すべてのおすすめ
忘れてしまったことのいくつかを
からだのどこかで覚えているように
透明な結晶のようなかたちで
胸のおくにしまっている

ひさしぶりに動物園にいった
動物園にはあまりいきたくないのが本当で
 ....
君は風船だ
空高く昇って行くのだ
目一杯膨らんで昇って行くのだ
しかし、
パチンと割れたらもうおしまい
だが
君は空の高さを思うのだ
内なる圧力を思うのだ。

僕はポンプだ
君を目 ....
触り心地、なんて
求められても困るのよ

今日も私はきみの手に
小さな小さな傷をつける

いたい、と小さく泣いた声

そっぽを向いて
聞こえないふりをした


うさぎさんの所で ....
今日は特別
背中が重くて
息がしづらい
吐きそうだ
はやく
神棚に向かって
イノリたい

会社の中なので
商売繁盛の戎様しか
いらっしゃらないが
それでもイノリたい
神様はどな ....
冒頭から悪いんだけども、どうやったら伝わるかなー

多分恐らく生涯、僕の気持ちが君に届くことはないと思うんだよね

どんなに日本語の使い方が上手くても100%無理なんです

でも一応訊いて ....
去年から始めたガーデニング
油断すると
ぼうぼうに生えて
せっかく植えた
マリーゴールドや
ガーベラを
押し退けて
弱らせてしまう雑草
その生命力に圧倒されて
手指が痛い

雑草 ....
きみのメールも電話も無視して
それでわたしが無傷だと
本気で思っているのかい?

たいがいのこと謝られたり
納得したら許してしまうけれど
今回はどうしようもないんだ

到底許せないこと ....
あたしはきっと じゃなく
絶対 あなたが好きです

アドレスを知ってたって

メールがこなくちゃ意味がない
電話が鳴らならきゃ意味がない

メールを送らなくちゃ意味がない
電話を ....
静かに座っていると

窓から心地よい風が入り

部屋の隅々を通り抜けて行く

日は部屋に満ちたと思えば

陰に染めたり

その変化は絶えず移り行く

耳に届くは
 ....
眩く目を瞑ってしまうほど金色のメッキ
林檎の赤を恐れ隠そうとするファントム
時の雨は降り剥がれゆくあなた達よ
今度は水を金にして流れゆく行進を

既にあるものの存在を誰が否定できよう
目覚 ....
どんなに世間を知っていて
言葉で恐怖を並べても
きみ言う”へいき!”にかなわない

どんなに世界を調べてて
理屈で知識を並べても
きみ言う”なんで?”にかなわない

どんな ....
にんげんはどんどん美しくなっていく
美しいにんげんが美しいにんげんとけっこんして
より美しいにんげんをうみだす
あまり美しくなかったにんげんも
美しいにんげんとまざりあううちに美しくなる
美 ....
こないだ酒の席で
目の見えない人と一緒になった。

産まれつきだから
中途失明よりも
葛藤を起こすのは少ないよ。

と、明るく言う。

缶チューハイと缶ビールを
手でまさぐるように ....
詩が歌っていることが
実際の出来事であったりはしない
詩はこころの事件なのだから
実際の出来事であることのほうが
少ないはずのものだから

いちの海がある
せんの海がある
正しいことが ....
君の目が 僕を射抜いた日を思い出した
季節には似合わない雨の日に

アーリータイムスの琥珀色に溶けるように 静かに一滴
陽気な笑い声の中 ぶつかり合う氷の音よりも確かに

君の深い視線が  ....
ママが、ガン検診から帰ってきた

ガンかも、しれないと

腫瘍が、みつかったんだと

足が、宙に浮いた気がした

脳みそが、縮んだ気がした

ぼう、として

え、としか言えなか ....
股の左側が痒い
その言葉だけを残して
君は消えてしまった

黙っていたけれど
僕は右側が痒かったんだ

ひょっとすたら(訛ってみました)
心が通じあえたかもしれないのに

もう君は ....
ハミングバード
鳴き声を知らない
激しく羽ばたいて
空中でとまり
蜜を吸う鳥

小さな鳥
ハミングバード
忙しく飛ぶので
翼が見えない

何を言おうかと思って
何も言えないと知 ....
『ポパイ!ポパイ!!ポパイ!!!』って

白痴みたいな声で呼びやがる



ロングスカートのあの阿婆擦れが

私は一等賞の景品ですって態度で



俺を呼びつけやが ....
浅い夜の沖の辺りに
目を凝らせば

深い場所にじんわりと
普段は誰にも気づかれず

隠れてるものが
見えてくる


柔らかな
月の明かりの下でも

眩しい
日差しの真ん中で ....
なりません
なりません
いつまでたってもなりません
あたりまえでしょう
ならせてくれるひとなんていないのはわかっているでしょう
それでも
それでも
だれかがならせてくれるのをきたいしてし ....
好きな人が好きでいてくれることは
孤独を失うことにつながっていると
そう気がついた今日
外は雨ふりでした

雨の中、小走りにかけてくる
少しふるえてる感じの君に
目を奪われながら
心は ....


霧に包まれた類人猿の咆哮は
全ての言葉を包み込んだ
異様な振動を部屋の中に持ち込む
全ての言葉は何の目的で語られているのか

不明

類人猿は苛立 ....
雨の広がる匂い
土の匂い
黒みを増して
透明に変わる
アスファルト

つやりと光る
紅い新芽
杉の匂い
色とりどりの
揺れるパンジー

バス
窓に描く直線
囁く猥談
アナ ....
勤め先近くに珍しい衣装を扱う洋服屋さんがある
どんなのかっていうとお笑いの人とかが舞台で着るようなやつ
スパンコールちりばめられた真っ赤なベストが店頭に飾られていて

開店直後らしい午前中の早 ....
夜通し愛しあった翌日は
朝のばたばたも過ぎると
あたまが少し痛くなって
欠伸にならない浅い息が
せなかに溜まりはじめる

煙草に吸い疲れた公園のベンチ
新緑の幽霊みたいな色を見やりながら ....
残酷な想像をする

なにも良くならない
時間だけが過ぎる

幸福な想像をする

なにも変わらない
時間だけが過ぎる

想像を打ち消してみる

夜が見えた
窓に映った自分が見え ....
わたしは一度だって空を見下ろしたことがなくて

たとえばそんな風に
きみを感じていたいんだ

わたしの瞳に沁みる果てしない色の
その不確かさを
できるかぎり
ながく ながく
 ....
涸れた港を見下ろす丘の上
にある廃墟のような酒場で
俺は飲んだくれている
のかすら分からない

ただまどろんで

きしむ壁をすり抜けて
吹き込んでくる風に
震えているのか

スト ....
ぼくは泣いていた
川端康成の伊豆の踊り子にでてくる
それは涙ではなかった
もっと肉に近かった
もっと欲に近かった
藤沢周平の物語にでてくるそれは涙だった
育ての親と契ってしまった娘がいた
 ....
Wasabi さんの自由詩おすすめリスト(1242)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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