エブリデイ Hightになって

         キーボード ころがり落ちる

         All night long デミニッシュの不協和音

        ....
月を見ている 事と
君を想う ことは

月に照らされ 水面に写る曖昧な事実

忘れた 事を思い

夢をみて

おもう ことを忘れる
確かな矛盾

穴のあいた月を見て

睡眠 ....
Amで始まるブルースを
ここに届けてはくれないか
そしたら僕はそれに合わせて
君の心臓をノックするよ

あぁ、視界がぼやけていく
なんて美しい世界なんだろう
靄にかかった世界のほうが美し ....
あの青は
今 見ている青と同じだったかな

ありったけの筆と絵の具を持ち出して

焦燥に駆られ 書きなぐる

あの頃 見ていたあの色に
名前などなかった


塗りたくった 色の塊 ....
20世紀の赤黒い染みが
今でも時折りフラッシュ・バックする


黒い大きな瞳が見たのは何か


虐殺か
暴行か
母の死か


彼らの瞳の奥の悲しみを
計り知ることはできない
 ....
移る
ということは
時に哀しい

確かにあると
信じたものが
まるで儚い霞になるようで

移る
ということは
時に嬉しい

身動きがとれないほど
縛られたものから
ふいに解 ....
そこは夜のオフィス
真っ暗で 誰もいなくて
机の上の書類の束には
見覚えのない文字が
所狭しと並んでいた

月も沈んで静寂が訪れた

肩に手を置かれて
振り返ると あなただった

 ....
都会に迷い込んだタンポポの綿毛が
アスファルトの上で花を咲かせた

道行く人は忙しなく
誰もその存在に気付かない

それでもタンポポは咲いていた
人に踏まれても風に吹かれても  ....
神が引きあわせし
おぼし召しか
地下に沈んだ
鈍色の界隈の中で
二つの魂は出逢った


強く惹きあう
その穢れなき愛は
至高の芸術を
求めあい


深く
深く
蒼い情感の ....
血を流しながら
涙を流しながら

それでも笑顔で
元気だよって言う貴方が

愛しくて
いとおしくて

ぎゅっと抱き締めたくなる

ぎゅっと抱き締めて
貴方の痛みや苦しみが
私 ....
生きている限り湧き上がってくる
もう駄目だと諦めかけた思いを
励ますかのように

五体のひとつひとつが
出口を求めようとさざめきだすのを知覚し

もうひとつの確かな意思
本能だとか呼ば ....
            はり裂けそうな心を

            そっと胸から剥がして

            激しいROCKに浸してみる

            ドラムの振動に
 ....
壁の向こう側にあかるい未来が存在すると聞いた


あたしは未来が見てみたくて
その壁を乗り越えようと足掻き
ある時は穴を開けようともがいた


突然、風が吹いてきて 目に砂が入った
 ....
簡単な事ほど難しく考えて
答えなんて出てるのに
思い悩んで苦しんで

正解も不正解も
知りたくなんてないから
解ったフリのフリをするの

理不尽な言葉に
耳を傾けてる余裕なん ....
捨ててきた夏のカードと引き換えに虹よりたしかなセヴンブリッジ


仮面の下で抜いた{ルビ剣=つるぎ}に嘲笑う君を刺すのもまた{ルビ運命=さだめ}かと


夢見よう手札はいつも風まかせ無 ....
真の賢者に
 恋の相談はしない

悩みとともに
 その恋からも 解き放たれてしまうから
秋めいた頃
あの丘の上に
古城があったような気がします

前に見たことあるような
なつかしい
古城があったような気がします

それから何日か経って
私の心に古城が建ちました

前 ....
慌ただしい今日の影が
私鉄電車の線路の上で
蒸発していく

なぜこんなにも美しく
空は色の層を創るのだろう

混ざり合わない
それぞれの憧憬を
ほんのひと時
寄り添わせるように
 ....
切符を握った手が濡れてきたから
てのひらを上に向けて解放してやった
そうしたら切符は川になって
行き先はすっかり見えなくなっていた

