すべてのおすすめ
おれは海を釣ろうとする
海からおれを釣ろうとする

あなたは海を産もうとする
ひとの不思議を産もうとする

ぐるり
この星が太陽をひとまわりして
海辺の町に
また
桜が咲いた

 ....
今日も世界は果てしなく
夕焼けに向かい
沈んでゆく
今日も世界は果てしなく
花開いては散ってゆく

明らかにぼくは夕焼けだ
明らかにきみは夕焼けだ

砂まじりの唾を飲み込んで
涙目 ....
俺の前の携帯電話は黒だった

ひそかに

あなたとおそろいにしたくて

白に変えた

俺の今の携帯電話は白だぜ

なのに

あなたの今の携帯電話は黒だ

なぜ黒に変えた
 ....
俺の瞳は
赤いガラス玉

ルビーみたいな価値はない
ルビーみたいな輝きはない

俺は ガキの頃
いじめられてばかっりだ
この赤いガラス玉のせいで

でも 俺は反撃した
赤いガラス ....
もう
なにも聞こえない
見えないけど
最後のちから
くちびるに集めて
ぼく
うたいます
きみに
あげられるもの 総目録
っていう歌

あー きみに
あげられるもの
夜のため息 ....
ねこおやじは
ねこのおやじ

言い換えると
ねこの父

いつも涼しいところで
目をつぶってる

ねこおやじは
エライ

妙に情を
かけたりしない

常に
クール

 ....
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
ほんとは

あなたはいくつ
顔があるの?

それ
どこにあるの?

わたしも顔は
いくつかあるけど
ときどきずれちゃって

あなたもときどきずれるとき
あるね
僕はルビーグレープフルーツが好きだよ

初めて買ってきてくれたのは君だった

いっしょに

グレープフルーツ用のスプーンも

買ってきてくれた

壊れかけのアパートの

陽の当 ....
僕の夢は死んだ

君のいない世界

何故に想いはいつも届かないのか

あの日の約束も

あの日の微笑みも

泡のように消えていく

君を失っても

頼まないのに明日は来る
 ....
光したたる場所に立ち
足元にまとわりつく魚を見ている
緑が照らす灰の息
耳のすぐそばにいる雨雲



肩に沿って
光はこぼれ
水に落ちて
声に変わる
たどりつけ
たどりつく ....
とじかけた そら
あなた は いく

どこか へ ながれ て
だれ も いなく なり

どこ も
いつ も

さかせ て いつか

あなた は
ゆく
ああ・・東京

汗とウマイものが混合する街

ああ・・東京

人情人情というが情け容赦ない街

ああ・・東京

人の歩く速さが淋しい街

ああ・・東京

モノポリーな街
 ....
夜になると

俺を迎えに来る

輝く鳥

俺はこいつに乗って

夜に

羽ばたく

月も触れそうだ

星も触れそうだ

夜の闇はそんな

できるはずも無いことを
 ....
高みへ 高みへ
翼をひろげる鳥の群れに
空はふちどられたままでいる



音が音をひそめながら
緑に曇る午後を見ている
離れているのに離れずに
ともに震えを待つ姿
見 ....
もう1度行きたい あの海に

もう1度見たい あの青い青い空を

もう1度逢いたい 優しかった君に

もう1度戻りたい 素直な僕に
僕の長い長い手紙は届いただろうか

もし君の心が動いたら

僕の元に来てほしい

何を思い出しても

僕が悪い

僕は無愛想で

怒ってるみたいに見えただろう

怒っている ....
つぶやくように
こみあげて
ながれて は
いかない

さからいなさい と
て をにぎりしめる

つけっぱなし の
けいこうとう 

うすい かげり

たたまれ ....
「これ、どうかな?」
君は困ったような
でも嬉しそうな笑顔でボクに聞いてくる

今日は記念日
ボクらが出会った記念日
そんな記念日に
君はボクにプレゼントしたいって言った

ボクは君 ....
濃度を増した緑 の根元
アスファルトには 日陰がある
かつて人だった空間には
かつて花束だったものが 積もっている


湿度に黒ずんだ日陰 の隣
アスファルトには 日向がある ....
ばぁちゃんよりと 表に書かれたお年玉用の封筒
もうお年玉をもらう歳ではなくなったけれど
僕が帰るたびに ばぁちゃんは封筒にそう書いて渡す
そんな事をしなくても 僕はあなたたちに感謝をしているから ....
曲がり角に沿う壁を
鳥の影がすぎてゆく
風のない午後
一羽の午後



