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 秋の終わり、こんな夢を見た。
 わたしは船の上にいる。船は霧に包まれる。朝なのか、夕なのか、それが分からないので朝霧とも夕霧ともいえない。海の霧だ。天候が悪くなれば、このように霧が立つこともあるの ....
うたを歌わなくなって陰影がわからなくなる
道端にすべて宇宙の残骸がおちているような
夕暮れまで秒読みを開始してアルミの屋根を
じっと眺めていた小国民少年少女一様に空へ

沈黙はもうだれもみな ....
夜の骨格
白く品性を保った
孤独

孤立とは
アイソレイションとは
ただ向かい合うために
悲しみが訪れるのであれば
僕も君も壊れた宇宙の
円盤で
いつまでも
ロンドを踊っている
 ....
雨が降りルーブルへ向かう足元を濡らす

とどまれないと二本の足が示すように
何事も今斥力ではじかれていく心のように

地下鉄から吐き出される人
肩を寄せ合って唇を吸う二人
一人冷たい空気 ....
結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
無理して 笑っていたのかと疑心暗鬼

光のさす場所を突き止めて
香りの漂う源を追い求めて
 ....
Wasabi さんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 瀬崎 虎 ...散文(批評 ...310-6-13
どうかね_君は- 瀬崎 虎 ...自由詩410-6-8
___痛みが訪れるのはそれから- 瀬崎 虎 ...自由詩410-4-12
雨が降りルーブルへ向かう足元を濡らす- 瀬崎 虎 ...自由詩410-4-11
愛されなかったひとのためのソナタ- 瀬崎 虎 ...自由詩509-11-28

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