静かな湖面に
あなたとわたし
ふたりきり
いつもは感じ得なかった
あなたの男らしさを
ちょっと見直してみたりして
(フレアミニなら喜んでくれたかな
季節はずれの湖面に
あなたとわたし
 ....
勤める店のある街には
空は上にしかない
疲れた街路樹から
遥かに上
高く遠く硬い

季節は駆け足で過ぎてゆく
日々は戻らぬから
私は大人にしかなれず
この街が似合う年になって
こ ....
  {引用=
    先日、詩の朗読会に参加しました。
    といっても、見てるだけでしたが。
    しかし、得るものは多かったし、
    楽しく、おもしろかったです。
  }

 ....
カーテンを開けたら
光の子どもが入って来て
小さな可愛い声でいいました

『おはよっ』

「おはよう」

私は込み上げる笑顔と共に
うーんとせのびしました

朝です
  
久しぶりの
雨の
窓叩く音が
私を招く

人影もない
真夜中の
常夜灯に雨は
照らされて
絹糸のように
白く光っている

時折過ぎる車の
雨の飛沫が
耳を掠めて
 ....
根雪というも、いずれは川になる
姿は消ゆれども
解き放たれる
いずれは川になる
根雪  去ったあとから芽吹く、新芽に
何かを告げることさえ請いもしない

落ち葉はいずれ母になる
 ....
僕の名前はリナ・ローウェン、
かの大詩人が即興で名づけた
 ニックネーム。 )))
彼は人並みに僕を抱いて
  「もう愛してなどいない
            と、言った

そしてパリで ....
僕がなかなか寝ないので
ママが「おやすみなさい」の森へ
行きなさいと言った
僕はしかたがないので
安心毛布を引きずって
「おやすみなさい」の森へ向かう

森は暗くて静かだった
誰もいな ....
黒カラス。
ゴミを漁りて世を乱す。
僕の出すゴミ見向きせず。
嬉しいような。
悲しいような。

階段で。
予想以上に足が出ず。
脛を打ち据え悶絶す。
疲れているなと慰める。
老いた ....
今日、あなたにはじめて電話をしたね。
1コール、2コール…繰り返される無機質なその音は
あなたへと続く長い階段のように、思えてた。
どきどき、どきどきして。
出てくれなかったらどうしようか ....
愛しているという言葉自体には
愛しているという意味は無くて
貴方が喜んでくれた時
初めて言葉は輝きを放つ

ありがとうという言葉自体には
ありがとうという意味は無くて
貴方が笑い返してく ....
あたしはただの女だけど

二つの腕があるので
あの人を守ろう思う


あたしはただの女だけど

撃ち込める弾丸はないので
あの人に言葉を込めようと思う


あたしはただの女だけ ....
欲しかったものを手に入れたとたんに
他のものが欲しくなる
判ってはいても止められない
「欲しい」には夢と希望が満ち溢れ
手に入れた後には虚しさが残るだけ
(捕らえた獲物には…なんて言い訳がま ....
一年間ご苦労さん
会社は黒字経営、そうだね

黒縁めがねの経理がうなづく
「黒子ながら経費節減に努力させていただきました。
昨今日本経済をマクロ経済学的に俯瞰すると・・・」

その御説は ....
何を探していたのだろう
散り積もった日々の
瓦礫の中より
それはひとときの温もり
顧みることさえ叶わずに
北風にさらわれてしまった
あなたとの思い出
ことばなんてくだらない一葉に
思い ....
部屋のキャンドルライトが
グラスをほのかに照らす
あとは二人が一緒にいれば
今夜は言葉はいらない

外の星空の光が
時間をかすかに止める
今は二人が一緒にいれば
今夜は言葉はいらない
 ....
  メリークリスマス!

  私にメリークリスマス!

  貴方にメリークリスマス!

  みんなにメリークリスマス!

  キリスト教徒でなくても、北欧の人でなくても、

  ....
ちいさい頃

秋になっても淋しさなんて感じなかったのにね


歳をとる度

切ない気持ちが濃くなってきているようです


ちいさい頃

大人は強いと思ってたのにね
 ....
いつくしむ
いつくしむということを
忘れ去ってしまったならば
それは つながりのもつ距離が
不鮮明にとまどっているの
けれど立ち止るな
そこは業火の唸る 底無しの淵だ

それでも振りか ....
トス

して
突き指した
痛くて
体育館を
転げた
床の
冷たい
冬だった
君は
駆けよるのを
こらえていた
「さわさわ(ノ・・)ノ」

「はい!( ̄△ ̄)ノいまのセクハラだと思いまーす」

「(・∀・)でも実は嬉しいんじゃないんですかー?」

「そうでーす(ー_ー)」

「勝訴!!\( ̄ ....
時は人に
偶然から必然を見つけ出し
破壊と建設を繰り返しながら
内容を形式へと変換させ
現実は理想を創り出す

同時にまた
現象と本質を見分けさせ
演繹と帰納を繰り返しながら
具体を ....
三つの詩に共通するものetc.(3)― バイオセンサー たける・kaz・山崎 風雅の詩

今日取り上げた詩3つはどれも共通した問題を提起している。よく言われる現代人の疎外であるように思う。
 ....
 ピセラン ポエリア 鳥の歌


あたしが夢の扉を叩けば
ピセランポエリアが 眠りのはじっこを
嘴でついばんで そのままぐんぐん飛んでいく



 ピセラン ポエリア 鳥の歌

 ....
星が降る冴え冴えとした北の空
誰も凍えたこの手を
温めてくれはしない
冷たい大地は鏡の{ルビ面=おもて}
私を映す姿も哀れ
せめて星よ鳴いておくれ
Tinkle Tinkle 連れ出してお ....
一緒に歌おう

私は
小さな声で

あなたは
大きな声で



一緒がいいけど


あなたの声がききたいから
 背中に冬を担いで
 もう、破裂しそうな神経を抱えて
 ここまで来た道のりを振りかえる時
 時を告げる鳥が飛来する
 まっすぐに放つ生命の熱
 白く空間に溶けていく
 傷つくことを怖れて
 ....
献血に行ったら
貴方の血は夕焼けなので
輸血用には使えません

断られたことがある

16歳の頃の話だ


『血液奇談』


今は何の因果か
私は血液職員として献血車に乗り ....
あなたにこころをまかせられる
それって好きとか嫌いとかじゃなく
ずっと以前から知っていたような
どこかで一緒だったことのあるような
懐かしくて不思議な気持ち
見つめられて
見つめかえして
 ....
  やさしさと、            
  いつも呼んでいた
  傷つきやすいその心を
  やさしさだと、
  呼んでいたあなたの
  傷つきやすい心


  秋の終わりの
  ....
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