すべてのおすすめ
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
白鳥は
白くて
大きくて
きれいだから
エサをもらったり
写真を撮られたり
優しくされるけど
よく見ると
まぬけな顔をしてる

皇帝ペンギンみたいな
お父さんが
欲しいなあ
 ....
ぽつりぽつりぽつり

ひとり部屋にたたずみ
明かりかすかに瞳に浮かび
いくつもの雨音に呼び起こされる色々

色鉛筆で
一番最初にへってしまうのは青色でした
空の色なんてわから ....
僕のことを知らない

あなたはきまって
この公園で昼食をとる
いつからか
それは僕の習慣にもなってしまい
僕のことを知らないあなたと
会話をすることもなく
この公園で昼食をとる

 ....
誰もいないねずみ色の道
星の瞬きを頼りに遠い宇宙の民がやってきたよ
何億光年もの時を紡ぎ
宇宙の塵を詰め込んだ真空ポケット
銀色の四肢
レモン型の目
頭部は大きくワレワレとか言う
ウチュ ....
{引用=二本の線が近づくとき

強くひかれあう
お互いをただ求めれば
いつか交わり 
やがて離れてゆくもの

けして交わることのない平行に引かれた
二本の線は淋しそうな隙間をのぞかせて ....
母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる

半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって

後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って

さみしさの ....
夜、下町の小さなアパートで
卓上電灯の明かりを頼りに母と子は
おもちゃのロボットにシールを貼る
内職をする

一つ貼り終わるたび、子は
十銭、二十銭と数えながら
一円になるたびに正の字を ....
水の中に
水の流れは
ある

散らかった 地上の
裸足の 指先

踏み入れた途端に
邪魔にしかならない
底に つかずに
囚われる しかなくても

ついてゆくよ
ついておい ....
そして穏やかに日は暮れる

夕方の公園には
足跡だけが残されている

子供たちや
その親の
杖をついた跡もあるから
お年寄りもいたのだろう

桜の枝が手をのばすベンチの下で
そん ....
がんだち たちまい どーん ど どーんや
まいふく みめい の きんらん こまどり

いわさく めぶきよ もえふす しじま の
いてつく このむね かたみの つづら よ

つちあげ かぜと ....
風景が通り過ぎて
自転車や
木の葉を揺らす風
水しぶき
金魚の尾
空に浮かぶ無数の帯
風は川底とおんなじに
空を冷たくして
夕焼けはかがり火とおんなじに
そちらを向く顔を照らし

 ....
流れてゆく・・・・・

とうめいなみずを手ですくって
とうめいなみず
そう、とうめいなみず

とうめいって
可哀想ね

お願い
可哀想って言わないで
可哀想って

川に沿って ....
船で行きました

ああ、あの空へです

あの、虹の橋をくぐって行きました

雲の波に乗って・・・・

星は夜光虫のようでした、まるで

月は灯台のようにあたりをてらしていて・・・・ ....
牧場は、今日も晴れるや。
山の向こうまで続く青空に
ポツリ、ポツリ 綿雲
良く乾いた干草が ホロホロと
風に浮かびそうな具合で
何となく 美味しそうだと思うのは
雑食動物の脳内変換 ゆえ
 ....
なぞる
ことしかできないんじゃないかな
あなたの窪みに合わせて
指先でゆっくりと
なぞる
あなたの言葉の輪郭を
胸の中の悲しみを
胃の腑を
なぞる
すると
何かが
うつってくる
 ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
私は変容する
その数は
あなたに「愛している」と言ったそれに
匹敵する

私は蛾の幼虫のように脱皮し

(どうやらその皮は蟻の巣へ運ばれてちょん切られているようだ)

