すべてのおすすめ
寝ても覚めても
 迸る感情
君の事を想いつつ
朝日が昇る
まだ形状の定まらない
 流体の太陽

金床に流し込み
躊躇の槌で打ちつける
超高温の金属は
赫灼と輝き
理性 ....
大人になっても子どもの姿
{ルビ蓑蛾=みのが}の雌は{ルビ蓑=みの}の中
雄が訪ねて来るのをじっと待つ
翅も持たずに交尾をし
卵を産んで死んで往く

大人になっても幼いこころ
美しく濃い ....
秋風のなかに
ほんのわずかに残された
夏の粒子が
午過ぎには
この洗濯物を乾かすだろう

通夜、葬儀の放送が
朝のスピーカーから流れて
犬が遠吠えを繰り返す

香典の額を算段して
 ....
乗り越えるしかないものは
泣いても怒っても
乗り越えるしかなくって
ひとつ ひとつ

それでも出てくるのが
涙 だったりしたら

助けて
似たような幻なら幾つも見ている
運動会や遠足の帰り道
途中で投げ出した試験の最中に
きっかけもなく駆け足で通り抜けた道
傷ついた恋なら一生忘れはしないだろう

出入り口の庭に転がる ....
ためらうだけの余裕なら捨てておけ
ただひたむきに君を見ている
花びらが螺旋をえがきながら
どこまでも昇ってゆくのは
風がすこしばかり
あかね色にふきはじめる
こんな季節だ。

まわりの空が
息苦しくなるほど
蒼く変わってゆく。
果てにあるものが ....
川嶋医院の
門柱までの石の階段を
ケンケンしながら昇って行く
昇った先に待っている懐かしい顔
随分と草臥れたセーターを着ている子や
今日おろしたてのジャンパーが
砂や泥で白くなってしまった ....
頑張っているから 嫌なことが目につく
自分を責めなくていい 頑張っているんだから
あなたが犠牲になることはないんだ
「きのう
お会いしましたね」


見知らぬかげが
暗がりを指さす

「覚えていられないので
さきにいいました」



暮れ方の街
屋根は正しく空を切り取り
はがれた青は道 ....
人間や
運命という言葉でしか
癒せない傷がある

最近の首相は
愛国心とかぬけぬけと口にしているらしいが
簡単に傷を癒せると思って
その言葉を使うなよ

「愛国」とは何だ!!
「愛 ....
自分で敷いた道がある
凸凹道で思うように進めない
曲がりくねった迷路の道で
迷ってばかりいる

ぬかるんだ道に
足を取られて転んだこともある
途中で立ち止まり
天を仰いで溜息を吐いた
 ....
と伝えたくて書く
ありがとう

今日は
あなたに宛てて書きたかったから
術が無いわけではないのだけれど
半分届かないだろうと思いながら
ここに置く

ありがとう。心から
いえいえ心 ....
手渡され
キャベツを剥いている
一つが終わるとまた一つ
終日キャベツを剥いている
来る日も来る日も剥いている

甘ったるい青臭さ
葉をもぐ音は眠気を誘う
額に縦皺や青筋を浮かべ
倦み ....
ドラマチックに声をあげながら 静止していくのは
流れるはずの血液 聞こえるはずの心音

足早にそこから立ち去っていきたいのに
抱えた季節を手放せないから 動けない

与えられた名前 ....
秋の向こうに{ルビ欹=そばだ}てながら静かに燃える木の葉ほど
老いの門口 艶やかに {ルビ靡=なび}くことができようか

ひとによりけり だが

誰も自分が想うほど 美しくも醜くもなく
ま ....
生きづらいな
なんて時々生意気にもおもう

ただそれは誰かが対処できていることに
自分なりの対処法をもたないだけだろう

経験値はできれば幅広く多く積みたいものだ
子供達以上にドラクエに ....
悪夢

蚊がれの字に足を上げ
腕に止まり 足に止まり

                れ
   れ れ れ        れ れ 
  れ れ れ れ れ れ れ れ れ れ
    ....
雪を見たいと蝉が鳴いている 雨が降れば耳をすまし
雨音に合わせ口笛を吹く
水たまりの波紋を見ては
詩のようなものを探し
小さな花を育てながら
雨が上がれば虹をつかまえ
優しく風に乗せる
花が枯れたら
静かに土に返 ....
いつからか
自分は空虚だと感じはじめていた
いろんな大切なものから離叛していく自分が
悲しくも 嬉しくも いじらしくも 多様にとれ
しかし どれも誇張していた
いつも物憂くて そ ....
繋がる 増える 深まる 
 業と
   体が 
繋がる 出来る 衰える

