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僕は何を怖がって
視線を落とし街を歩くの?
向こう岸へ
向こう岸へ
そんな所に君はいないから

僕は一体何に怯えて
光ある方へ流れるの?
知らない世界が見たいだけ
知らない景 ....
景色が青で満ちていた
空気が青色をしていた時間
海と空と液体酸素
この世に青は多いのに
人間は青を憂鬱にしたから
青い憂鬱が僕らを包み込む
溜め息
美しい景色に ふっと
窓が曇り掠 ....
見上げた夕暮れの青空が
迫り来る夜の黒に飲み込まれてゆく光景
その時僕が感じたのは
何も恐怖だけでは無かった筈なのに
自分が抱いた感情さえ
忘れている

こんなにも忘却が悲し ....
 おつきさま って、いっぱいあるの?
…どうして?
 だっていろんなかたちがあるし、おおきさもちがうから
…でもね、本当は、お月様は一つしかないんだよ
 そうなの?
…そうだよ。…だ ....
寝ても覚めても
 迸る感情
君の事を想いつつ
朝日が昇る
まだ形状の定まらない
 流体の太陽

金床に流し込み
躊躇の槌で打ちつける
超高温の金属は
赫灼と輝き
理性 ....
冷たい風の音だけが聞こえる
悲しい夜の寒さだけを感じる
月に向かって飛ぶ機体は
陸に全てを置き去りにした

街の遠い灯りが見える
知らない街の時計塔を見る
左に沈んで曲線を遺し
 ....
たとえ君が空腹を感じても
僕は君の為に何も出来ない
君に何かしてあげたいのだけれど
何一つ出来ない
皿の上の一切れのパンを
君は食べるだろう
空腹感が消えるだろう

僕は何も出 ....
回転する時間軸
一年を周期にして
終わらない伝統と
どこか懐かしく
帰りたくなる場所で流れる
特殊な時間
僕らはもはやデジタルだから
たまに還りたくなる
暖かい土に
回転する ....
どうしようもない気持ちだけを抱え
90円を握り締め
僕は今、電話ボックスに
電話をかけた事のある人なんて
僕にはいないけど
今時誰も使わない電話ボックス
重いドアを開け
暑苦しい ....
人のこころは
陽炎に揺らめく砂漠に置かれた
少しだけ水の入った
壊れやすい硝子のコップ

君の言葉で水は満ちる
放っておけばすぐ乾く

君の言葉が
君の愛が
僕を満たし潤し ....
今死んだって良いから
君に会いたい
もうこれ以上、なんていらないから
何を犠牲にしてもいい
君が悲しまないのなら
死んだって良いから
君に会いたい


満たされた時に ....
りゅうのあくびさんの凍月さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の街_僕を消して- 凍月自由詩6*15-9-25
白空- 凍月自由詩8*15-9-10
記憶_忘却- 凍月自由詩5*15-8-25
月を数えて- 凍月自由詩3*15-8-11
融鉄- 凍月自由詩16*14-10-4
夜間飛行- 凍月自由詩7*14-9-24
何も出来ない- 凍月自由詩6*14-9-20
回転する時間軸- 凍月自由詩2*14-9-14
電話ボックスから- 凍月自由詩9*14-9-3
こころのコップ- 凍月自由詩17*14-8-10
これ以上- 凍月自由詩5*14-8-4

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