裸で、濡れた背 ....
なぎの さなぎの しろわた ほころび
ふれど ふぶけど つちいろ こいこう

つづり とらわれ やまいの つむゆび
くれて くぐった ねあかり おいこし

ほろほろ ひいた かごの ....
そら に わ 
ゆび で かいて

わたし の へや

すっかり ながれて
みえなくなる けど

ずっと かお あげて
そこへ きっと 

すわって 
そよいで
ながれて ....
失いかけた
午後の空白から
歌が聞こえる

 「バイバイ」と言っているんだね

とどまらない風が連れて行く
小さな声の始まり
先端が少し冷たい





君のフライングが
 ....
こしていく 冷えた息
向こう側に 滑りゆく
私じゃない 私の行方

持ち出せない 鍵の開く音
隠している荷 炉に 並べ

燃え尽きて 透けてる 私
まだ変われるなら どうか
 ....
かじりかけの春にあきて
手離すように
雪が吹雪いて

どこに
隠れて
泣いてるの

さすっては
旅立ってしまう

花びらのよう
紙に包まれて
つけられた火

焼けてく匂い
こびりつく灰

からまる 雪
うかれた 後

ほどかれぬ香
きらいなのに
アスファルト道路のかたすみ
しゃがむと子犬の目線
暗いところ
暗いところ
選んで
何も見ないの
三日月のよる
かむと つぶら ひめた
ほそい つきよ こえし

ないえ まじる せのひ
ふきと はなみ めくり

かなう さやほ つぐみ
つかぬ こゆび そえね

おおう くれぬ おもい
 ....
かよう こない てんめつ
つづく からだ たちかげ

さらへ みえる くろつち
おおう まぶた ゆきとけ

ねたて ふんだ ざらじゃら
ひえた といき さまされ

なぜと ....
朝、お弁当を作っている途中
全部忘れてしまい
手を止めた

何もない
まっしろ

あれ、何だっけ、えーとえーと・・・・

何だろ
今、何か思い出した
全然知らないことを思い出した ....
  あれから、もう何年経ってしまったのか
  思い出したくないような そんな気持ちで
  今を生きていることを 許してください。
 
 *********************



 ....
くま っころころ
まく っかぜ

きいろの
おくれげ
ひそめた
えりもと

とんでけ
とんでけ
なきむしも

ころっころころ
けりけん ぱっ
さちさんの自由詩おすすめリスト(907)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界- 黒田人柱自由詩3005-5-1
走る鳥- チアーヌ自由詩905-4-27
ふるえるように雨がふる- ベンジャ ...自由詩7*05-4-26
黒い手- ベンジャ ...自由詩8*05-4-25
ワレワレハ- 暗闇れも ...自由詩1*05-4-24
交わらない線- ベンジャ ...自由詩4*05-4-20
母をおくる- umineko自由詩31*05-4-19
生きている工場- ベンジャ ...自由詩9*05-4-18
目にうつるもの- 砂木自由詩5*05-4-17
花びらは美しく舞い落ちる- ベンジャ ...自由詩6*05-4-16
春_かすみ- 砂木自由詩5*05-4-15
通り過ぎて- ふるる自由詩11*05-4-14
流れてゆく- ふるる自由詩4*05-4-13
船で行きました- ふるる自由詩8*05-4-9
裸のマリー- 千月 話 ...自由詩10*05-4-6
なぞる- チアーヌ自由詩605-4-3
少しだけ悲しいお話をしたあとに- ベンジャ ...自由詩31*05-4-3
私と変容- ふるる自由詩2*05-3-31
かごの_つき- 砂木自由詩8*05-3-30
うたい- 砂木自由詩10*05-3-27
陽の当たる部屋、刹那と箱と- 千月 話 ...自由詩11*05-3-23
お彼岸- 砂木自由詩8*05-3-20
春へ- 砂木自由詩8*05-3-19
しろい_あと- 砂木自由詩7*05-3-17
三日月のよる- チアーヌ自由詩505-3-16
つかぬ_べにえ- 砂木自由詩4*05-3-14
はる_ひ- 砂木自由詩3*05-3-13
朝のこと- ふるる自由詩5*05-3-9
misa- 千月 話 ...自由詩7*05-3-3
みちくさ- 砂木自由詩5*05-3-1

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31