心は
幾らも
変わっていない
乳房をなぞった手のひらが
首にしばらくとどまっていることには気付いている

思想も愛も何も無い
自尊心に勝つ為の殺人予告?

迷惑なんですけれど。

キモいから触らないで。 ....
  歓びはなかった
  とはいえ哀しみもなかった
  わたしたちはベンチを分け合って座り
  冬の始まり、辺りに人影はなかった
  言葉はさっきまで……あった
  今は沈黙さえ、ない ....
荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
アスファルトに打ちつける
雨の勢いが強くなり
せっかくの買い物も少しずつ
憂うつさを増していた

家に帰れば君がいるだろう
早くしよう
と足の動きが速くなる
最近キスが足り ....
  せめて、
  あなたには桃を食べていてほしい
  朝のかなしい光のなか 窓のあたりに椅子を置いて



  それ以外なにも望まない
  古い歌があなたの心に絶えず降ってくる
 ....
陽光も届かない湖底には
二十世紀を抱えたまま山里が沈み
とある一軒家には歳経た鯉が住み 
いろりを囲んで小魚たちに昔話を聞かせる

山峡の淵に潜んでいた竜は
湖底に散らばっている屋敷を見て ....
新米を握る母の手は
燃え始めたかえでのように色づき
かぐわしい湯気を蹴散らしながら
踊ってみせる
熱いうちに握らないと
美味しくないのよと
まつわりつく子に言いながら

端をほんのわず ....
遠まわり靖国通りを踏んでゆく

ぼくはひとに

トラウマ与えることしか出来なかった

ぼくはひとの

トラウマを取ってあげることしか出来なかった

つよい雨その街路樹の下をゆく
 ....
りゅうのあくびさんの自由詩おすすめリスト(2155)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
融鉄- 凍月自由詩16*14-10-4
美濃夢詩びと- ただのみ ...自由詩18*14-10-4
まえぶれ- そらの珊 ...自由詩2214-10-4
言っても良いんじゃないかな- 中原純乃自由詩7*14-10-4
それは曖昧な記憶の隅- アラガイ ...自由詩5*14-10-4
情熱は切羽詰まり- 四角い丸自由詩114-10-3
秋櫻のころ- 草野大悟 ...自由詩5*14-10-3
意識のリセット- ……とあ ...自由詩9*14-10-3
それが頑張っている証拠- 陽向自由詩4*14-10-3
「呼ぶ」- 小夜自由詩614-10-2
地球市民- 渡辺亘自由詩514-10-2
【_紆余曲折_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-10-2
ありがとう- 中原純乃自由詩5*14-10-2
キャベツ学舎- salco自由詩1014-10-1
364日- 為平 澪自由詩7*14-10-1
ひとひとひら- ただのみ ...自由詩20*14-10-1
25年目のおっぱい- 梅昆布茶自由詩15*14-10-1
悪夢・れ_- イナエ自由詩9*14-9-30
雪を見たいと蝉が鳴いている- 北大路京 ...自由詩614-9-30
未詩・独白<.........終了したカテゴリ- 左屋百色自由詩5+*14-9-29
空虚に- 陽向自由詩7*14-9-29
どうりで- 中原純乃自由詩4*14-9-29
別にリーマンしていたら- 鵜飼千代 ...自由詩6+*14-9-29
街路樹- 草野春心自由詩614-9-28
夜道で猫に会う- Lucy自由詩19*14-9-28
79円- かんな自由詩15*14-9-28
望み- 草野春心自由詩514-9-28
湖底幻想- イナエ自由詩11*14-9-28
秋の抽斗- そらの珊 ...自由詩1814-9-28
見つけたかい- 吉岡ペペ ...自由詩214-9-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72