川は
僕だけが感じる速度で流れ
薬指、から滝 ....
声にならなかった
あらん限りの力を込めたはずなのに

例えばそれは
孤島に取り残されたおとこがひとり
遥か水平線に見え隠れする
船影を
蜃気楼だとはなから諦めているかのように

もし ....
ここにはバス停以外なにもない
曲がり角からバスがきたらすぐわかる
だがそちらはみない
何もないからみなくても
バスのエンジン音は聞こえてくる

私を乗せるためだけに
バスは私の前で急停車 ....
いつか来るその日のために
わたしはあなたに笑いつづける
楽しそうに笑っていると
呆れて見てくれたらそれでいい


いつか来るさよならのために
靴を履く準備をしておく
泣かないで歩け ....
ちょっとだけ
前向きな自分
ちょっとだけ
頑張ってる自分
そんな自分を
好きと思える自分

ちいさなしあわせ
キミの母親の姉さんの娘と
手錠で繋がれて
カラ海に沈んだ

阪急電車に乗って
梅田へ向かうたびに
「哀愁って、どんな感じ?」 と
誰かに尋ねたくなる

  錯覚を捕らえてごらん
 ....
          水に挿した青磁器を彩る

          切り裂かれた花々たちが

          私に{ルビ現在=いま}の終わりを告げる

          過去の栄華を断 ....
ぼくはぼくという世界の中で
毎日を過ごしている

きっと今日すれ違ったきみは
きみという世界の中で生きている

またね
と告げてわかれた花に
再び出会うことはない

久しぶり
と ....
京都駅
 公開放送
  弾き語り
   802から
    広がる響き

苦みあるチョコクロの秋
朝ごはん
京都タワーを見上げて喰らう

大好きな音楽家待つ艶女
オペラグ ....
ほどよく冷えた桃の
皮が剥けるのも
待ちきれない様子で
傾いでゆくあなたの
日焼けした首筋

滴る果汁か
それとも
戯れの残り香か
甘い匂いが
鼻腔の奥に絡んで
涙させる理由
 ....
うれしかったこと

悲しかったこと

楽しかったこと

辛かったこと

今日の箱を
棚の奥にしまい込んでくれる
夜の暗闇

どこに置いたかなんて
明日になれば
きっと
 ....
絡み付いた糸がほどけない

不規則そうにならんだ規則的な網

苛立ち睨み合い一本の糸がきれた

振りかざした拳にはまた糸が絡み合っている
kazさんのおすすめリスト(1581)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
楽典ラプソディー- 渡 ひろ ...自由詩5*07-9-27
月見- 水口わす ...自由詩107-9-27
「この物語はフィクションです。」- 快晴自由詩6*07-9-25
肖像画- 水口わす ...自由詩207-9-25
悲しみの大地ルアンダへ- 渡 ひろ ...自由詩4*07-9-24
移る- 松本 涼自由詩407-9-24
オフィス- まりも自由詩307-9-23
小さな花- 1486 106自由詩13*07-9-23
永遠の旋律- 渡 ひろ ...自由詩7*07-9-22
少しでも- 夕焼け空自由詩6*07-9-22
- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-9-21
ロック・キュービズム- 渡 ひろ ...自由詩6*07-9-21
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秋色の風- 優飛自由詩9*07-9-20
カジノ- Rin.短歌13*07-9-19
相談- 北大路京 ...自由詩12*07-9-19
古城- 未有花自由詩11*07-9-19
夜少し前- 松本 涼自由詩707-9-17
夕立の語源- Rin K自由詩29*07-9-17
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バス- 優羽自由詩3*07-9-14
勝手- 唐草フウ自由詩12*07-9-14
ちいさなしあわせ- 優羽自由詩7*07-9-13
九月雨- 北大路京 ...自由詩11*07-9-13
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京都駅ビル10th_ANNIVERSARY_POP_UP!_ ...- 北大路京 ...短歌7*07-9-12
八月のエピローグ- LEO自由詩16*07-9-11
今日の箱- 乱太郎自由詩16+*07-9-11
蜘蛛- 優羽自由詩3*07-9-11

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