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君は

言葉を見たか

路地裏の突き当たりの
饐えた臭いのする真っ暗闇の中から
ゆっくりと立ち上がる言葉を見たか

君は

言葉を見たか

見知らぬ星座の片隅に
燦然と輝く小 ....
ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくする ....
うまく言えないから
靴の先を見つめていた
物思いに更けてばかりで
文庫本も進まないまま
気が桜みたいに散っていく

口癖を真似されて
ぼんやりと指と指を繋いで
不器用な照 ....
 
 
 
 
きみはコーラを飲み干せない
柴犬のジョンは鳴けない
そしてぼくは笑わない
 
3つ揃うと
「不幸」
ができた
 
きらきら光る
「不幸」
だった
 
  ....
「気楽」を抱き締めた
精一杯に、一生懸命に
「矛盾」が貼りついてきたので
えいや、と払い落としてごみ袋に入れる
これはもえるごみだろうか、と
湿った「疑い」が落ちてきたので
とりあえず床を ....
{画像=080513015507.jpg}


自分を果てしなく励ましながら生きていく、

そんな生き方しかできない、

気がしないか?

自信もなく、

実績もない、

あ ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい


だけど、
なみだがこぼれて止まらない



今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
  そのとき
  曇りガラスの窓を破って
  世界じゅうの扉を開いて
  誰も見たことのない花が咲く
  新しい雑踏が生まれる



  想像のほとりで
  知らないうちに  ....
{画像=110414023356.jpg}


この
かよわいものの
眼を
凝視めてはいけない。
痛々しいくらいに
幼い
このカナリアは
まばらに生えた羽毛の隙間から
紅く透き徹 ....
あのね

そのね

きみのかたがね

すごくふるえてるのが

わかったから
わたし

あのとき
あなたがしんけんなんだってわかったからね

もういい加減なこと

してた ....
大好きな、あの人と同じ位置に ホクロが欲しいの


左眼の下 ナミダボクロ

削って尖らせたエンピツを グサッと刺して、ポキッと折って


私も ホクロをつくったわ

これ ....
ほんの2ヶ月という短い間だったけれど
交わした言葉はとても少なかったけれど
多分君のことは忘れることはないと思うよ

長いまつげが君の瞳をさらに黒くする
愁いを帯びた物悲しい瞳を
静かな光 ....
教室の窓から3列目
頬杖ついて黒板を見る横顔に
囁きかけて…って思ってしまう


第2ボタンまで開けた白いYシャツ
肘までまくり上げた袖から続く
長い指の爪の先まで見つめてしまう

 ....
ほろり

ほろり


なきむしな
わたしは

ないてばかり


ほろり

ほろり


わたしを
ごかいさせる
ことばがある

こんな
わたしでも

ひつよ ....
冬の初めの匂いが好きで
朝早くから窓を開ける。
濡れたアスファルトは
夏のそれみたいに指で後がつくほど柔らかくある筈もなくて


ねえ、今沈んだような気がする
そういって
夏のアスファ ....
あなたがいないことが普通だった日

あなたがいることが特別だった日

あなたがいることが普通だった日

あなたがいないことが特別だった日
無愛想に噛んでいるガムは
世の中つまんないの印
薄汚れたジージャン
色抜けた黒ジーンズ

髪の赤いのは生まれつきでも
やっぱり笑えるほど愉快でもない
泣き出しそうな坊やにだけ
ひらひら ....
枝分かれしていく 夜の
長く、しなやかな腕は
わたしを覆いながら それぞれ
しだいにたわんで その先端からやがて
着地し、朝に触れる



不必要なほどに震える あなたの
声と、指先 ....
君のその嘘っぽい振る舞い
きらいだ
いつだって つまらなそうにして
きらいだ
いちいちバカ正直で
きらいだ
少し前の自分のようで
きらいだ
今 間違っているような気がして
ごめん、だ ....
好きなのに
あなたに
言えなくて

愛しているのに
あなたに
言えなくて

はじめて
キスした
ときめいた
胸の鼓動

あなたに
プロポーズされ
戸惑っています

恋 ....
もう、キミの色は

忘れてしまったよ、

上から上から

何度も塗り潰したからね。

痛みだけがココにある





青い空

黒い海

黄色い車

赤いギター ....
人波が隙っ歯に駅のホームを行く
あらためて見れば鉄箱に
みんな乗り込んで葡萄の房のような
それくらいの密度で
つぶれて貨物列車だ
果汁に似せた
澱のような

きらめいた
それぞれの
 ....
ふと あなたに呼びかける声がある。
あなたはコーヒーカップを置き
(あるいはオンザロックグラスを置き)
戸口を出てゆく。

   外はあなたにとって
   いつも意外な季節だ
   たと ....
日だまりに揺らされて
ブランコに遊ばれて
重い鍵が子供の証と
疑う事もしなかった

首輪で玄関くぐったら
好きなご飯を作れるの

さみしくないでしょ?
つらくない
となりのせきは  ....
素直な君
明るい君
元気な君

憂鬱な君
淋しげな君
怒っている君

笑っている君も
怒っている君も
しょげている君も
君らしくていい

気持ちを
素直に
言えるのは
 ....
わたしって
よく道をたずねられる
どこかやさしげにみえるのかな
近藤さんの朗読した「夕焼け」って作品大好きで
繰り返し読んだりしたけど
登場する娘さんのように
「やさしい心の持ち主」なんか ....
どれくらい信用しているのと聞かれて
5ミリくらいと答える

マックスは5ミリ
信用も5ミリ

少ないように思うでしょう?
でも100パーセントなのよ
窓からのぞく
町の遠くのほうは
地面の地肌がみえる
これから
灰色のオモチャが乗っかって
もくもく煙を
たてはじめるだろう
溶かしたり
固めたり
飛ばしたり
流したり
飛行場もち ....
肩を叩かれて振り返ると
孤独が立っていました
なにか用かと聞くと
なにも言わずに
後ろを向いて座りました
そこでわたしも孤独の隣に腰をおろしました

しばらくすると
雨音がやってきまし ....
ほろほろと
風もないのに落ちてくる
きいろいなみだの
しずく

たおれた青草には霜
子どもはハアッと息を吐き
(みて、しろいよ)
目を丸くする

掃いても掃いても尽きることはない
 ....
Wasabi さんの自由詩おすすめリスト(1242)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉を見たか- 大覚アキ ...自由詩1607-12-28
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たとえばそれはビー玉のようで- 森さかな自由詩707-12-19
きらくのはじまり- 小原あき自由詩18*07-12-18
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愛すること- わら自由詩17+*07-12-14
間接キス- 草野春心自由詩107-12-7
カナリア- beebee自由詩2+*07-12-4
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君へ- muriel自由詩207-11-30
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かさなりつづける、朝に- 望月 ゆ ...自由詩40*07-11-28
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color.- 角砂糖自由詩4*07-11-27
grape- 水町綜助自由詩607-11-27
ふと_あなたは- 音阿弥花 ...自由詩207-11-27
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