今、もうすぐ、後で
チQ

連携 する嘘 本当 
ただ徒然に打ち続けて行けば心象も残らずに無意味無機質あと何か
青空の下、歩いている数十分後の自分は国道か道道の淵を、踵から入り爪先アスファルトに染み込ませるかのように付け、付け、
やがて見えるバスの影を待つ
停留
ホームセンターの中
買い物する予定、電化製品買いもせずにただただただ
ぶらぶらと
鉄のコの字型に曲がった片をふたつ
とネジ
胎内音
3本の弦
下弦
向けながら迎える夜、月光輝かしき創成のせせらぎは廃煙タイヤ踵返す音に欠き消され、死者の様に流れてった
なあと物想いに浸り立ち尽くす時間などとうに無く、遅れて来る寝坊の仲間を待っていた
年長、年少の違い、動機等の違いあれど、とりあえず集まらせる演奏会
地下
去年の節分の夜には落花生六袋、あの階段から投げ打ってやった
一目散に逃げる二人の男と一人の女は、今でもこの街に残り、自らが何をすべきか悩み、時に車中泊、明けて倉庫
今では温かい恋人との部屋 愛を育んで居るに違いないと
一人の女は、ついこの間、引越した、近距離内で
預けていた荷物を引き取りに行くと部屋はこんなに広かったのかと感心

いつからか、僕、俺、私、どの一人称使ったっていいや、サラリーマンから脱し、今はなんだと尋ねられましてもまともに答える事も出来ない浮遊した毎日を送りながら、今日もまた、あの豆投げ打ったライブハウスへと足を運ぶのであって
それ以外に生きる目的はあやふやになりそうだ
翌日、翌々日にも、四方写真に囲まれ声を発す
内容は決めていない
決めなくたって
その時の感情赴くまま、ただ、発する声と降りるか降りないかわからない神懸かりにでもまかせて、のんびりとしていよう
もうすぐ家を出よう
ギターケースに弦を張っていない楽器を入れよう
古くて大して役に立っていない簡易空気清浄機を止めよう
その前に一服しよう
好きな人など居ないと自覚しよう
窓から見よう
熱すぎた粥に泣く赤子を抱きしめよう
そして手を振ろう

玄関フードで靴を履き直した
目を前にやった
ら見える向かいの庭
鍵を持っているか
心の内で確認し、当たり前の昼は
今日もそこに在った

さて早々と出掛けようか


自由詩 今、もうすぐ、後で Copyright チQ 2005-08-28 21:20:38
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