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でも愛してるといわれないと弱く感じるのはあくまでも勘違い

愛してるといわれたからって強くなれたらうれすぃ−けれど

愛してるといったら途端に恋人が強くなってしまったら

愛してた人が変わ ....
夏の星座も綺麗に見えない街で。

夜空を一人見上げて。

必死に星を探してみる。

一等星、直ぐに見付かって。

ちょっと空は広がって。

けれど、それしか見えなくて。

果て ....
昨日ひろったきれいな小石

たとえば人は
磨かれる前の宝石の原石のようだということ
未完成なままの美しさを知っているから
だからそっとしておいてください
そんな淋しさ


 ....
細長い一日の側面には
たくさんの出窓が一列に並んでいた
窓枠には下手な絵が嵌め込まれていたから
僕は脇目もふらず
いったりきたりするしかなかった

細長い一日の両端には
それぞれにひ ....
{引用=

さびしがりやのきみには
花をあげよう
はにかむ顔が
ぼくはすきで
ちょっとやそっとじゃ
きらいにならないよ


だいじょうぶだと
言いきれるのは
勇気とか そんなの ....
幸せになるために
不幸が少し
足りませんでした

不幸になるために
少しの幸せも
いりませんでした

それなのに
幸せになりたいとは
誰ひとり
言いませんでした

幸せになる ....
ましろい机の上に便箋をひろげて 
君に「はじめまして」の手紙を書いた 

カーテンのふくらむ隙間から 
{ルビ朧=おぼろ}な日が射し
視界のぼやける 



  一瞬 



 ....
羊とシーソー遊びをすると
いつも重い方が沈みました
両方が沈まないでいるのは
とても難しいことでした
わたしはまだ
言葉をよく知らなかったのです
 
 
+
 
 
眠れないとき ....
 涙は枯れることは無い

 でも、必ず止まるから

 無理しないでいい

 今は泣きたいだけ泣けばいいさ

 どんなに辛くても

 いずれは時が緩やかな

 波 ....
                 080722




森君が笑うので
今日はよい天気です
森君は歯が綺麗で
笑顔が可愛いので
クラスの人気者です
森君は苦しくても辛くても
 ....
ぎゅー
とか言いながら
小学生の次女が背中から抱き付く

突然の攻撃に弱い僕は
反射的に振り払う仕草をする
から彼女は頬を膨らます

いつものパターン
だけど今日はちょっと事情が違っ ....
空になった米びつを
流し台下の収納から取り出すと 初夏
扉裏から日陰がやって来て
「今日は暑いですね」と作業を急かされる


10キロ袋の角を少し切り
よいこら 持ち上げてから
う ....
あなたとのキスはあれだね

キュウリに蜂蜜をかけてメロンだ、なんて
楽しむような
あの感じにそっくりだね
お気に入りだと言う匂いのついた消しゴムや、お洒落なロゴの入った定規。

表紙の絵柄の可愛いノートに、綺麗な色を引けるペン。

私と違って「たったひとつ」のあるもの達。

代用品など幾つでも ....
ミミという女の子がいて
今もどこかで生きています

彼女は
ゲームセンターのUFOキャッチャーで
お母さんにキャッチされ
取り出し口から生まれてきました

生まれたての彼女は
背 ....
 
 
夕暮れ色のカーテン
 
宇宙を纏った私から
紺色が滲むのを
面白がってしまうのは
いけない
ことでは、ない
 
 
茹だるような季節には
いつも
特有の風が吹いて
 ....
だれも

誰もあなたを奪えないよ
だれにも

盲導犬を連れた
女性の方の講演を聞く
視力を
やまいで奪われた

  階段があります
  ではなくて
  のぼりの階段がありますよ ....
お金を稼いで
お金を
食べている

お金以外に
食べ物を知らない
おいしさも
そうでないことも
何も知らない

増え続けては
減り続ける
それでも
生きているだけで
 ....
いっそのこと
壊れてやろうかと思ったのです

午前8時20分 正確には午前8時19分49秒
あなたは怖いものでも見るような目つきで
私を見ると言葉でない何かを叫びました
それから物凄い ....

川底いちめんに
青白い子供たちの顔が
隙間なく敷き詰められて
にこにこ笑っている
岸辺で何かを探すように
水底を見回しているのは母親たちだ
自分の息子や娘を探しているのであろう
で ....
聴こえる。


聴こえる。


解る。


これは、君の音。


―ウォーム・ウェイブ―


はじめて、綺麗だと思った。


夏の海は嫌いだった私が、


は ....
針のような棘がある
その棘を全て抜いてやると
水気を失って干からびた葡萄に似ている
俺はそれを食べる
種も一緒に噛み砕く
そして唾液と共に吐き出す
愛は緑色をしている
それは俺にとって
 ....
葉っぱの落ちた木のように

風が吹くたび
小さな声をあげている

ゆっくりと息を吐きながら
それでも溜め込んだ本音を飲み込んで

掲げた両手の先
どこまでも遠い空を眺めれば

「 ....
 
 
例えば。
 
 
茹だるような青が
私たちを押し潰した夏に
もしも、一握りの白があったとして
 
それは
冬たる物になるだろうか?
 
 
アスファルトに溶け ....
あなたのことが知りたい
あなたの手に触れてみたい
あなたに抱かれたい

あなたの
すべてが
私は
欲しいんです

あなたの
すべてが
知りたいんです

恋に
落ちていく私に ....
汚れた掌に
赤いポストがあるので
たくさんの
手紙を書いた

赤いのは
恥ずかしいからだと
手紙の返事には
いつも
そう書かれていた

あの赤いポストが
今はない

窓 ....
{画像=080717222534.jpg}

         心
         静か
        に、耳を
       傾けよう。遠
      くに聞こえて来る
      ....
{引用=
いま
このしあわせを
押し花みたいにして
色褪せずに
しまっておきたい
胸の中で
いつまでも
僕を支えてほしいんだ


築50年のアパートは
あたしら家族以外 全員ヘルス嬢
昼間、子供とワイワイ騒いだら
うるさいねん、外で遊んでえや、って怒鳴り声がして、壁がどんどん揺れる
あたしは真っ昼間のきっつい日差しの中
 ....
 
 
村田川の土手を歩いていると
おーい
誰かが僕の名を呼ぶ

振り返っても
きれいな夕日がひとつあるだけだった

僕の名前を呼んだのはおまえかー
違うよー、と夕日が答える
な ....
そらの とこさんの自由詩おすすめリスト(573)
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夕暮れ- たもつ自由詩408-7-16

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