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火の衣をまとった

お前が現れ

何もかも焼き尽くす

手に取った仏像さえも

灰に変え

何喰わぬ顔で

「聖なるものなど何処にある」と

叫び続ける
赤ん坊は泣く
抱いてよう 抱いてよう
ほんとうにそうなのか

生まれたことを嘆いて泣いている
のではと思ってしまうのは
生まれたくなかった私

赤ん坊のつきだす両腕は
求めている
 ....
君の街も
晴れてるかい?

こちらは青空
突き抜けて
春が夏を
探していたよ。

きみと初めて出会った季節はすぐそこで
相合い傘を思い出す

寂しがり屋のわたしはいまも
この青 ....
{引用=
雨ふる夜更け
テレビを消した後の静寂
凪ぐ海辺
心拍数
きゅうに予定の空いた休日
おかけになった電話は、
電波の届かない場所にあるか、
電源が入っていないため、かかりません。 ....
そうだ忘れてた
押し黙ればよかった
ひとりで爪をかんでた女の子はじっこであたる風はなんでこんなにも冷たいんだばかみたいじゃん
誰にも教えてやるもんか
秘密秘密秘密
誰もそんな秘密なんて知りた ....
何度でも思う
これは奇跡だと
春まで生きていて
本当によかったと


{画像=100413110014.jpg}
 立ち去る君にかける言葉も無く、
立ちつくす僕は一匹の蛙だ
やっと啓蟄になったのに
気が付いた時に
桜の蕾はパンパンに膨らんで
僕らの別れを祝うように
枝は軋んでいた。

僕が声をかけ ....
青空も輝く真夏のある日
ヒップホップユニットの野外コンサートに来ていた
アコースティックギターを階段から落としたとか
天然ボケなボーカルのトークに
辺りは笑いで溢れていたはずなのに

北の ....
うそになる
うそにならないように
きもちをつたえると
うそになる
ほしいものは
ほしいとつたえないと
うそになる
うそにならないと
みんなどっかへ
どっかへいってしまう
うそになら ....
夜の骨格
白く品性を保った
孤独

孤立とは
アイソレイションとは
ただ向かい合うために
悲しみが訪れるのであれば
僕も君も壊れた宇宙の
円盤で
いつまでも
ロンドを踊っている
 ....
へえ、そうなんだぁ

今はもう小さな児童公園の近くに祠があるだけで
不忍池と同じくらいの池がここにあったなんて信じられない

畔にあった茶屋のお玉さんが身を投げたのでお玉が池と名づけられたと ....
奥のテーブル席で大騒ぎする若者たちを、
バーカウンターの老婦人が睨んでた。

その中間の丸テーブルで本を読みながら、
ポテトフライを食べていた僕は
トマトディップがなくなってカウンターにもら ....
篠突く雨の肌寒い日を過ぎて
惨い風に揺さぶられては砌を過ごし、
未だ、未だ幾日かの――
いつとも知れぬ散りぎわを

華やかな夜の影に埋もれ
ふたたび音もなく舞う、桜吹雪
いつか濃い朝靄に ....
温かい夜を過ごしたいなと
願っていた真昼間のサイレン
回転寿司でも食べようかなと
罠を仕掛けて誘い込むわざと
ずっと興味があったお前
最近バタバタしてるとかで
会えなかったが一緒に飲まれ
 ....
僕はただ綺麗な花が見たいだけなんだ。

道端で丸くて綺麗なものを拾ったのは、学校から帰る途中のことだった。
ただそれが何であるのかはわからなかったが、綺麗であることだけは間違いなかった。
だか ....
粋狂な程に

遠くから届く音楽

小鳥はさえずり

みつごは囲む

息は白いけど

ため息は白くはならなかった

君が無くした物なら多分僕が拾って

売り捌いたかもしれませ ....
鳥がみどりに

ひっかかっている

そこからはばたくそれは

とつぜん現れた影のようだった

今夜もまたワインよ

いちにちの疲れ

ぼくに差し出せよ

ぼくの疲れは癒され ....
雨が降りルーブルへ向かう足元を濡らす

とどまれないと二本の足が示すように
何事も今斥力ではじかれていく心のように

地下鉄から吐き出される人
肩を寄せ合って唇を吸う二人
一人冷たい空気 ....
平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ

平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ

平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ

平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ ....
やさしいひとの
やさしくあろうと
どりょくしているひとの
たましいにふれた


