すべてのおすすめ
愛は心臓ではありません
ひと刺しくらいで死にません
悶え苦しみ血を流し
こと切れるまで幾日も
血が乾くまでに幾月も
断末魔のその姿
もとに戻るには幾年も


愛は蛙じゃありません
 ....
週末
いそぎあしで帰った
どしゃぶりの雨のなかさ
かなしみはひきずったままだったさ
雨粒の落ちるはやさで
やさしさを抱きしめられたらよかったのになと
インスタントコーヒーを飲んで
ああち ....
                   130717

無神論者はもちろんなんとも思わないよね
神様がいなけりゃ怖いものないと思っているんだもの
神は強い魂が生み出したものと ....
雨のなかの馬
時間さえ檻のなかに閉じ込められる
そっと名前を呼んだ
季節が過ぎて青いさびしさが満ちてくる


後ろさえ振り向かず駆けていこうとする
雫のビーズをまき散らす夢よ
どうか名 ....
コーヒーショップで冷コ中
窓の外ではトウモロコシが
半被を着てイカ下足を焼く夏祭り
駅前広場に設営された
野外ステージではカラオケ大会
たまにはこういうのもいいな
近くの信用金庫のOLが
 ....
僕に良いことがなくても 君に良いことがあれば 今日は良い日 小学生の頃
教師が
尊敬する人は誰
と聞いてきたとき
両親とかエジソンとか
シュバイツァーとか
みんなが答えるなかで
タイガー・ジェット・シンって
言ったら
元活動家の教師は
明ら ....
夕暮れても
大地の熱は
冷めやらず

もうすでに
花も穂も枯れ
ただの茎となったすすきは
すとろうとなり
土に埋まる子らは
それを吸って
生き返る

一本であったら
孤独に揺 ....
あなたの庭はなんの匂いもしない

野球中継
祝日
汚れたスニーカー

擦り切れてゆく生活のなかで

煮える卵
砂壁
青空

だれがわたしたちを救えるだろう?

液晶モニ ....
煌めく星々の彼方に伸びるきざはしを今まさに昇ってゆこうとしている君。
地上の僕は君の後ろ姿を必死に追いかけてこの手を思い切り伸ばす。
けれども君の金色の長い髪が暗闇の中鋭い光線を放ち僕の行く手 ....
素足で夏を渡るよ

片足立ちの小石の上で足を擦る
渡り切れない小川の真ん中

一匹
木漏れ日をぬけて
羽根を濡らして 染めて
谷を越える

うなり始めた風
光に濡れながら

 ....
 
向日葵がすっくと一本

お天道さまにごあいさつ

わたしも真似てごあいさつ



 
きょう美術館でシャガール展は観なかった

美しい青が踊り

悲しくなって微笑んだ

僕は僕の人生とミスマッチしている

一人の時にだけ呼吸する

奇妙な半魚人だ

夏に生まれな ....
その計画は1991年に始まった
世界でも優秀な研究者が6ヵ国から集められた

その計画の名前はヒトゲノム計画
ヒト1人分の遺伝子の配列を解読するのが目的だった

より簡単に述べるならヒトの ....
枝豆を茹でる
さやには産毛がひしめいて
そのあおい膨らみに
おまえが未成熟のまま
刈り取られてしまったことを
想う
夕立は夏の序曲

塩をふって
硝子の器に盛り
冷蔵庫に冷やしてお ....
ファンデで隠している聖痕がある 雨戸を閉めきった家が並ぶ
かんかん照りの通りを行く
夏の盛りの日中
打ち水のあとも乾いた道には
猫の一匹もいない
影ですら焼き付くよう
こんな時にどこからか
トロイメライが流れてきたら
 ....
都会の喧騒から逃れるようにこの村へ来た、新たな道程。
久しく見なかった青い空は高く眩しい。
なんて清涼な空気、美しい山々の稜線。
私は自分の在るべき場所をようやく見つけた嬉しさに浸る。

