すべてのおすすめ
マンホールには傷がついていて、
ずっと昔から誰にも見えない程度に、
血が流れていた。

工場の排水が、
今日もマンホールの下を通り抜けると
さび付いたマンホールの血は滴り落ちていく

 ....
覚えていますか

問いかけるのは怖い
そして無意味だ
わたしはあなたにとって
最初から存在しなかったと
同じなんだと
確認したところで
一体なんになるだろう
覚えていますか

 ....
まわる杖のなぞる
たりない 言葉

目には まだ
うつらない 

誰に 誰を重ねる

どこにも いない
今は まだ
青く揺れる影
むせかえる油絵の具
染まりゆく
ある日見た青空に、こがれて
狂人にも似た欲望で
部屋中を空への入り口に変える
ある日
寝返りをうったぼくの頭は不自然に沈んだ
ベッドに現れたのは
突然できた頭ぐらいの大きさの穴
光や他人の存在に敏感で
消える穴

使い道は分からない

ある日
仕事で大失敗
 ....
膝についた土の足影
太陽で溶かした黒印

混じらない遠吠えに
砕かれる夜霧の血脈

降りていく杖の焜炉
縮んだ石からり炒り

潰した靴直して履く
立てるならまだ歩く
池袋の夜に

あの人と染まって

池袋の夜に

あの人と燃えて

最終電車のアナウンスが聞こえたら

もう

この恋も終わり

人がまだあふれる中で

そっと手を握って ....
ふかえ とおく ふかの とおく
もした つのり のよみ くれて

そのわ とどき みちる ややこ

つき しろ まや かな おおて
すぎ はて ゆく まま あうせ
するり、逃げ
架空の生き物のように、人の手には触れられず
するり、猫は逃げ
けれどいつか


その気儘な速度の肢体にある肉球で地面を圧することをやめ
肉球を翻し、力無く、空に ....
かや かや かや

しなの ほの なき

かな かな かな

つれた つもり の そそらの はなお

ひせの くら ふき

さや さや さや
星のピアス

虹のバンダナ

俺はいらないよ

似合わないからさ


俺は

もう何もいらない

綺麗なものはいらない

綺麗なものはすぐ壊れる

気に入ったものほど ....
絹の目に風が通るような
さらさら と暖かい日差しが
空から降って来る度に
少しずつ体が 溶けていくようです

束ねた髪を解いて 窓辺で
流れる光と花の香り
白い手をかざして 空
高く高 ....
寝ない食べない生活は

神経が研ぎ澄まされて

時計の針の音さえ

教会の鐘の音みたいに

俺の耳に響く


お前の作ってくれたものだから

好き嫌いの多い俺も

食べら ....
くり抜かれた 口
墓のない 足 が
まじないを 諭す

延びて来る真っ赤な歌
電車を塞ぐ 
幾すじ もの 人柱

青は赤へ
赤は青へ

そこは どこへ 行く
それは 空虚へ 落 ....
よい かな せ さえる き しを
とが もる ふ にえる あ えを

もせ ふく や といの む いを
しず ゆく か はせる ほ やを

あせ らう な かりの こ いて
つえ はな  ....
当たり前だけど
「性格がいい」なんてことや
「思いやりがある」なんてことは
二の次三の次

目の前にズラーっと並ぶ
モデルのお姉ちゃんたち
さあ始まるよ
審査審査オーディション

 ....
僕の家の近くの坂道で

いつもすれ違う人がいる

今日は雨が降っているよ


その人は赤い傘で

顔を隠すようにして

肩を震わせていた

何か悲しいことがあったのですね
 ....
ひとり旅する人をみると

かわいそうだと 人は言う

目を伏せないと歩けない人をみると

哀れだと 人はいう

そうだね

僕はうつむいて

ぼろぼろの靴先を見つめてる

 ....
季節外れの扇風機を適当にまわして
適当なところでアーと言ってみたりする
ヴアーとかえってきたら人知れず喜ぶ

ワレワレハと言いかけて
チキュウジンダと言ってみる

ふふんと
予想外にも ....
小学一年生の春
友達と下校途中に
桑の実があった

ちょっと とって食べる
紫色が手につく
親に叱られると思い
道路の横を流れてた川で 手を洗う
と ランドセルが首に 落ちて
重みで ....
カメレオンになって秘密のいたずら
姿を隠してくすぐって
あなたの驚く顔が見たい
なんて天邪鬼
でもずっとはお断り
忘れられるのが怖いから
散歩の途中で
くしゃみをすると
塀の向こうから犬に見つめられて、困った
立ち止まって見つめ合ってみるけれど
悪いことをした
わけではなく