それはなにより
やわらくて
ここちいい


しごとができるとか
くちがうまいとか
おかねがある ....
生意気な
口が
ひとりでに
言葉を
吐いたので

取り返しのつかない言葉だったりするので

煙突の上で
とにかく待った
雨が降る
六月には街では
雨を受け入れる用意 ....
そう、あれは事故だった
事故以外の何物でもなかった

飲み慣れないアルコールの鼻につく匂いと
知らない唾液の感触
吐き出したいくらいの口の中の違和感

ありえないくらい気持ち悪いんだけど ....
ねぇ
何であんたたちは
私が嫌いなの?

ねぇ
私はあんたたちに
何かしたの?

昨日まで普通に喋ってたじゃない
担任に対する愚痴とか
今日のドラマのこととか

なのに
 ....
二十六才のお姉ちゃんが十月に入院した
おじさんはボクに
「入院してから笑うことを忘れたみたいなんだ。」と
ポツリと言った。

ボクは、お姉ちゃんを笑わせることができないか
そんなことばかり ....
そうか、
わたしとは
社交辞令さえもなし。
付き合う気
さらさらないわけね。

だから
なにも言わないんだ。

ごめんなさいね
迷惑なはなしよね。


きもちわるいわよね。
 ....
         ?

名古屋弁で言う「やぐい」タイプの俺
その主体性のなさゆえ
夜桜ツアーに参加したのだが

桜と言えば一本だけ
バス停のそばに二部咲きのがあったきり
かなりの数のヤ ....
君に対して
誠実な言葉を口にすることが
できなくなったのは

君が僕を軽く扱うから

それは僕が
気が付かないまま
不誠実な行為を繰り返して
いたからなのか

ゆっくりと壊れてゆ ....
正義を貫き通す

しかし正義の逆は

悪ではなくそれもまた別の正義であった

戦う毎日倒す毎日

英雄は今日も人々を助ける

けれどその一方で悲しむ人もいるであろう

誠に不釣 ....
ヴァージンロードを歩きたい
     ――ある難病の女性の話から


歩いてみたい
この道を
車椅子から立ち上がって

遠い道
遥か彼方にあなたがいて

本当は ....
どんな時だって頼りになる
強い人だと思っていたけど
はじめて見せた君の表情に
痛いほど気持ちが伝わってきたよ

普段は弱みを決して見せない
一人で戦っては傷を作る
辛そうな姿を見るのが辛 ....
Wasabi さんの自由詩おすすめリスト(1242)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
and,then…- 蒲生万寿自由詩1*10-4-13
使者- 朧月自由詩210-4-13
春が- こころゆ ...自由詩3*10-4-13
白、ノットイコール、無- 亜久津歩自由詩4*10-4-13
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花の季節- うめバア自由詩310-4-13
別れの蛙- ……とあ ...自由詩13*10-4-13
MISSILE-100714- 1486 106自由詩1*10-4-13
うそになる- 吉岡ペペ ...自由詩9+10-4-13
___痛みが訪れるのはそれから- 瀬崎 虎 ...自由詩410-4-12
お玉が池のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*10-4-12
gate- mizunomadoka自由詩110-4-12
桜吹雪- atsuchan69自由詩18*10-4-12
ご飯が二人前- くれいじ ...自由詩610-4-11
綺麗な目玉に咲く綺麗な花- 敬語自由詩1*10-4-11
みつごは囲む- こめ自由詩610-4-11
Ever_Green- 吉岡ペペ ...自由詩1110-4-11
雨が降りルーブルへ向かう足元を濡らす- 瀬崎 虎 ...自由詩410-4-11
群れから外れる反復- 瑠王自由詩6*10-4-11
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六月に僕は旗を振ったりもする- うめぜき自由詩9*10-4-8
Choco_late- 愛心自由詩3*10-4-7
_- とわ自由詩5*10-3-30
お姉ちゃんのこと- 板谷みき ...自由詩6*10-3-29
おんな- こころゆ ...自由詩3*10-3-29
ジャパニーズ_カルト- ハイドパ ...自由詩6*10-3-28
- kauz ...自由詩12*10-3-27
正義の逆もまた正義- こめ自由詩910-3-26
ヴァージンロードを歩きたい- 乱太郎自由詩11*10-3-25
表情- 1486 106自由詩4*10-3-18

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