 ....
涼夏申し上げます

氷のしぶきを想像したいと思われる候 いかがお過ごしでしょうか

私は夏バテすることもなく元気に過ごしています

今日は仕事も休みでリビングに寝転がり クーラーの下 側に ....
どの道も
少し進んだところでたち消える
草原の三叉路
生い茂る草は風の方角に
倒れては起き上がる波

恋慕い
探し求めたものを見失い
(つまり触れ得た事のないものの喪失のあげく)

 ....
幅の広い
プラスティックの襟を
唐突に立てて
上目遣いで
僕を見つめる君は
結婚しなかったエリザベス?世ではなくて
去勢されたうずまき猫

好奇心のまま
何処かに突っ込んだ
左 ....
一人で乗った観覧車が止まった ポプラ並木をあなたと歩く。
優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな風がゆったりと流れてゆく。
僕はあなたの胸の内を知りたくなって、ほんの少しドギマギする。
意地悪な雲が僕の心を見透かしたように、時 ....
            130711




微振動と微笑みながらも
注意深く
居住まいを正す
夾竹桃の花が散ると
涼しくなるのだ
祈るよう ....
コーヒーをひと口飲むと
下腹部に非常に強い便意が襲ってきた
そう言えば今日は朝方から
何となくお腹が妙な具合ではあった
この店では駅構内のトイレに行くしかない
けっこう遠いんですよこれが ....
斬られるのが下手 パチンと弾けとんだ
洗濯バサミ
ひらいて、はさむ
どんなに風の強い日だって
あなたがいいというまで
ただもくもくと
しがみついてきた
のに

繰り返されてきた
しごく簡単な仕組みが ....
酸欠状態で喘ぐ金魚が
水面を見上げる角度で仰いだ空は
怖いほど明るい色をしていた

アイスクリームよりも呆気なく
溶けて流れ出したフレーズを
おろおろと掬い上げようとしたら
それは舗 ....
【みずのように】


蛇口を くぃと ひねると 水が拡散し 飛び散る
靴裏が もえる じっとしてると 背が暑い
のびをすると 山間の風は 水の匂いがして

いままで 聞いたことの ....
仏にも母にもなれぬ女の美しいぬくもり
りゅうのあくびさんの自由詩おすすめリスト(2167)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとつの愛の死- ただのみ ...自由詩21*13-7-19
week_end- マーブル自由詩2*13-7-19
食べ物を残すと祟られるのだろうか- あおば自由詩17*13-7-18
雨のなかの馬- 石瀬琳々自由詩18*13-7-18
夏祭り- 壮佑自由詩16*13-7-17
僕に良いことがなくても_君に良いことがあれば_今日は良い日- 北大路京 ...自由詩1413-7-17
タイガー・ジェット・シン- 花形新次自由詩1113-7-16
すとろう- そらの珊 ...自由詩20*13-7-16
- はるな自由詩813-7-15
Always- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-15
キャンプサイト- ぎへいじ自由詩14*13-7-15
ごあいさつ- 殿上 童自由詩22*13-7-14
きょう美術館で- ただのみ ...自由詩28*13-7-14
ヒトは神になり得るか- HAL自由詩5*13-7-14
枝豆- そらの珊 ...自由詩15*13-7-14
ファンデで隠している聖痕がある- 北大路京 ...自由詩713-7-14
トロイメライ- 春日線香自由詩713-7-14
美しい村- ヒヤシン ...自由詩9*13-7-13
暑中お見舞い- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-7-13
旅の終わり____渡らない鳥に- Lucy自由詩23*13-7-13
エリザベス- nonya自由詩18*13-7-13
一人で乗った観覧車が止まった- 北大路京 ...自由詩613-7-13
妻へ- ヒヤシン ...自由詩8*13-7-12
滑らかな試金石- あおば自由詩21*13-7-11
奈落へ- 壮佑自由詩16*13-7-11
斬られるのが下手- 北大路京 ...自由詩813-7-11
プラスチック哀歌- そらの珊 ...自由詩23*13-7-11
猛暑日- nonya自由詩32*13-7-10
みずのように- るるりら自由詩21*13-7-10
仏にも母にもなれぬ女の美しいぬくもり- 北大路京 ...自由詩413-7-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73