぼこで

何もないだろうね

君も

遠くから僕を見るんだね

僕が愛しく思っているのは

君だか ....
俺のすむ街は

今日も浮かれだす

月の光より

飲み屋の光のほうが

明るくて

夜がこないような気になる

それでも

夜は来るんだよ

俺にとって

今日
 ....
俺が

待ってくれと言っても

あなたは

待たなかった

信号が変る位の時間でも

遠くから

俺が走ってくるのが見える距離でも

待たなかったから

俺が

し ....
コーヒーを飲み過ぎたせいか
僕はコーヒーになってしまった
夜、眠れないとか
胃が痛いとか
そんな問題じゃなくなった


あ、こぼれてしまう


とゆうよりすでにこぼれてるねみんな
 ....
独りの部屋で

暑い、暑い、とつぶやきながら
服を脱いでしまった
裸になってしまった
シャワーを浴びようと思ったけど
面倒で動けなくなってしまった
今日はとても疲れた

エアコンをつ ....
おともだちとお茶
いいかげんなわたしは
話し相手に
いいらしい

少し欠けた茶碗は
お気に入りのブルー
だから
捨てないで
使ってる

天気の良い日は
遠くへなんて行かないで
 ....
結婚式で 打ち上げた祝砲

幸せを祈り
永遠を誓い

襲撃と 思った米の飛行機

爆撃そして
みなごろし

ニュース番組の中 
子供も女の人も男の人も

棺に しがみ ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_そら_の- 砂木自由詩8*04-6-17
☆143_ヒトメダケデモ- 貴水 水 ...自由詩604-6-16
メモリーズ- 純太自由詩1104-6-15
ノート(白歌)- 木立 悟自由詩504-6-15
わたる- 砂木自由詩7*04-6-15
★90_カナシイケレド…- 貴水 水 ...自由詩5*04-6-14
くりゆく_- 砂木自由詩5*04-6-13
踏む- A道化自由詩504-6-13
逆流癖- A道化自由詩504-6-13
☆142_ホホエミノテンシ- 貴水 水 ...自由詩7*04-6-11
☆141_フメツノ、コイビト- 貴水 水 ...自由詩204-6-11
花_音- 砂木自由詩7*04-6-11
☆139_コドク- 貴水 水 ...自由詩404-6-9
- 本木はじ ...自由詩304-6-8
えいえんのあき- チアーヌ自由詩6*04-6-8
- たもつ自由詩2804-6-8
★88_アジサイ- 貴水 水 ...自由詩304-6-7
★87_アイスコーヒー- 貴水 水 ...自由詩504-6-7
すき- 砂木自由詩8*04-6-6
難恋- 蒼空と緑自由詩304-6-4
- ANNA自由詩104-6-4
「_なりたい・2_」- 椎名自由詩304-6-4
六月病- 本木はじ ...自由詩604-6-3
★86_トオイツキ…チカイボク- 貴水 水 ...自由詩8*04-6-3
☆136_ソレデモ…ヨルハクル- 貴水 水 ...自由詩3*04-6-1
☆135_シッパイ- 貴水 水 ...自由詩404-6-1
苦い夜- 本木はじ ...自由詩604-5-31
慰め- チアーヌ自由詩904-5-31
同じ場所で- チアーヌ自由詩9*04-5-30
空爆__結婚式- 砂木自由詩8*04-5-30

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