伝書鳩
服部 剛
ましろい机の上に便箋をひろげて
君に「はじめまして」の手紙を書いた
カーテンのふくらむ隙間から
朧
(
おぼろ
)
な日が射し
視界のぼやける
一瞬
僕等の出逢いには
きっと何か意味のありそうな
祝福の朝
の窓外
「
翼を広げた一羽の黒い、鳥の影。
吸い込まれゆく
空の彼方へ
」
自由詩
伝書鳩
Copyright
服部 剛
2008-07-22 21:59:42
縦