少ない雨が来ては去り
灰は薄く街にひろがる
置き去りの光
置き去りの火



黄緑 ....
太陽の赤よりも

俺とお前の流した血のほうが

赤いぜ

光り輝くこともなく

ただ痛みだけを残した

体の半分の血を

俺たちは流した

それでも

愛だけは手に入れ ....
いつまでも

俺の耳に残って離れない

哀しいピアノの旋律

昔は1番好きで

よく弾いた曲

今は1番つらくて

2度と弾けない曲

あなたの好きだった

ただ1つの ....
ほそい みどり の
うすい あし

こそり すみ に
より あって

どなた でしょうか

で きっと ね
つと つと そうっ と
すき に いく

だけど かた  ....
何気ない日々が淡々と過ぎていく
何をしていても
何もしていなくても
そんなことは知っているのに
私は悲しみを持て余すばかりで

いつもは無口なあの人が
今日はよく笑っていた
野に咲いた ....
夫になれない

父になれない

妻になれない

母になれない

自慢することじゃないけど

恥じることはない

俺はそう思ってる

俺は

若くして

ポンコツにな ....
背 に 迎える
宙 の 蔦

絡み
吊る

しろく 月 回り

てて の 無邪気な 
微苦熱 に

じりり
途絶えていく
手紙ひとつ

電話ひとつを残して

君は都会を去った

あの

草原を

走り回ってる君が

僕には見えるよ

僕はここでしか

都会でしか

生きていけない

 ....
キングサリーの花の下
小さく揺れる花びら{ルビ一枚=ひとひら}
届かぬお空に恋をした
宇宙を想い 己を呪った
鳥に憧れ 雲に憧れ
いつまでたっても
憧れの所に届かない

信じるものが見 ....
さちさんの自由詩おすすめリスト(907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光の子- 草野大悟自由詩7*04-5-29
排泄- 本木はじ ...自由詩304-5-28
☆134_シロイケイタイデンワ- 貴水 水 ...自由詩3*04-5-27
☆133_アカイガラスダマ- 貴水 水 ...自由詩4*04-5-27
ポエムの断崖_エピローグ- みつべえ自由詩404-5-27
ねこおやじ- チアーヌ自由詩11*04-5-27
たんぽぽ丘にて- 春日野佐 ...自由詩504-5-27
- チアーヌ自由詩804-5-26
★84_ルビーグレープフルーツ- 貴水 水 ...自由詩5*04-5-25
★83_ボクノユメ- 貴水 水 ...自由詩4*04-5-25
ノート(指)- 木立 悟自由詩504-5-25
ゆく- 砂木自由詩10*04-5-25
東京- 純太自由詩504-5-23
☆132_ビッグバード- 貴水 水 ...自由詩8*04-5-23
午後の手- 木立 悟自由詩504-5-19
★82_モウイチド…- 貴水 水 ...自由詩8*04-5-19
★81_ナガイテガミ- 貴水 水 ...自由詩3*04-5-19
どうか- 砂木自由詩10*04-5-18
記念に- もこもこ ...自由詩5*04-5-18
容器の中の夏- A道化自由詩1104-5-18
ばぁちゃんより- 小太郎自由詩304-5-17
黄緑- 木立 悟自由詩704-5-17
☆130_ボジョウ- 貴水 水 ...自由詩5*04-5-16
☆129_オモイデノ…キョク- 貴水 水 ...自由詩5*04-5-16
ふふ- 砂木自由詩11*04-5-16
不在- 快晴自由詩11*04-5-15
☆127_オレナリノ…イノリ- 貴水 水 ...自由詩6*04-5-13
- 砂木自由詩7*04-5-12
★78_ソウゲン- 貴水 水 ...自由詩4*04-5-11
憧れの所- 春日野佐 ...自由詩204-5-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31