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君は弟の自転車に乗って
やって来た。
背の高い
肩のほっそりとした少女よ。
二人卒業して
進むべき進路が違った時、
別れる前に
君から手紙を ....
紫色のくちびるを震わせ
熱いコーヒーで暖を取るわたしに背を向けて
あなたはストーブに薪をくべている

見覚えのあるチェック柄の毛布
あなたの匂いを胸一杯に吸い込んでみた

冬の嵐の去った ....
「これ何て曲だったっけ?」
そんな時、いつも君は優しくヒントをくれた



「あの時、どんな気持ちだったっけ?」
相変わらず
君は優しくヒントをくれていたのに



独りになって ....
 
 
 

不安のきえない夜は
こうやって
雨の音を聞くんだ


ひっそり こっそりと


しばらくはやまないよ

焦ったりしないで
明日に追われたりしないで
そこで ....
立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
虫のいどころでも悪いのか
いつまでも押し黙ったままで
あなたはテレビの画面を眺めるでもなく
そっと箸を置く

テレビのなかには
つまらないギャグに笑い転げる顔があり
テレビのそとには
 ....
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
 
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるか ....
もう、
電気を消してもいいかな
僕は嘘をつかなくていいかな
「人を愛します」なんて
できないこと、笑わなくていいかな
そう思ってるだけでとっくに愛しててもいいかな

僕の愛を決めるのはい ....
ぼくはかなしみと戯れる
踊り狂って つかれた
でもなみだはかれない
さあ ワンツースリー

夜なのに太陽が出ている
あかるい
とてもしずかだ
ぼくは声をおしころす
こんな声 きか ....
いつの間にか
カラオケで歌える歌ばかり
覚えて

いつの間にか
会社に着ていく服ばかり
選んでる


お財布にたまったレシートを
一枚、一枚、眺めて
薬屋、雑貨屋、文具、服屋、ユ ....
 暗い部屋
 止まらぬ思考
 眠れぬ夜

 どうにも本能のみに生きている人が多いな
 僕は突きつけられたベクトルを
 どう処理すればいいのか 分からずに
 途方に暮れている

 時間 ....
お兄ちゃんがまた
女の人に振られてしまったよ
かわいそうに
死んでしまいそうに落ち込んでるよ

幼いころから
おっちょこちょいな人だったよ
がまんしてればよいものを
いつもちょっとかた ....
ルーズな踝はいつのまにか姿を消し
タイトな紺色が街を闊歩する

こんな横並びを欲する時代だからこそ
曖昧なままでは許されないと言わんばかりに
膝上近くまで引き上げられた紺色に感じる息苦しさと ....
一円の雪が降った朝
十円のゴミを収集する車が
難しい顔をして通り過ぎる
百二十円のココアを
二千九百円の手袋で包み
三円分のリップクリームを塗った唇に持っていきながら
それを見つめていた
 ....
薄紅そまる風の道
夕闇せまる草の道

落日の片隅に
佇む人の
瞳に映る翼の模様
羽ばたく視線は
彼方を知らない

澄まして聞こえぬ
その名のみ
凝らして見えぬ
その姿のみ

 ....
えいえん
ということばを
舌さきでころがす。
それはきっと
赤道直下に
ふる雪の
たよりない感触に
にている。

 首をのばして
 のぞくキリンが
 ながいまつげを
 ふるわせ ....
東京の空に
こんくりぃとのビルが張り付いているのが見えて
はいいろに見えた

ネズミがかじった こんくりぃと

そこには何にもないのに
怯えた顔して 歩いてるひとがいて
マックの100 ....
深い深い
海のような君の瞳は
暗い暗い
海のように悲しみに
満ち満ちていたけど

そこに確かに存在する感情が
僕には羨ましかったんだ
かみさま って
ひらがなで書くのは反則だ
世界 ってやつをひっぱり出すのも
ルール違反ってことにしよう

そこから
おれたちはまず
書きはじめなくてはならない

雨上がりの
濡れた ....
セックスか言葉

セックスか記憶

セックスできない、わたし。


セックスから生まれる言葉

セックスから生まれる忘却


知れない、かもしれない

しりたくない、かも知 ....
僕を裏切った人達が居る
確かに僕は路を間違える事もある
そんな時は手を強く引いて
ほしかった

声をかけても無反応
他人よりも遠い存在で
もう僕は独りであると
わかった

脚に絡み ....
死のうと決めたあの日
僕は函館の深夜
朝を待つ待合室にいた
電車はもうない
待合室には他に何人か雑魚寝していた
この人たちは
そのナップザックに
人に見られたくない
何かをしまっていた ....
 窓から覗くのは人の気配の消えた通り
 街灯が暖かい
 自分の部屋にキャンドルを灯す
 それは神聖な時間
 それは私だけの時間
 誰からも邪魔されず
 深深と心の奥の細道に踏み出して行く
 ....
朝がくるまでに
悪いことしましょ

朝がくる前に
悪いことしましょ

 願いごと叶えてあげるわ

 悪魔のKissしてあげるわ



朝がくるまでに
悪いことしましょ

 ....
息苦しくて書けなかった
だけど
今ならわかる

あなたを信じていなかった
そうじゃないか
世界は
誰かを裏切ることで
幸せになっていくから

無償の愛がここにある

私はいい ....
多摩川に架かる鉄橋を渡りきる頃
メールの着信を知らせる携帯の光が走る
両親も恋人と認める彼からのメール
簡潔な朝の挨拶に優しさ溢れる短いことば

先輩は幸せ過ぎるから

傍から見ると憂鬱 ....
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた

普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ....
あのあたりならなんとかなった
僕が
野晒しの死体のような
無力なヤツでも
君が
季節外れの雷に怯える
知的で臆病な子猫でも
あのあたりならなんとかなった

それが
間違 ....
体のどこにも傷が無いのに
キミはいつも痛がっている

早い夕暮れにもココロが痛いとキミは泣く

ふたりでいても寂しいとどこかが痛くてキミは泣く

確かにね
氷の濁りの様に白く白く
い ....
Wasabi さんの自由詩おすすめリスト(1245)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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死のうと決めたあの日から- 麒麟自由詩2*08-1-15
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確められないひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*08-1-12
忘れもの- 恋月 ぴ ...自由詩31*08-1-7
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