{引用=長いのでお暇なときに読んで頂ければうれしいです}



 reonさんの散文『フォーラムのポイント付与あるいは詩と批評についての考察』を読んで、「詩を描かない批評家がいない」ってのは、 ....
先に亡くなった文筆家の池田晶子はおおむね次のようなことを書いていた。


※例えばカルト宗教に入る人たち。たぶん、たんに彼らの何かが「弱い」ということではなく、やはり「理性の働きが弱い」というほ ....
七十二歳になりて


 永い連休が過ぎた。5月7日72歳の誕生日である。フランス大統領は保守になった。共産党・社会党ご苦労さんである。その役割を果たし、社会主義は終焉しつつある。
 フランスは ....
「おらあ悪党だすけ、地獄の閻魔様にも嫌われてなかなかお迎えが来ねぇ」
と元気に遊びに来ては、父によくこぼしていた祖父だったが
晩年はながいこと寝たきりだった
曲がったまま固まっていた脚のせいで棺 ....
うまい棒を並べてください
並べたいときは並べると並びます

たぶん

天国まで積んでください
積みたいときは積むと積めます

ヘブン

{引用=十万投稿記念企画参加作品}


 ....
 昨日は寝る前に、原民喜の「心願の国」を読んだ。被爆者である
彼は、自らが作家・詩人であるという使命感から、その体験を書き
遺した。戦後間もない頃、母も妻も失い自らに残された弧絶の夜を、
彼は歩 ....
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
とりあえず20年後か15年後ぐらいに総理大臣になろうと思う。
日本初の詩人兼総理大臣になる。
いま考えている公約としてはまず首相官邸をゼネコンとかでなく
日本全国の各市町村の腕利きの棟梁たちが集 ....
ある日、大学の売店で飲みものを買いました。
三十九ルーブルだったので、十ルーブル札を四枚だしました。
売店のおねえさんはお釣りの一ルーブル硬貨(日本円で四円くらいでしょうか)を探しましたが、ありま ....
まあ、いきなりマンガの話です。昔のマンガですね。原作者は吉沢やすみ。
昭和45年から50年にかけて連載されたこのマンガ、ぼくの世代ではアニメの印象がかなり強いです。アニメも大ヒットで、実に103 ....
塔婆に 憧れていた 筈の
世界が 突き刺さっている
黒い  胃が 姦淫を 
明るい 師走の 坊主の
耳に  流し込み

右目のない 少女が
眼帯を 取る

自由の 女神だ

墓地 ....
傷ついた
というより
どうしようもなかった
話がある

洗濯物をたたんでいく
パンツ
シャツ
ヨーロッパ


僕の無器用さは消えない
どうしても嫌なことは嫌といってしまう
言 ....
玄関に立っていたのは畳だった
今日は暑いですね
そう言うわりには
畳なので汗ひとつかいてなかった

畳は座敷に上がりこむと座し
良い畳ですね、と手で撫でている
それからいくつかの世間話を ....
パハリ葉の法則
あとは野となれ山となれ
ぴちゃん
深爪したいんだしたいんだしたいんだ
引っ掻かないためにさ
俺もみんなもあの娘もさ

ビンの上、ビニルくしゃくしゃにさ
昨 ....
髪をそこらに捨て置いて
女を呼び寄せ
付文をする

呪ってくりゃれ
声の変わりに鏡の中の
そこの女を
さぁさぁさぁさぁ

腹に居るのは誰の子でもありゃあしないよ
ただ夜半に泣くばか ....
エスカレートするセックス。馬鹿に盛り上がるサルのモン吉。

あんたは何故今日も一人。誰にも安らぎとか与えようともせずに(でも二面性持ってるからちょい不気味。)。町田康の「つるつるの壷」で元気出て。 ....
栃の木狂う様を見て色めく花のかしら
書く各の板踏みならし心に塞き止める
此花のいろどりを曇らせることのない
ように手直し、夜中、
友の寝息と話し声駆け巡るなか
える字の板にカタカタ ....
11月22日午前3時08分
お母さん あなたが逝った夜
空にはぽっかり月でした

今 あなたの死に顔に口づけします
冷たい頬よ
べにをさせ
あなたの面(おもて)に
私たちの涙が落ちそう ....
ネットというこの希薄な大海の中で それでもそれなりに存在するものを
見失いつつもわたしは信じている

pすけが死んで もうじき49日になる

pすけは生前はpたんと呼ばれていたけれど
可哀 ....
秋ですねぇ冬に入りつつありますが秋と言うことにしてください
あまり平和じゃないこのご時世、酒でも飲んでhighになって
支離滅裂かつ深い詩でもかきましょうっ



なので



詩 ....
連携 する嘘 本当 
ただ徒然に打ち続けて行けば心象も残らずに無意味無機質あと何か
青空の下、歩いている数十分後の自分は国道か道道の淵を、踵から入り爪先アスファルトに染み込ませるかのように付け ....
掬った泡
消えるのにかからぬか指又から漏れ
床、廊下、通路、道路、坂道、下水溝、
川、草むら、グラウンド、他人の手、

足、を使っても膨らむことはない
ばかりか何処へ行くのかも  ....
空ばかり見ていたからあなたは空になった
わたしからはもう届きようがないからわたしは空ばかり見てる
空に伸びる道が世界にひとつだけあるとしたらその道のその名前は「少女」
空ばかり見ているけれど少女 ....
梅雨の少し前何度目かの再会をした
あいつは
元気にまた違うサイトを荒らしていた
前回とは違う小さな個人サイト
荒らしがいも
また格別だろう

わるいとかただしいとかは
もう
自分で決 ....
河の上の花びらが知らない街に引っ掛かっている
海を見ずにその美しい清純さは汚れてゆくんだろう
死んだ女が通りを歩いている
雑踏はいつもと同じ取り立て騒ぐ事はない
恋人達が誇らしげな顔で ....
なんで ひとりでこなかったんですか

と 会社の玄関からでてきた 年上の男性に
詰め寄ったのは 十八の頃

告白しようと やっとかけた電話で
呼び出して 出かけた友達が
相手は 友人と一 ....
まだわたしが良からぬことを考えているうちに退却する軍隊の足並みが乱れている
大きな一枚の鉄板から切り出した風見鶏がくるくる回っていると方角を見失う集団
集団が催眠するテントの中でファスナーは完全に ....
おとのとどかぬさめたよる

はるかかなたにみかづきありて

こくうにうかぶわたしはなにか

きしみにくすんだあたりはやみよ

そらからにじむひかりはあわく

なみだのようにあめがふ ....
何とたやすく心地よい呼吸
意識しなくてもなされる呼吸


骨についているのはしっかりとしたたんぱく質
たんぱく質が呼吸している


拾ってあげて
まだ土には早い


生きている ....
孤独は受け皿ですから
こぼれた何かを受け止めるのにひっしです
こんな自分でも
在る
ということに満たされている
ひとりぼっちの
ぼっちという響きが好きなように
社会の残酷さを嘆くとき
 ....
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