少しだけ難しいことを
難しく考えてしまうから ....
フゥー…ンと

電気で動く電車は走る


「兄弟仁義」を歌う
酔っぱらいのオジさん乗せて

オジさんをを見つめているのはサラリーマン
プリンスホテルの紙袋をぶら下げて

その紙袋 ....
きみは 湖みたいな子だったよ
俺は そう思ったぜ

時には
優しくて 思いやりがあって 可愛い
だれもが 覗き込んでみたくなる
釣り人は 糸をたらしたくなる
子供は 遊びたくなる
「麗 ....
ちいちゃな芽をぶつぶつと
たくさん出してた 春

嫁いだのに
お前の担当だなどと
親に 言われ

私に 実を選られた 桃

収穫の時を迎え
みためにも 柔らかく 香ばしい

台 ....
泣かないで

僕が悪いなら

出て行くから

泣かないで

僕は

人の君の人生の邪魔をしたくなかったんだ

好きだという気持ちだけで

突っ走ってしまった

あの時は ....
俺の住む街の
隣で
花火大会をやってるよ

音だけだと
騒音以外のなにものでもない

騒音だぜ

俺は
やっぱり
線香花火が好きだ

ひっそりと
静かに燃える

ちいさ ....
ポストを開けて
そこにはたくさんの幸せがあるから
桜が知らせる春の訪れ
かたつむりが運ぶ梅雨のお便り
時々ポストで休むわたし
目の前でぐるぐる渦を巻く子供達に注意して
幸せが来るのを待って ....
虹を ばらばら に します
少し きららん を ふって

指の隙間から 消えていこうとした
お祭 の 花火 で 

かりん かりん 
心持ち 軽く いためます

虹は い ....
君と夜のドライブをするのは

久しぶりだね

さっきから

君は目を伏せて

何か言おうか悩んでいる

僕たちの間に

秘密ができてしまったんだね

なんとなく

気付 ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(930)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マンホールアパートメント- チャオ自由詩3*04-9-27
忘れられた女- チアーヌ自由詩9*04-9-27
明日- 砂木自由詩10*04-9-27
空の切符- 暗闇れも ...自由詩5*04-9-25
ブラックホール- 暗闇れも ...自由詩4*04-9-25
彼岸- 砂木自由詩9*04-9-23
☆168_池袋NIGHT- 貴水 水 ...自由詩3*04-9-23
ねや_の_さと- 砂木自由詩5*04-9-22
、秋、冬、土- A道化自由詩504-9-21
ゆう_せ_に- 砂木自由詩10*04-9-21
☆167_ホシノピアス、ニジノバンダナ- 貴水 水 ...自由詩304-9-19
抽象画- 千月 話 ...自由詩6*04-9-18
☆166_マリアへ…- 貴水 水 ...自由詩204-9-15
ともせ- 砂木自由詩6*04-9-13
まじる_く- 砂木自由詩5*04-9-12
チャームポイント全調査- チアーヌ自由詩1004-9-10
★108_サルビア- 貴水 水 ...自由詩5*04-9-8
★107_ナガレル- 貴水 水 ...自由詩204-9-8
狸寝入り発見器- 暗闇れも ...自由詩3*04-9-8
泣いてる- 砂木自由詩10*04-9-7
カメレオン- 暗闇れも ...自由詩2*04-9-7
そこに当てはまっていく、そのために- 霜天自由詩2604-9-7
感電- 純太自由詩504-9-5
☆165_ミズウミ- 貴水 水 ...自由詩404-9-1
くる- 砂木自由詩13*04-8-30
★106_ナカナイデ…- 貴水 水 ...自由詩6*04-8-28
☆163_センコウハナビ- 貴水 水 ...自由詩204-8-24
空の使者- 暗闇れも ...自由詩2*04-8-23
おつまみ- 砂木自由詩10*04-8-22
★104_ボクノ、ナマエ- 貴水 水 ...自由詩4*04-8-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31